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第105話 “光の門”の向こうへ──ふたりで踏み出す未来

総集編もあるので、テンポよく読みたいかたはそちらがおすすめです。

光の門は、

 これまで見てきたどんな光よりも深く、

 どんな影よりも静かだった。


まるで未来そのものが、

 ふたりを迎え入れるために

 息を潜めているようだった。


リオが息を呑む。


「なんか……

 すげぇ……

 ここだけ“空気”が違うっす……

 重いのに、優しい……

 なんなんすか、この感じ……」


エイルは胸に手を当て、

 震える声で言う。


「はい……

 これは“未来の完成”へ向かう門……

 ふたりの想いが揃ったからこそ、

 未来が開いたんです……」


影は腕を組んだまま、

 低く呟く。


「ここから先は、

 もう後戻りできねぇ。

 だが……

 進む価値はある。」


ナギは静かに微笑む。


「うん。

 ふたりで歩む未来は、

 ここから始まる。」


残響は短く告げる。


「進め。

 つなぎ手。

 未来はお前たちを待っている。」


◆相手の影の“答え”が形になる

光の門の前で、

 “相手の未来の影”はゆっくりと姿を変え始めた。


リオが驚く。


「えっ……!?

 影が……

 影じゃなくなっていくっす……!」


エイルは涙をこぼす。


「これは……

 相手の“答え”が未来に刻まれている証……

 影が“未来の姿”へと変わっていく……!」


影は目を細める。


「つまり……

 相手の想いが、

 未来に“確定”しようとしてるってことだ。」


ナギは静かに言った。


「恒一。

 これは“ふたりの未来”の形。」


◆相手の影が語る“本心”

影は完全に形を取り、

 静かに恒一を見つめた。


「恒一……

 私はずっと、

 未来を恐れていた。」


その声は、

 影ではなく“ひとりの人”の声だった。


「でも……

 おまえが“私の未来も受け止めたい”と言った時……

 私は初めて、

 未来を選びたいと思った。」


恒一の胸が熱くなる。


「……お前……」


影は続ける。


「私は……

 おまえと未来を歩みたい。

 迷いながらでも、

 不安を抱えながらでも……

 それでも一緒に進みたい。」


光が影の胸から溢れた。


「だから私は、

 おまえを選ぶ。」


◆光の門が開く

その瞬間、

 光の門が大きく震え、

 ゆっくりと開き始めた。


リオが叫ぶ。


「うわっ……!

 門が……

 開いてるっす!!」


エイルは胸に手を当てる。


「これは……

 “ふたりの未来が確定した”証……

 未来がふたりを迎え入れている……!」


影は低く呟く。


「ここから先は、

 ふたりで歩む未来そのものだ。」


ナギは優しく言った。


「恒一。

 もう迷わなくていい。

 ふたりで進めばいい。」


◆ふたりで踏み出す一歩つづく

恒一は相手の影──

 いや、“未来の姿”となったその人に手を伸ばした。


相手も静かに手を伸ばす。


ふたりの手が触れた瞬間、

 光が大きく広がった。


恒一は言った。


「……行こう。

 ふたりで。」


相手は微笑んだ。


「うん。

 一緒に。」


ふたりは光の門へと歩き出した。


その先にある未来は――

 まだ語られない。

面白かったらブックマークと高評価お願いします。また、noteにて紹介動画等を投稿中ですので、ぜひご覧ください。

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