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陸上自衛官の異世界勇者伝説  作者: ふられ神
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序章

初投稿です。

緩めの更新スピードでやっていきますので末永くお付き合いください。

よろしくお願いします。

 ここは北クーリベルク公国魔法研究所。

 ここでは、多くの魔術師達が研究員として勤めている。世界最大の研究施設と言っても過言ではない。ここの研究員らは魔法のエキスパートであり、魔法の事なら分からない事は無い程のものであった。

 だが。

「北の森の魔力界はどうなっている?!」

「ダメです!観測機がいかれてます!!」

「一体どうなってるんだ・・・」

「とにかく調べるんだ!ギルドと冒険者達には森に近づかないよう言っておけっ!」

「り、了解」

 ドタバタと走りまわる研究員ら。どうやら北の森の様子がおかしいようだ。

{魔力界というのは魔力の流れの事。磁界のようなものである}



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



北の森。

 ここの深くを歩く6人の男女がいた。手には鈍い光を放つ黒いモノを持っている。先頭の男が歩みを止め、後ろの女にハンドサインを送る。すると女は腰から何かを取り出し、前方に投げた。

  ズガンッッッッ!!

大きな爆発音が響く。素早く先頭の男が黒いモノの先に付いている刃物で爆発を受けた魔物へ突き立てる。そよ風が吹き、陽の光が木々の隙間から入り込む。その光に照らされた6人は、みな一様に緑と茶の迷彩だった。


 彼らは陸上自衛隊第83普通科連隊第1小銃小隊第2分隊である。

・・・。長いので略そう。陸普83連1小2分隊である。

 先頭の男、分隊長である菊池きくち はじめ3等陸尉は、深い溜息をついた。

「隊長、顔色が悪いですよ?」

声をかけてきたのは後ろの女。副分隊長の七瀬ななせ 美羽みう准陸尉だ。

「ああ、気が滅入ってな・・・。なんだってこんな異世界に・・・。ちょっとだけ休憩を取りたい・・・」

「ほんとっすよねー。誰がこんな事したんスかねぇー」

話に入ってきた男は、火野ひの 和也かずや1等陸曹だ。

「絶対に誰かの手ェ入ってますよね。説明つきませんもん」

「別に、そうと決まった訳ではないでしょう?」

火野の決めつけにピシャリといった女、岡田おかだ のぞみ1等陸曹は続ける。

「異世界なんて無いでしょう?ゲームじゃないんですし・・・」

「いや、絶対にある!」

確信のこもった声で叫ぶ火野。言い返そうとする岡田に仲裁の声が入る。

「まあまあ。取り敢えず現状確認としましょうや」

とりなおしを図ったのは高橋たかはし 正武まさたけ2等陸曹。手には他の5人の89式小銃とは違い、5.56mm機関銃MINIMIを持っている。

「えっと、私たちは、訓練をしてて、山の中を歩いていたら、いつの間にかここにいた、ってこと、ですよね?」

途切れ途切れの言葉は千葉ちば 春子はるこ2等陸曹である。腕には赤十字の腕章があることから衛生兵だという事がうかがえる。

「そうだな。俺らは野外訓練の途中でここに飛ばされている。それと千葉、お前はもう少し体力をつけろ」

「うぅ~。だって訓練辛いんですもんー」

菊池の指摘に涙目の千葉。しかし、そこに七瀬が追い打ちをかけた。

「でも、体力の無い事は事実よねぇ?私が協力してあげるから、頑張りましょ?」

「ふ、ふぇぇ・・・。鬼の七瀬式特訓は嫌ですぅ・・・」

千葉の半泣きに和やかになる一同。

「よし、大分休んだろ。日が沈むまでには森を抜けるぞ」

彼らは立ち上がり、また森の外へ向かって前進する・・・

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