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ロボットなおたん  作者: Nau
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【第70話】ホワイティ

ぽん博士「あ~っと!かえぽ君!今日はもう16日なんだな!!」


かえぽ助手「そうですけど、どうかしたんですか!?」


ぽん博士「3月14日は『ホワイトデー』だったんだな!いや~ゴメンゴメン!お返しをすっかりこってり忘れていたよ~!!」


かえぽ助手「あ!そんなそんな!イイんですよ~!お返しなんて!!」


ぽん博士「いやいや、そうはいかんよ!手作りの美味しいクッキーとかもらったしな!。。あと、なおたんの『おかか入りチョコレート』※ のお礼をしないとだ!。。しかしあのチョコレートは不思議な味だったなあ。。」


 ※【第60話】チョコんとなおたんを参照


かえぽ助手「なおたんもたま~には美味しいの作れたりもするんですけどねえ。。」


なおたん「あー!かえぽ、かえぽー!今度は『サバの味噌煮入りお好み焼き』作ってあげるねー♪」


ぽん博士「なんで煮てあるものをまたわざわざ焼くのだ!!。。あ~、良かったらこれから美味しいスイーツが食べられるお店で好きなものをごちそうしようと思うのだが。。少し遅れたホワイトデーということで、どうかね?」


なおたん「『ホワイトデー』ってなーに?」


かえぽ助手「あのね、バレンタインデーにチョコレートとかもらった男性が、そのお返しで同じ様にチョコレートやキャンディなどのスイーツをプレゼントする日よ。毎年3月14日がホワイトデーって決められているのよ。」


なおたん「えー!じゃあ、これからぽんちゃが美味しいもの、ごちそうしてくれるのー!?。。うひょー!ナーイス、ホワイティぽんちゃー♪」


ぽん博士「勝手におかしなあだ名を付けるな!。。私はぽんちゃではなくて、ぽん博士だ!!」


なおたん「オッケー!ホワぽーん♪」


ぽん博士「『ホワぽん』ってなんじゃー!さらに訳が分からなくなってるではないか!!。。まあ、よいわ、、よし!じゃあ行くかね!?かえぽ君!!」


かえぽ助手「そうですかー、じゃあお言葉に甘えて!ありがとうございます!。。良かったねー!なおたん!!」


なおたん「うっひょー♪ ホワぽん、グッジョーブ!!」


そして、ぽん博士たちが到着したお店は、、!?


ぽん博士「よーし、着いたぞー!!」


かえぽ助手「『着いたぞ』って!、、ここラーメン屋さんじゃないですかー!?」


なおたん「ひょー♪ ららららーめん~♪。。ラーメンもスイーツだったんだねー♪」


かえぽ助手「ラーメンはスイーツじゃないわよ!。。博士ー、、美味しいスイーツが食べられるお店って言っていませんでしたー!?」


ぽん博士「あれ?そんなこと言っていたかねえ?。。まあまあ、美味しくて『スイーッ』って食べられるから『スイーツ』と言うことで。。」


かえぽ助手「なんかすごい苦しいオヤジギャグで切り抜けようとしていません?。。ただ単純に博士が食べたかっただけじゃないんですかー!?。。まー、だけど、なおたん喜んでいるし私もラーメン好きだから全然かまいませんよ!!」


ぽん博士「お!流石はかえぽ君!。。では入ってみるか!ここは私たちがよく使っている『えちごやラーメン』の姉妹店らしいぞ!!」


かえぽ助手「それで『越前屋ラーメン』ねえ。。」


なおたん「うぬしも悪よのお~♪」


かえぽ助手「それは『越後屋』のほうよ。」


 ガラガラガラッ♪(引き戸を開けるぽん博士)


ラーメン屋店員「いらっしゃいませーーー!!『越前屋ラーメン』へようこそ~♪」


ぽん博士「ファミレスかっ!?。。なんか普通のラーメン屋とかなりイメージが違うなあ。。」


かえぽ助手「博士、すごい種類のメニューが書かれていますよ!。。しかしこの『パラダイスラーメン』とか『天国ラーメン』とかなんなんでしょうかね?写真とかないと全く想像がつかないんですけど。。」


ぽん博士「『地獄ラーメン』ってのは聞いたことあるけどな。こういう場合は逆に『天国ラーメン』のほうがなんか恐い気がするなあ。。」


なおたん「『あんこラーメン』とかあるよー!あ!トッピングにマカロンがあるー♪」


かえぽ助手「ラーメンのトッピングにマカロン。。このお店大丈夫かなあ!?」


ぽん博士「うーん。。何にするかなあ。。あ~!店員さん、すいません!オススメのラーメンってあるのかね!?」


ラーメン屋店員「あ!はーい、全部オススメなんですけど、例えば今だけ限定のホワイトデー向けの『ホワイティラーメン』っていうのがありますよー♡」


ぽん博士「そうかー!じゃあ、なんだかわからんけど、それにしてみるかな!。。かえぽ君たちは決まったかね?」


かえぽ助手「あ、じゃあ私もそれでイイです!これだけ種類があると迷っちゃって。」


なおたん「私もそれでイイよー!ホワイティー!ホワイティー♪」


ラーメン屋店員「かしこまりましたー!。。『ホワイティ・さん』でーす!!」


かえぽ助手「なんか人の名前みたい。。」



ラーメン屋店員「おまちどう様でしたー!ホワイティラーメンです~!」


ぽん博士「お!きたきたー!よし、食べるかー!。。んー?これ、上にたっぷり乗っている白いモノは生クリームか?。。いや、まさかなー!?」


かえぽ助手「博士ー、、そのまさかです。生クリームですよ、これ!。。それと苺がトッピングされています。。」


ぽん博士「かえぽ君。。これ、なおたんが作ったチョコレートよりヒドイな。」


かえぽ助手「あの『おかか入りチョコレート』のほうが美味しいって思える味ですね。。」


ぽん博士「あまり美味くないな。」


かえぽ助手「『あまり美味くない』なんて可愛いレベルじゃないですよ。。『ものすごく不味い』です!『ものすごく』です!!」


なおたん「わあ~♪お~いしい~~~!!アイラヴ・ ホワイティー♡」


ぽん博士&かえぽ助手「ホワイ!?」


-END-

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