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『暖尖(だんせん)』
死にたいって思った
きっと
そう思った時点で
負けなのかもしれない
悔しいから死んでやろうと
銀色の彼を取り出す
机で眠っていた彼は
迷惑そうに輝いて
金属の香りと一緒に
私の肌にキスをする
沈みかけた煌めきが
達する前に
知らず引いてしまう
痛みはなく
虚しいだけ
鬱陶しい足音に嫌気がさし
布団を剥いで丸くなる
規則的な鉄の軋みの音で
始発が動いたのを知った
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