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ロボットなおたん  作者: Nau
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【第51話】雨宿り

ニイガッター大学の留学生『ナタリー』※は大学から帰宅するためにバスに乗っていた。移動中降り始めた雨はナタリーが降りるバス停に着いた途端にさらに強く降り出したのであった。屋根のあるバス停だったので、とりあえずは濡れないで済んだが、どうしたものかと途方に暮れていた。


 ※【第37話】なおたんの道案内を参照


ナタリー「アチャー!雨降ッテキタンネー。。ヤッパリ傘持ッテクレバヨカッター。。」


そこに偶然通りかかった、犬のポンキーを散歩中のなおたん。


なおたん「あれー?ポンキー、あそこに居るのナタちゃんだよー!!。。ナタちゃーん、ヤホー♪」


ナタリー「ナタチャン?。。ア、私ノコトカ!。。なおたんサーン、コンバンハー!」


なおたん「『なお炭酸』?。。あはははー!私は『なおたん』って呼んでいーんだよー!!。。ナタちゃん、どこいってきたのー?これから帰るのー?傘持ってないのー?ポムちゃん一緒じゃないのー?大学楽しいー? どっぺり坂わかったー?」


ナタリー「ソンナニ一度ニタクサン聞カンデクレネー!マダ日本語ソンナニワカラナイッケネー!!」


なおたん「じゃーあ、いっこだけー!。。夕ごはん食べたー?」


ナタリー「ガクッ!。。サッキノ質問ニ入ッテナイヤツラネー(笑)。。エート、マダラヨー。帰ル途中デ、コンビニニ寄ッテ、ゴハン買ッテイク予定ラヨ。。ダケドサッキ、バスカラ降リタラ雨ガ降ッテイタノデ、雨宿リシテタンサネー。」


なおたん「あー!だったら、この傘貸してあげるよー!私もポンキーも雨に濡れたって平気だよー!防水ちゃーんとしているから大丈夫だって、ぽんちゃが言ってたよー!。。だけどねー、かえぽが雨降っているときは傘ささないとダメだよー!って言うから、さしてきたんだよー!。。黄色い傘ー♡可愛い傘でしょー♪」


ナタリー「エエ?、、カ、カワイイネー!。。アー、、なおたん!ソンナニ大事ナ傘、借リレナイテバー!イイヨ、イイヨー!」


なおたん「あははー!遠慮しなくてイイんだよー♪ぽんちゃから困っている人には親切にするんだよー!って教えてもらったんだよー!。。はい!じゃあこれさして帰ってねー♪。。よーし!いっくよー!ポンキー!。。ナタちゃん、またねー!!ばいならー♪」


 だだだだだだだだっ!!


ポンキー「ワンワン♪」


ナタリー「ア、ア、ア、チョットマッテ!なお。。アーア、行ッチャッター。。アチャー、断レナカッター、、ドーシヨーカナア。。コノ傘サスノ勇気イルンサネー。。トテツモナクデッカイ文字デ『はおたん♡』ッテ書イテアル。。ナンカ、ショーシ※ラナー。デモセッカクなおたんガ貸シテクレタンダカラ、アリガタク使ワントラヨネー。。」


ちょっと恥ずかしそうにしながら傘をさして歩き出したのであった。そして帰り道で寄ったコンビニで思い出したように考えだすナタリー。


ナタリー「テカ、『はおたん』ッテ、ナンラロ??」


-END-

 ※しょ(ー)し:新潟弁で「恥ずかしい」の意。

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