表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
68/1030

第62話 “未来の審判”の幕開けと、試される守人の絆

総集編もあるので、テンポよく読みたいかたはそちらがおすすめです。

世界の心臓が激しく脈動し、

 光が弾けた。


その中心から現れたのは――

 黒でも白でもない、

 “未来の影”と呼ぶべき存在。


リオが剣を構えながら叫ぶ。


「こいつが……未来の影……!

 でも、さっきの無の影とも違う……!」


エイルは震える声で言った。


「はい……

 これは“これから生まれるはずだった未来”……

 まだ形を持たない、

 可能性の影……」


影は目を細める。


「つまり……

 恒一が未来を選んだことで、

 “選ばれなかった未来”だけじゃなく、

 “まだ生まれていない未来”まで動き出したってことか。」


ナギは静かに頷いた。


「うん。

 未来の影は、

 “未来そのものの不安”が形になった存在。

 だから恒一の覚悟を試しに来たんだよ。」


残響は短く言った。


「つなぎ手。

 これは避けられぬ審判だ。」


◆未来の影の問い

未来の影は、

 形のない声で語りかけてきた。


――つなぎ手よ。

 ――おまえは未来を選んだ。

 ――だが、その未来はまだ“未完成”。


恒一は拳を握る。


「……わかってる。

 未来は選んだだけじゃ終わらない。

 歩いて、形にして、

 初めて“未来”になる。」


未来の影は揺れた。


――ならば示せ。

 ――おまえが選んだ未来の“形”を。


リオが叫ぶ。


「恒一さん!

 俺たちも一緒に戦います!」


エイルは涙を浮かべる。


「あなたの未来は……

 私たちの未来でもあります……!」


影は肩をすくめる。


「未来の影だろうがなんだろうが、

 ぶっ飛ばすだけだ。」


ナギは静かに微笑む。


「恒一。

 あなたが選んだ未来を、

 私たちが支えるよ。」


残響は短く告げる。


「進め。

 守人たちよ。」


◆未来の影の“審判”

未来の影が腕を広げた瞬間――

 世界が裂けた。


空が白く反転し、

 大地が黒く沈み、

 光と影が逆転する。


リオが叫ぶ。


「な、なんだこれ……!?

 世界が……ひっくり返ってる……!」


エイルは青ざめる。


「これは……

 “未来の可能性の暴走”……

 未来が形を持たないまま動き出すと、

 世界はこうやって崩れるんです……!」


影は拳を握る。


「つまり……

 未来の影は“未来の不安定さ”そのものってことか。」


ナギは静かに言った。


「うん。

 未来はまだ決まっていない。

 だからこそ、

 “形を示す者”が必要なんだよ。」


残響は恒一を見る。


「つなぎ手。

 お前が未来を示せ。」


◆恒一の未来の形

恒一は深く息を吸い、

 未来の影を見据えた。


「……俺の未来は――

 “つながり”でできている。」


未来の影が揺れる。


「影も、

 リオも、

 エイルも、

 ナギも、

 残響も……

 みんながいる未来だ。」


光が恒一の胸から溢れ、

 世界の反転が止まり始める。


リオが叫ぶ。


「すげぇ……!

 世界が戻っていく……!」


エイルは涙をこぼす。


「恒一さん……

 あなたの未来が……

 世界を安定させてる……!」


影は笑う。


「やっぱりお前は“つなぎ手”だな。」


ナギは静かに言った。


「未来は……

 あなたが歩くから形になる。」


残響は短く告げる。


「審判はまだ終わらぬ。

 未来の影は、お前を見ている。」


未来の影は揺れながら、

 次の問いを投げかけようとしていた。

面白かったらブックマークと高評価お願いします。また、noteにて紹介動画等を投稿中ですので、ぜひご覧ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ