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次元守護者の職務執行記   作者: 麻の葉りり
ダンジョンへGO!

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17/18

ダンジョンの真実


「待って、何?

デカい扉の向こう、

すっごい嫌な気配があるんだけど?


これ、生身じゃダメな感じ。


機体持って来ないと」


アルが言う。

珍しく青ざめている。


「え、何この気配。

嫌な感じどころか凄い圧がある」


とオトハ。


「この気配。今まで感じたことの無い・・・。

何だ?」


イジュン。


「一旦脱出して、応援呼ぶ?」

 イーサンが提案する。


「そうしましょう」


そうして速やかに脱出した。


「お疲れ様、と言いたい所だけれど・・・。


まだステージクリアではないわね?


偵察機を出すから、皆出撃準備」


とターニャ。


「艦の皆んなは準備完了しているんですね。


予想していたのですか?」


アルが聞く。


「嫌な予感はしていたから」


とターニャ。


「艦長、『コンクィ』準備完了。

いつでも出せます」

とマキ。


コンクィとは、

偵察や情報収集を主な目的とした

無人の戦闘機である。

自衛のための武装も搭載しており、


外部から人の手で操作する事も可能。

情報戦や広域警戒管制用にも使用される。


次世代GT(ギガン・トルーパー)の開発者と、

助手の技術大尉が作り上げた。


「コンクィ、出撃させて」


「了解」


コンクィが発進し、

エクストラステージに入っていく。


「あ、今回はフィールドを強化しました!

少しは耐えられますよ!」


と発言したのは、開発者のアイコ・ナナミ。

黒髪のベリーショートに薄茶の瞳の女性。


「フィールドは展開させた?」


「はい。

コンクィからの映像はいります」


モニターに映す。そこには

黒いモヤがかかった巨大な人型のモノが。


「これは・・・災厄?

こんな所に発生したなどという報告は受けておりませんが」


副長のショーンが言う。


「データ照合・・・


99%一致。

350年前の『大災厄』です!」


ランスが叫び、緊張が走る。


「全機緊急発進。


対『災厄』用フィールド最大展開。


全武装の用意を急がせて」


「了解。クリハラ、ホワイエ機も発進させます。


グラジオスは入れませんね・・・。


ここで待機するしかありません。


使用可能武器は、例の特殊ミサイルですか。

ここで使用する事になるとは」


「全機発進後、特殊ミサイルセット。


座標『Δ15(デルタヒトゴゥ) E-(イーマイナス)』即時発射」


「了解。

特殊ミサイルセット。

座標とタイミングを入力」


「全機発進しました。


フィールド最大展開」


『災厄』のいる部屋に特殊なフィールドが展開される。


逃がさない為と弱体化の為のフィールドだ。


「全機展開後、攻撃開始。


フィールドがあるからと油断はするな」


「攻撃開始!」


ショーンが叫ぶ。


エッジ、スピア両小隊とアルが攻撃を開始する。


「攻撃命中。

損傷軽微です」


ドカンと音がして轟音が走る。


「特殊ミサイル命中。

左腕に穴を開けました」


「グラジオスが入れないのは痛いですな」


「特殊ミサイルを発射し続けて。

少しでも援護を」


険しい顔でターニャが言う。


「了解。ミサイルセット」


グラジオスはミサイルを発射し続ける。


一方オトハ達は


「これ効いているのかしら?


全くそんな感じしないのだけれど」


ライフルを撃ち、

時折飛来する黒いナニカを避けるオトハ。


「近くに行くなよ。

墜とされるからな!」


ひたすら一点を狙撃するイジュン。


「面倒ですね!」


愚痴りながらミサイルを発射するリュカ。


「グラジオスがミサイル援護をしてくれているわ。


それに、スピア小隊やヴァータイト大尉もいる。


対策も可能な限り行っているし、

これ以上文句は言わない!」


とレンが言う。


「っと!それにしても、

なんでこんな所に『災厄』が?」


攻撃を避けつつイーサンが言う。


「何でだろうなぁ!っし、でかい腕片方とれたぞ!」


とマサトシ。


「大きいのね。

弾薬の消費スピードが速い」


とミラ。


「集中攻撃で少しずつ消耗させている!

残るは両足と頭!」


ルーファスが叫ぶ。


「あーもう!ちまちまと面倒!


焦ったらやられるのは聞いているけど!」


とは風の刃を放っているアル。


「よし、足も消えた!


っつまずい全員回避!!!」


ルーファスが言い、全員が離れて数秒後


口から吐き出した何かが通過する。


「あれに当たったら消滅してたんだっけ?

危ない!」


そう言いながら攻撃を再開するアル。


「イジュン、タイミング合わせて。

リュカ、マサトシがミサイルを撃ったら

最大出力で同時に撃つわよ」


ミラがいう。


「了解」

イジュンが答えて息を吐く。


「持ってけドロボー!!!」

「全部受け取れ!」

ありったけのミサイルを叩き込むマサトシとリュカ。


「リミッター解除、レベル3。

出力最大・・・。 今!」


ミラの合図で全弾一斉射するミラとイジュン。


『災厄』の頭が吹き飛ぶ。


残った胴体にルーファス、レン、イーサンが全弾撃ち込み。


オトハが正確な射撃で災厄の「核」を露出させる。


「止めいきますよー!


奥義 ’嵐の剣ーシュヴェールト’」


アルが剣を掲げると、

先端に風が集まりやがて嵐の剣となる。


それを思いっきり振り下ろす。


「でいりゃぁぁぁぁ!」


振り下ろされた嵐は何もかもを巻き込み破壊の限りを尽くす。


咆哮をあげながら消えていく『災厄』。


すかさず弓を展開して光の矢をつくり放つアル。


「光ノ矢ーリヒトプファイル」


矢が空間を浄化する。


「浄化確認完了。

これで・・・?」


突然白い光に包まれるオトハ達。

グラジオスのクルーも光に包まれる。


『見事だ。戦士達よ。

神の子が選びしふさわしき実力をもつようだ』


どこからか声が聞こえる。


「貴方は・・・?」


アルが聞くと


「我はこの星そのもの。

この星の意思。

ダンジョンを作りしもの」


「近づいている『災厄』に対抗できるか見定める為に、

ダンジョンを作り、『災厄』を再現した」


「ダンジョンのボスの扉、アレは死亡判定を1度も受けずにたどり着かないと

開かない。文字も浮かばない。


見事であった」


「気をつけよ。『災厄』に。


神にも警告を伝えてほしい」


「このダンジョンは、役目を終え、

作り替えられる。


皆が楽しめるものになる」


「小鬼どもは残る。


また来ると言い、次元の守護者達よ」


気がつくと光は消え、入り口の前にいた。


「今のは・・・?」


「現実?痛い」


「艦長、これは・・・」


「とりあえず司令に報告を」


すぐにノルフェウスに繋ぐ。


「星の意思がダンジョンを作り、

試したと?

近いうちに災厄は来ると・・・。

あの方々にも伝えるようにと。


分かった。

次の任務まで皆ゆっくり休んでくれ」


そう言うと通信を切る。


そしてため息をつくノルフェウスであった。





次回人物紹介と用語集。

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