【第68話】育毛システム
かえぽ助手「博士!私の思い違いかも知れませんが、なおたんの髪の毛って伸びてきてませんか!?」
ぽん博士「おお!流石はかえぽ君!よく気がついたな!!」
かえぽ助手「やっぱり!。。あれ?前から髪の毛は伸びる仕組みでしたっけ!?」
ぽん博士「いや、髪が伸びるシステムに変更したのは先週からだ。なおたんもロボットとは言え一応女性だから、人間の女性と同じくいろんな髪の長さを楽しめるようにしてあげたほうがイイと思ってな!。。私はな~んて女性思いなのだろう!わっはっはっは!!」
かえぽ助手「ああ~!そうだったんですか!。。ですけど髪の毛伸びるスピードが速すぎませんか?。。先週からもう10センチくらい長くなっている気がするんですが。。」
ぽん博士「え!?そんなに伸びていたのか!?。。育毛システムの周期を調整しないとだなあ。まあ~とりあえず、かえぽ君がイイカンジにカットしてやってくれるかね!!」
かえぽ助手「ええ!!私がですか!?。。私なんてセンス無いから無理ですよ~!。。それこそ、なおたんに美容室に行ってもらったりとかではダメなんですか!?」
ぽん博士「あははは!そういう方法を取りたいのだが、なおたんの髪の毛は普通のハサミでは切ることが出来ないんだよ!だから研究所にある特殊な工具で切るしかないのだ!!あんまり丈夫に作っちゃうのも考えもんだな!わははははは!!」
かえぽ助手「『わははははは』って!。。それを考えたのは博士じゃないですか~!ハサミで切れない髪の毛って、、どれほど頑丈なんですかっ!!は~。。。」
ぽん博士「大丈夫!大丈夫!うっかり切り過ぎったってすぐ伸びるから!!。。ところで、なおたんの姿が見えないなあ。。」
なおたん「ぽんちゃー!かえぽー!私の目からなんか生えてたー!!なにこれー?なんだこれー!?」
かえぽ助手「な、なおたん!?えええー!!どうしたの、その『まつげ』!?。。1メートルくらいあるわよっ!?」
なおたん「わかんなーい!なんか朝起きたら、まつげがお化粧バッチリの八代亜紀みたいになってたー!!」
かえぽ助手「あのねー!八代亜紀さんは1メートルのつけまつげは使わないわよっ!。。博士!これは一体!?」
ぽん博士「うーむ、、まつげの育毛システムに障害が出てるみたいだな!、、おかしいなあ~丁度良い長さで止まる筈だったんだがなあ。。」
かえぽ助手「まつげには育毛システムはいらないんじゃないですかっ!?」
ぽん博士「大丈夫だ!まつげのほうは普通のハサミでも切れるようになっておる!!」
かえぽ助手「そういう問題じゃなくてっっ!!」
-END-




