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いざ、俺たちの旅へ

城へ向かう途中俺たちは一言も話さなかった。

城に着いてからまたリィムは警備の人に話しかけ今度は中に入れてくれた。

きっとソードたちが明日俺たちが来るからって伝えてあったのだろう。

中に入るとそれはそれは広くてびっくりした。

庭には噴水や花壇がありよくアニメで見るような風景が目の前にあった。

建物の中に通されひとつの部屋で俺たちは待たされた。


「ここも凄い部屋だね。こんなとこで待ってるとなんかソワソワして落ち着かないよ。」


俺は辺りを見ながらリィムに話しかけた。


「あたしも初めて来たとき緊張したわ。」


そんな他愛もない話をしてるとコンコンとドアが叩かれ開いた。


「遅くなってすまない。今父さんと話していた。」


俺は唾をごくりと飲み返事を待った。


「昨日話したことだけど父さんに反対された。でも母さんは賛成してくれて今父さんと母さんで話している。」


やはり反対されたかと思ったがなんとお母さんには賛成されたのかと少し安堵した。


「そう、無理なら大丈夫なのよ。」


リィムは残念がりながら笑顔で答えた。

そこへヒィユが来た。


「遅くなってごめんなさい。お父様許してくれたよ。」


ヒィユの言葉にリィムは驚きながらも本当に?と喜んだ。

どうして許してくれたかは謎だがこれでソードとヒィユと一緒に旅が出来る。

さっそく出掛ける準備しなきゃと張り切ってヒィユは部屋から出ていった。


「本当に旅に出れるんだ。嘘みたい。リィム、エリクありがとう。じゃ俺も支度してくるわ。」


そう言ってソードも部屋から出ていった。


「リィム良かったなー。」


俺は素直に喜んだ。

そしてリィムも。


「エリク、あなたに出会ってから良いことだらけよ。とても嬉しい。」


リィムは両手を口に当てて喜んでた。

しばらくすると二人は戻ってきて城を後にした。

これからどこに行くのかリィムに聞くとまた食材を買いにと言うことでとりあえずオートエスカで買い物してから出掛けることに。


「よし、買い物はこれくらいで大丈夫ね。じゃ行きましょう。」


リィムの後に着いていってオートエスカを後にした。


「んで、これからどこに向かう?」


ソードはリィムに聞いてきた。


「とりあえずここから一番近い街レクイエムを目指しましょ。」


レクイエムか。なんかかっこいい名前の街だな。俺はワクワクした。

でもソードとヒィユの顔は真っ青だった。


「リィムちゃん待って。レクイエムって。あそこは昔から行っては行けない。危ないところだって小さい頃から教わってきたでしょ?」


ヒィユはオドオドしながらリィムに言った。


「そうだよ。あそこに近付いたら人間は食べられてしまう。実際行った人は帰ってこないって言われてるじゃないか。」


ソードもヒィユの意見に賛成なようで頑なに行くのを断った。

行った人は帰って来ないか..そんなとこ本当にあるのだろうか?そんなに危ない都市なのか?

疑問に思ってるとリィムが言った。


「それを確かめるために行くんじゃない。旅ってそういうものでしょ?いいの?時期国王が自分で調べないで本当かもわからない噂を信じて。」


ソードは悩んだ。そしてやけくそに


「よし行ってやろうじゃん。旅に出るってことは危ないのが付き物だしな。」


その様子を見てやれやれとヒィユも行くことを賛成した。

みんなの意見がまとまったところでまた歩き出すとモンスターが現れた。

どうしよう、ここで妄想を使っていいのかとリィムを見るとただ立ってるだけで何もしない。

ソードは剣を抜き素早い動きでモンスターを切った。


「へ、弱い雑魚め。もっと楽しませてくれよ。」


本当に楽しそうにモンスターを切っていた。

ヒィユもやれやれーとニコニコしながらその様子を見ていた。

ソードがモンスターを倒してもぉー終わりかと言った瞬間またたくさんのモンスターが現れ俺たちは囲まれてしまった。

どうしようどうしようと思った瞬間にリィムは小声で


「ファンタピーチ」


と言った。モンスターたちは泡を吹きその場に倒れた。


「何々?どうしたの?とりあえずラッキーだね。今のうちに逃げよう。」


ヒィユは跳び跳ねて言った。

俺たちは急いで逃げた。

逃げてる間リィムと目が合い笑顔で舌を出しテヘペロのポーズをした。


「なんだったんだろう。」


ソードの言葉に俺は


「助かったんだからいいよ。よかったよかった。」


と言った。

ソードとヒィユはそれもそうだねと言いなんとかごまかせた。

しばらく歩いてもレクイエムには着かない。

あとどれくらいで着くのか聞いてみるとオートエスカから隣は隣だけどここからあと100キロほどの所にあると言った。


「そんなに離れてるのか..。」


もぉ疲れてヘトヘト。今すぐ街が見えてきたらいいのに。そんなことを思って歩いてたら


「ねぇリィムちゃん。なんか街が見えてきたよ?」


ヒィユの言葉に俺は顔をあげた。

リィムはこちらを向いて何か言いたそうだった。

やべーもしかして俺の強い思いが妄想として...。


「なんだ。以外に近かったな。リィムの間違えじゃないのか。」


ソードは笑いながら言った。

とにかく俺たちは目の前の街、レクイエムを目指して真っ直ぐ歩き始めた。

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