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勇者。23 里帰り。  

 彼女の体と魂が安定するまでと神殿長さんに勧められて

神殿で療養させていただくことになりました。


こまごまとした話をしつつ彼女と同じ時間を過ごせています。


呪術師さんのお連れの魔術師さんがやってきて彼女と色々話し込んでいました。

なんだか随分親しそうです。

いつの間に知り合いになったんでしょう? 。


ココでの彼女の知り合いはオレだけのようなものなので

友人ができるのはいいことです。

素直に女魔術師さんに感謝しておきましょう。


『砦のお返し』の準備も再び始めました。

拠点と砦攻略につかったオモチャと組み立て式の投石器は

主戦場で使ってもらうことにしました。

こちらでは使わなくても済みそうなので。


森の魔獣狩りでレベルアップした兵士さんたちと魔術師さんに何人か行ってもらって

使用説明とかしてもらおうと思います。


魔術師さんたちにウィンドカッターを教えてほしいと頼まれたので先生役をしました。

使い方の応用のようなものなのでさすがにすぐにできましたが威力がイマイチだと

ご不満な様子です。


3人で色々議論してましたがなんだか悪だくみのように見えたのは

気のせいでしょうか? 。


主戦場に行く兵士さん達をアルフォンスさんが特訓してました。

魔獣と戦うのと人(魔族)と戦うのはやっぱり違うのでレベルアップしてても

安心はできないそうです。


後から行っていきなり最前線ってこともないでしょうが戦場は事態が常に

流動的な場所です。

アルフォンスさんの特訓も大事な準備でしょう。


大分準備も進んだころ呪術師さんに呼び出されました。

彼女のことだと思って出向きましたが場所は吹き飛んだ

あの召喚陣のある建物の跡地です。


<ちょっと里帰りしてきてほしい。>


は? 里帰り? 。


そう思ったとたん自分があの魔法陣の上にいることに気が付きましたが・・・


手遅れでした。

 せっかく会えたのにバイト君なにやってんのよぉ! 。

納得させてから戻してあげるんじゃあなかったのぉ? 。

 

それにしても勇者くんは彼女といっしょならどっちの世界でもいいのかな? 。

なんだか随分リラックスしちゃってたのにまさに油断大敵! 。


また彼女を置いていくことになっちゃったよー。

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