表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『28番』  作者: コアラ
33/36

『30番』

1階に戻ると研究員や実行部隊の死体だらけだった。

「よう!人型戦車はどうなった?」

加藤班長がリロードしながら話しかけてきた。

「ぶっ潰してやりました!」

「はは!警備員が人型戦車潰すなんて初めて聞いたぞ!」

「制圧は終わったんですか?」

「あとは所長室だ。今工作班が鉄扉こじ開けてるところだ。銀行の金庫みたいに頑丈でね」

「俺たちも行ってきます」

「おお、頼んだ!人回せなくて困ってたんだ」

俺たちが所長室に行くと、もう突入するところだった

「青島補佐!これから突入します!」

「俺たちが行くよ」

長い廊下を走り司令室のような広い部屋に入った。

「動くな!手を上げろ!」

俺は拳銃を構え、叫んだ。

(この男が所長だな?どこか冷血なイメージ)

そこには男女がいた。

「おめでとう、君たちの勝ちだよ。こちらにはもう戦力はない」

所長は後ろで手を組みこちらを向いた。

「この子以外はね」

「アスカちゃん!」

沙夜ちゃんが叫んだ。

(この子がアスカちゃん……まだ十代にしか見えないぞ)

アスカと呼ばれる、まだ少女のあどけなさの残る少女は四足歩行の姿勢で飛び上がり、鋭い爪で引っ掻き、俺の胸が裂け、真っ赤な血が吹き出した。

「クソッ!」

俺は何発かアスカに発砲したが、物凄い反応速度で避けられる。

「やめてください!洗脳されてるだけなんです!」

と沙夜ちゃんは俺の腕を押さえた。

「30番。あとは任せた」

所長はさらに奥の部屋へ歩いて行った。

アスカは工作部隊の首を次々切り裂き。

じわじわと味方がやられていった。

ドォン!

剛も撃ったが、当たらない。

「剛さんもダメです!撃たないで!」

「目を見ればわかるだろ?もうアスカじゃない」

剛はそう言いながら狙いを定めた。

「……でも!」

俺は迷ってると首を裂かれた。

「ぐあっ!」

血を吹き出しながら倒れる。

「青島さん!アスカちゃん!」

やられた警備員を治していた、亜美ちゃんが俺のところに駆け寄る。汗を流し、鼻血が拭っている。

「全員は助けられないよ!」

俺を治しながら亜美ちゃんは叫んだ。

そこへ、

アスカは亜美ちゃんに襲いかかった。

「亜美!青島さん!」

亜美ちゃんは悲鳴をあげた。


「うわあああ!!」

沙夜ちゃんは叫んでアスカを……


潰した。


グシャッ!


アスカだったものはギシギシと音を立て肉塊になったあと、地面に落ちた。

沙夜ちゃんはその場に泣き崩れ、号泣した。

「沙夜ちゃん……」

俺は起き上がり、言葉をかけようとしたが、言葉が見つからなかった。

「沙夜ちゃんのせいじゃないよ」

「……私!私、アスカちゃんを……!」

沙夜ちゃんは俺に縋って泣いた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ