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ロボットなおたん  作者: Nau
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【第88話】スペシャルなサイン

ポンキーを散歩中のなおたん。散歩の途中、海で遊んでいた。


なおたん「♪海はーあーらんどーろーん 向こうはさあどうよー♪。。ポンキー、今日も海が綺麗だねー♪、、ねー、ポンキー、この海『日本海』って言うんだってー!、、だけどどこからどこまでが日本海なんだろねー?、、何か書いてないとわからないよねー!、、今度かえぽに場所教えてもらって、紐引っ張って目印付けておこうねー♪」


ポンキー「ワン♪」


なおたん「ねー、ねー、ポンキー!砂でガンダム作れるー?、、私作れなーい!あはははー♪」


ポンキー「ワン♪ワン♪」


同じ頃。海に近い街中で、とあるドラマの撮影が行われていた。


撮影監督「はい!オッケー!、、お疲れさーん!!」


香絵菜※「お疲れ様でしたー!!」


 ※【第74話】ロボットだもんを参照


マネージャー「香絵菜さん、お疲れ様でしたー!」


香絵菜「お疲れ様でーす!、、あ!この後、夜まで撮影無いんだよね!?」


マネージャー「あ、はい!そうですね。夜の8時からの予定になってますよ!」


香絵菜「ね、ね、ここから海って結構近いんだよね!、、ちょっとだけ行ってきてイイかなあ!?」


マネージャー「あー、、あんまり遠くに行かないで下さいね!、、それと、一般の人に気付かれないように!!」


香絵菜「大丈夫!大丈夫!、、わかってますって!!。。じゃ、ちょこっとだけ行ってきます!!」



香絵菜「わあー♪、、日本海だー!!祝!初日本海ーー!!ヤッホー♪」


香絵菜が居る場所から少し離れた砂浜で犬と遊ぶ女の子が居た。


なおたん「ポンキー、ポンキー!あそこのボートがあるトコまで競争するよー!、、どーい、、ヨンッ!!」


ポンキー「ワン♪」


香絵菜「わー!あの女の子、足はやーい!!、、って!ええー!?速すぎるでしょ!?、、砂煙あがってるし!、犬が追いつけないし!!、、あ、あれ?、、あの子、、もしや!?」


なおたん「ゴーーール!!ぱんぱかぱーん♪。。あははー!ポンキーは足が4本あるんだから、私より速く走れないとダメなんだよー!、、あれー?それとも2本で走ったほうが速いのかなー?、、ねー、ポンキー!今度は2本足で走ってみるー!?」


ポンキー「クーン♪」


香絵菜「うん!やっぱり!間違いない!!。。なおたーん!!、、なおたんでしょー!?」


なおたん「わたしを呼ぶのはだーれ?、、あ!風邪引きさんだー!!」


香絵菜「え?、、あ!マスクしてるからか!!、、風邪は引いてないのよ!ほら♪」


大きなマスクを外す香絵菜。


なおたん「あー!!香絵菜ちゃんだー♪。。♪おひたし鰤ーねー♪、、うひょー!!」


香絵菜「わあー♪やっぱりなおたんだー♡すごい!また会えるなんて思わなかった!!あー、、嬉しいよお♪。。あれ?だけどなんで私の名前知っているの!?」


なおたん「香絵菜ちゃん、『女優さん』ってお仕事してるんでしょー!?テレビのドラマで観たよー!。。あのねー、ぽんちゃが香絵菜ちゃんのこと大大大好きなんだよー!。。あ、ぽんちゃは私を作った人だよー!。。『博士』なんだけど、『ぽんちゃ』って呼んだほうが喜ぶんだよー!!」


香絵菜「え!?私が出てるドラマ観てくれたのー!?ありがとう!なおたん!!」


なおたん「あははー!それでねー、かえぽは『茶会真似人』ちゃんの大ファンなんだよー!だから理想が高すぎてトンカツ上手くいかないんだよー!、、ねー、ポンキー!!」


ポンキー「ワン♪」


香絵菜「トンカツ?、、もしかして『婚活』のことかな!?あははは!、、なおたんは家族と仲がイイんだね!!」


なおたん「3人とっても仲良しだよー♪、、ねーねー、香絵菜ちゃん、風邪引いてないのにどうしてマスクしていたのー!?」


香絵菜「あ、このマスク?、、あのね、喉を痛めないようにっていうのと、私が一般の人に顔を見られないようにするためよ!!」


なおたん「香絵菜ちゃん、みんなに知られちゃいけない人なの?どーしてー!?。。あ!わかったー!忍者なんでしょー!?」


香絵菜「『忍者』!!。。あははは!違うわよ!忍者とかじゃなくて!!」


なおたん「あー!そうかー!!、、女の人だから『くのいち』だねー!!」


香絵菜「あはははは!!なおたん、おっかしいことばかり言うのね!!。。『くのいち』でもないわよ!!。。えーとねー、ちょっと説明が難しいからお家に帰ってから、その『ぽんちゃ』さんに聞いてみてね!ごめんね!!」


なおたん「ふーん。そうなのかー。大人のジョージなんだねー♪」


香絵菜「それを言うなら『大人の事情』だよ!。。あー、、なおたんともっとお話ししていたいんだけどなあ、、もうそろそろ戻らないとだー。。残念だなあ。。あのね、私いつもは東京に住んでいるんだけど、今日は撮影で新潟に来ていたんだよ!まさかまたなおたんに会えるなんて。。本当に嬉しかったよ!、、ねえ、なおたん。なおたんはいつもどこに居るの?住所とか教えてもらってイイ?。。なおたんは私の命の恩人だから、なにかお礼がしたいんだけど!!」


なおたん「あははー!お礼はイラナイよー!!。。あー、あのねー、住所はここに書いてあるよー!、、これねー、ぽんちゃの名刺だよー!!」


香絵菜「へえー!なおたんは普段は研究所に居るのね。。あ!じゃあ、せめて私のサインだけでもプレゼントとして受け取ってもらえるかなあ!?、、なおたん、この名刺まだ余分なの持ってる!?」


なおたん「うひょー♪サインコサインたーんじぇんとー♪、、わー♪やったー!!嬉しー!!ぽんちゃも喜ぶよー!!」


香絵菜「はい、じゃあ、なおたんの分と、かえぽさんと、えーと、ぽん博士は『ぽん博士』って書いたほうがイイのかな!?」


なおたん「ぽんちゃは『ぽんちゃ』だよー♪」



挿絵(By みてみん)

イラスト:やまこ



香絵菜「なおたん!今日は会えて嬉しかったよ!また会えたらイイね!!、、ポンキーも元気でね!!。。さようならー!!」


ポンキー「ワンワン♪」


なおたん「香絵菜ちゃーん!またねー!、、サイン宝物にするよー!!撮影ふぁいてぃんふぁいてぃんだよー♪」


そのとき、突然の強風が!!。。サインを書いてもらった名刺の1枚を海に飛ばしてしまうのであった!!


なおたん「あーーー!!ぽんちゃにあげるのが飛んでっちゃったー!!。。わー!どーしよー!ポンキー!!。。どーしたらいーのか考えちうー!!」


ポンキー「ワン♪」


なおたん「あー!そうだっ♪。。こーして、こーして。。」



なおたん「ただいまねぎねぎー♪」


かえぽ助手「なおたん、おかえりー!。。今日は何か変わったことは無かったー!?」


なおたん「あのねー!あのねー!!また香絵菜ちゃんに会ったんだよー♪」


かえぽ助手「ええー!?また香絵菜に会えたの!?ホントにー!?そんな偶然ってあるの!?」


なおたん「インディアン餅つかなーい!だよー!新潟で撮影やってるんだってー!、、あー、それでねー、サインもらってきたよー!、、みんなの分もあるんだよー♪」


ぽん博士「なにー!?本当かー!?、、でかしたぞっ!なおたん!!」


なおたん「えーと、こっちがかえぽので、こっちがぽんちゃのだよ!、、ぽんちゃは香絵菜ちゃんのファンだから「すぺさる」なサインもらったよー♪」


かえぽ助手「すごい!!『かえぽさんへ』って書いてある!!」


ぽん博士「おお!!『スペシャル』なサインなのか!?。。どれどれー!?」



挿絵(By みてみん)



ぽん博士「かえ、は。。は!?」


かえぽ助手「てか、これ絶対香絵菜が書いたものではないですよね!?」


-END-

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