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『28番』  作者: コアラ
25/36

『ハイウェイバトル』

「沙夜ちゃん!」

「ダメです!密閉されてると遮蔽物が壊れちゃうんです!私たちの車が壊れちゃいます!」

(なんでだよ!前使ってたじゃん!あ、フロントガラス機関銃で穴だらけだったからかな?)

「掴まれぇ!!」

剛がハンドルを咄嗟に切り、スポーツカーは急ブレーキをかけた。

グレネードランチャーは発射されたがすぐ後ろで爆発!


ドォン!


爆発で後輪が少し浮く

「うおっ!」

「ジジイ!ハンドル握っとけよ!」


「お前……!わかった」

俺はアサルトライフルを掴みハッチを開け後ろに回ったスポーツカーに向けて乱射する。

29番を蜂の巣にするが、お構い無しにサブマシンガンを連射してくる。

「うわっ!!」

咄嗟に頭を下げたが耳を掠め、血が吹き出す。

「いてぇー!」

「青島さん!」


「大丈夫!亜美ちゃん!弾!」

「はいよ!」

撃とうとしてる時に右にハンドルを切られる。

「うわっ!ジジイ!フラフラさせんな!」

「前に車がいたんだよ!」

29番はエンジンを唸らせ横へ付けてくる。

「クソッタレー!!」

一か八か、フロントのエンジン目掛けアサルトライフルを掃射。

29番はブレーキを踏みフロントに数発当たった程度。

しかし、チャンスが訪れた。

29番の弾が切れた。

「青島さん!代わります!」

沙夜ちゃんと入れ替わり、沙夜ちゃんはハッチから顔を出し念じた。

スピードが出ていたスポーツカーは凄い勢いで横転する。

何度も転がったが、逆さにはならず再びスピードを上げて近づいてくる。

「はぁはぁ、ダメでした……」

29番は穴だらけのフロントガラスを叩き割り、グレネードランチャーを構えた。

「ジジイ!左行け!」

「おう!」

タイヤが地面を切りつけながら車線を変える。

先程まで俺たちがいた所に榴弾が着弾。

剛はハンドルを取られるが、体勢を整える。

「亜美ちゃん!手榴弾!」

「この速さで使うの?!」

体感で120kmは出てるだろうか?エンジンが唸りを上げている。

「いいから早く!!」

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