20:アリシアは理解が早い…のか?
よし頑張った今日中に投稿出来た!
祝二十話!
読んでくれてアリ(´・ω・)(´_ _)ガト♪
「はい!質問!」
「どうぞリアシア!」
「なんか勝手に話進んでるけど、何かやばいことでも?」
アリシアだけ氷が解けるの最後になってしまいましたからね、そんなに記憶がないのです。なので質問です。
さあ、この状況を一番知っているのはシノ!どう答える!?
「そう!カチーンってなって、パリーンってなって、バッシャーンってなって、ぐおおおおおってなってた!」
擬音語祭りでした。
「面白いくらいよく分かんなかった!ありがとう!」
「どういたしまして!」
アリシアは一生懸命答えてくれたシノに全力でお礼を言いました。
なんか、テンションがおかしくなっているような…。
で、結局わかんなかったアリシアは、小声でファズに聞きます。
返ってきた返事は、
「んー、まあ、そういうことだ。なんとなく察してくれ」
こんなでした。アリシアは見捨てられました。the end。
しかし、さすがは貴族に仕えていて頭がいいだけあります。すぐ、なんとなく固まったのかな?と、理解しました。
やばいのはわかりましたが、今はいたって平和。とりあえず敵がいない内に、服やらなんやら仕立てたり綺麗にしようという話になりました。
シノは服を捨てたくないと、かたくなに譲らなかったので、その服を布に戻して服を作ろうという事になりました。
少々ぼさっとした髪の毛はとりあえずアリシアの家にあるくしを使ってときましたが、なぜか左右にピョンと出ているくせ毛だけ直りませんでした。
あと、動物の耳のようなものを見つけましたがスルーしました。ちなみに顔の横に耳はあります。不思議。
髪は何回かといて、諦めました。多少のゴワゴワはお風呂に入って落とすとしましょう。
さて、出発です。
ファズはアリシアがタンスの奥から引っ張り出してきたポーチに入ります。ポーチはシノが肩から掛けました。そしてファズは全力で人形のふりです。子どもに捕まったら悲惨なことになるのはおわかりでしょう?
「しゅーしゅー出発!」
シノの威勢のいい声と共にアリシアが玄関のドアを開けました。
そして――人の多さに圧倒されるシノだったのでした。
***
「はわぁああ!」
ここで問題。シノが一番食べたかったものはなんでしょう?
チッ、チッ、チッ、チーン。
正解は…キャンディでした。
そして、今シノは…キャンディのショーケースに張り付いています。
その目に映るのは、ぐるぐるのうずまきキャンディ。色は赤と白でした。
「ふぁず!これ食べたい!」
そう言い、ポーチを見ますがファズは固まっています。うーん、買ってくれそうにありません。
「何かお探しですか?」
キャンディの店の店員がそう尋ねました。
「この赤と白の目が回るやつください」
「目が回る…?ああ、これですか?」
そう言って、赤と白のキャンディを取り出しました。
「300ルークです」
ルークとはお金の単位です。円と同じなので300円ですね。良心的!
シノはポケットから500ルークを取り出して渡しました。アリシアからもらった小遣いです。500ルークは好きに使っていいそうです。
「200ルークのお返しです…はい、キャンディをどうぞ」
「はわぁあああ!!」
「200ルーク忘れないでね」
こうして、シノは念願のキャンディを手に入れたのでした。めっちゃ嬉しそうでした。
初買い物を終えたシノは、後ろでそっと見守っていたアリシアに駆け寄っていきます。
「見て!見て見て!」
「近い…。赤と白しか見えないよ…?」
ぐいっとキャンディが近づきました。
「キャンディ!甘い!舐めると甘い!そして美味しい!」
「よかったな」
「あ、ふぁずがしゃべった」
さて、次は仕立て屋です。シノがキャンディを食べ終わってから行くとしましょう。
「美味しー!」
シノは高速でぺろぺろしてます。速ぺろ。
三分ほどたった時…。
バキッ
「「「あ」」」
キャンディが真ん中からパッキリと折れたことを告げる音でした。
テスト終わったからバリバリ書こう。
小説楽しい。
次はやっと服買いに行きます!
ではまた!




