29:ある意味「草」
出来たー出来たー文字数がー1500を超えない――。
生暖かい目で見てください。
読んでくれてアリ(´・ω・)(´_ _)ガト♪
とある商店街の服屋の店内。
大きな魔力と大きな魔力がぶつかりそうになっていました。
中の人たちは、その重すぎる圧力で、ほとんどが気絶、昏睡状態です。
…そんな中、シノは目覚めます。
目覚めた瞬間、周りにいた魔力たちが、シノに現状の報告を次々としました。
もうすぐウンディーネが魔法を放つ。
クーシェイルはその魔法を吸収する準備ができている。
このままだと、ウンディーネ――ウォールが、負けてしまう。
上から様子を知っていたシノは急いでポケットから杖を取り出そうとしました。
けれども、小さな青い精霊は腕をもう振り下ろし始めていて。
時間がゆっくりと流れています。
(ポケットから早く杖を…!)
出来る限りの力を振り絞り、間に合うか、間に合わないかの瀬戸際で、シノは両手に杖を握りしめ、二人の間に今出せる最強で最大の魔法を――言い放ちました。
「くさ―――ッ!!でろぉおおお!!!」
大量の草をイメージして、言い放ちました。
杖が、待っていました!と言わんばかりに緑色にまばゆく光り輝いて、激しい振動と爆音、爆風を放ちます。そして杖の先からは大量の草が放出され、争っている二人の間に向かって飛んでいきました。視界が深緑に染まります。
その勢いで、シノは数メートル後ろに吹っ飛んで――ボフ、と尻もちを着きました。
柔らかい草の感触がして、全然痛くありませんでした。
***
何が起こった?
誰かの叫ぶ声が聞こえた、と思ったらいきなり吹っ飛ばされたんだが?
わけわかんねー。
あいつ探して屋根を転々と移動してたら、大きい魔力の塊見つけて、近づいてみたらこのざまだよ…。
てか結構飛ばされたな…。今雲らへんにいるんだけど? 威力おかしいだろ。
絶賛自由落下中。着地…は、何とかなるから大丈夫なんだけど。
落ちるまで、あと二十秒ぐらいか。こうして見ると、街って大きいな…。
お、そんなことを考えているうちに、もう地面がすぐそこだ。
さてと。
「フリーズ・サブジェクト・エアー」
キン、と右目が赤く光って、ガクッ、と体が急停止した。
自分の周りの空気が凍ったのだ。結構衝撃が強いのがたまにきずである。
「メルト・アウェイ」
ドス、と今度は地面に大の字で落ちた。
だいぶ衝撃が軽くなったと思う。それでも体がズキズキ痛むが。
立ち上がって、体に付いた砂を払う。
とりあえず、隠れないと。
「ワールド・エンド・フリーズ」
世界を凍らす魔法をかけた。
が、世界は蒼くなってない。失敗したか?
今度はより一層集中して…。
「…ワールド・エンド・フリーズ」
世界は変わらず、動いていた。
これは…やばくね…?
***
空気が、凍った。
比喩的な表現ではなく、実際に。
マリョクさん達が一斉に騒ぎ出す。
正体不明なものに操られた、一瞬だけ自我を失った、など。
ん?この状況って前もあったような…?いや、マリョクさん達はしゃべってなかったんだけど…。
そうだ!あの時だ!あの、大きな三つ編みの女の子が、すごいことになってた時だ!
もしかして、あの子がいるのかもしれない!
思い切り立ち上がった。ついでに草も舞い上がった。頭についた草を払って、出口を目指して走り出した。
店内の服とかに草が思い切りかかっているのを見て、うわベンショー…と出発前にファズに言われた言葉を思い出す。
外に出ると(出た瞬間眩しくて目が眩んだ)、男の子が見えた。赤茶色の髪から動物のような耳が生えている男の子だった。狼みたいだった。
やっと!やっっと!核心に持ってこれましたよ!!!!!
第二章もとうとう大詰めです!後三話くらいかな?
シノは魔力と話すというスキルを手に入れ、草大量放出という特技も手に入れました!!やっったね!
出発前に言われたファズの言葉↓
「よっしゃあ!たくさん遊ぶぞ!!」
「店の物壊したら、弁償という滅茶苦茶やばいやつが来るから気をつけろよ?」
「ひぃぃぃぃ…!!」




