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詩集擬き  作者: 針山
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不安(ふあん)

不安に潰されそうでも

不安に消されそうでも

私達は不安と共に生きていく

終わった出来事が不安で

やり始める物事が不安で

何もできない事が不安で

何から何まで

不安で出来ている

ちょっとの失敗も怖く

少しの違いも恐ろしい

不安で不安で

もう考えたくないくらい

私達の世界は不安で満ちている

事が終われば

不安は消えて

事が終われば

不安が産まれる

新しい

古い

気付けばいつも

そばにいて

私達を見つめてる

不安だ

不安が不安

私達は何もできないから

不安から逃げ切れない

夜眠る時

私は不安を口にする

明日もまた頑張ろう

明日もまた頑張るか

そんな前向きな言葉じゃなくて

明日もまたあるのか

明日もまたダメかも

そんな後ろ向きな言葉じゃなくて

私は不安を口にする

誰もいない

静かで暗い部屋に

囁きかけるように

いつも側にいる不安へ

私は口を開く

おやすみなさい

また明日

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