表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/14

#12 由紀夫3

経営者の由紀夫です。



先程の続きを話しますね。



その日僕は作家の女性にストーカーをしてしまいました。



すごい反省をしています。



だからもう彼女には近づかないと誓いました。



前にも話しましたが彼女にはすぐ興味が無くなり元恋人の紗理奈さんに興味が移りました。



紗理奈さんはストーカーの件で僕に嫌悪感を抱いていて告白してももう一度付き合うことは無理そうです。



驚いたのですが一緒に閉じ込められた主婦の綾香さんが紗理奈さんのお母さんだったんです。



紗理奈さんのお母さんであることと整形手術をしたことを同時に告白してきました。



何度も会ったことがあり整形前の顔は知っているのですが顔が変わったので言われるまでわからなかったです。



紗理奈さんにも整形のことは隠していたみたいで驚いていました。



名前ですが本名は綾香さんではなくて佐緒里さんでした。



親子揃って偽名を使うのは何の為なのでしょうか。



時間がたつに連れて紗理奈さんのお母さんのことも好きになっていました。



でも人妻であることと年齢差があること、そしてストーカーをして評価が落ちたので仲良くはなれそうもありませんでした。



エレベーターの中は綺麗な女性ばかりでした。



僕は女性に囲まれることは大好きです。



でも僕の敵しかいなかったので居心地はあまり良くなかったです。



結構な時間がたってようやく助けが来ました。



助けてくれたのは偶然にも紗理奈さんのお父さんでした。



そしてなんと紗理奈さんのお父さんを見て作家の女性が「お父さん」と言っていたんです。



みんな驚きの表情でした。



紗理奈さんのお母さんは「お父さん」という声を聞いて本当に娘なのか作家の女性に詰め寄っていました。



色々言い合ってましたが聞き間違いだったということで事態は収まりました。



僕は愛人との娘だと思いますけどね。



僕のストーカーがバレた時も重たい空気になりましたがそれ以上でした。



作家の女性にはこの日の出来事を小説にして欲しいです。



ひとつ言いたいことがあります。



実は紗理奈さんのお父さんは僕のお父さんでもあったんです。



久し振りにあったのですが顔も変わっていなくて元気そうでした。



すみません、これは嘘です。



元恋人のお父さんなので何度か食事をしたことはありますが僕のお父さんではありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ