女装コックさん
朝鮮にて
いやぁー、日本とは違うねぇー。掘っ立て小屋の日本と比べると、まだ家が建ってるだけなんだけど、贅沢してる気分になるよ。
「ご主人様、お夕食の準備ができました。」
なんかメイドみたいなのを蘭丸がやりだしたことを除けば完璧だ。
「ハマってんの?女装。」
「はうぅ」
反応が少女のそれなんだよね。けど、可愛いから許す!
◇ ◇ ◇
「そーいえばさぁ、ここって高句麗なんだよね?」
「そのとおりでございます。」
聖明王は俺の犬だ。
「じゃあさ、朝鮮っぽい食べ物出してよ。うちとあんま変わらないじゃん。」
「と、いわれましても、、、」
「え?トッポギとかビビンバとかないの?」
「あんたバカなの?この時代にある分けがないでしょ!」
「ございますよ。」
「ほら!あるやんけ。」
「ええ?そんなぁ」
普通に考えてある分けがないよね、普通に考えて。
「姉御、すまんな。辛い物好きのお姉さんに、おれからのサプライズだよ。」
「え?嬉しい!ありがとね!!
辛い物苦手なんだけど、、、、」
「喜んでくれるかなぁって思ってスパイスとかいっぱい執事神に作らせたから。」
「あの、暇人がぁ!!!!」
レシピは、、、卵とか、キムチ(これ作るの時間かかる)、あとは、挽き肉(これのためにわざわざ猪の改良してた。)だね。
「めっちゃ本気でやってんじゃん!あんたも暇だね!経営大丈夫なのかしら!?」
「もちろん、ぜんぶ世界神様にやらせた。」
さぁて、初めてのこっちでの韓国料理、どんな味かな。
石の器で、出されてくる。俺はレシピ教えただけなのにな。天才っていつの時代もいるんだね。
「なにこれ!美味い!辛いけど、美味い!」
「こ、これは、さすがですね。」
みんなには好評だ。さてさて、、、
「え?これビビンバ?だよね。今までで一番の味かも。」
「よーし決めた!君たち料理人は俺のところに来て、日本で料理を振る舞ってくれ。」
正直、出来映えしだいでは処刑しようとな思っていたのだが、それは言わないお約束。
こうなったら他のやつもいっぱい作りたいなー。タピオカなんて意外と簡単なんだよ。
「小麦粉って出回ってる?」
「はい、北の方から流れてきます。」
「北海道制圧するか。信長もいるみたいだし。」
「私、いまのままでは上様にお会いなんてできないわ。」
「自覚があるなら直せ!今すぐ。」
「ぶはぁっっハァハァ」
「なぁ、義経、これ放置かましていいよな?」
「それが最善かと。殿の身が危ないですよ、こんなのが近くにいたら。」
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