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バイト君の相棒(占い師)。2 防御結界。
彼の行方不明の原因がわかって茫然としている彼女さんを慰めようと
そっと触れました。
そして分かりました。
彼女は<魔法を使える人>です。
本人は気づいてないけど。
気づいていればとっくに彼の行く先を特定できていたと思います。
特定できなくても原因は分かったはずですね。
説得しINの穴の場所に向かいました。
彼女はそこに住んでるらしいです。
着いて驚きました。
完璧な防御結界が張られていたんです。
コレか!
無意識の産物なのにここまで完璧だとは……見つからないわけです。
でも、ちょっとコレは言えないわねえ。
彼女のせいで彼の発見が阻害されてたことになるもの。
ここがINだ。
OUTもこれで分かるよ。
彼も見つけてあげる。
ディーがそう彼女さんに言ってます。
バイトの代理とはいえ今の彼は神様なので発言は強制力があります。
この場合手伝ってる私に強くでてしまいます。
あ~、OUTのほうにも付き合わされるのが決定ですね。
一泊旅行のレベルじゃあないわ、きっと。
朝のテレビの占いが良かった時だけ信じることにしてます。
まあ、5分で忘れちゃうんだけど。




