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第96話 ファントムホース

資料室で色々と調べて色々と分かった。


先ずはこの国の名前、魔導国エリオリアン。首都エリオンを中心にして魔導技術が発達しているという。その中には勿論ファントムアーマーもある。他にも色々とあるようだ。


これらの技術は主に首都近辺に多くある遺跡から発掘された魔道具や魔法陣の解析によって得られたものだ。


そして滅びた文明。何故滅びたのか。


これはその当時に他の大陸からの攻撃によるものだった。その方法は魔物を引き寄せる魔導具により低位から高位まで様々な魔物が森から誘導されて、町々を襲い壊滅したとある。


その為に森には魔物が少なく、逆に首都近辺の遺跡周囲に魔物が存在する。


多分だがグリフォン達が言っていた魔導具で魔物を誘引して滅びた文明とはこの事だったのだろう。


後は隣の街ライノまでは徒歩で2日の距離。その次の街オルガリまではライノから徒歩で3日でオルガリを過ぎた辺りから魔物が増えるとある。


オルガリから2つ街を越えた先に首都エリオンがある。首都エリオンは魔導技術の中心であり探索者たちにとっても討伐依頼が多い稼げる所となっている。


さて色々と分かりましたので、この街を出ましょうか。


入ってきた門とは逆側の門を出るとそこには広大な農地が広がっていた。


「これはすごいですね」


あちらこちら農地を手入れしている人を見かけます。確か隣町のライノも農業が盛んだと書いてありましたね。


農地を徒歩で抜けると収納から魔導バイクを出して乗り、隣町を目指す。


良い陽気ですね。心地よいです。絶好のツーリング日和でしょうか。道も良いですね。


数時間で隣町のライノに到着です。ここには商業ギルドがあるようです。


探索者のタグを見せて街に入る。


中々の街ですね。


人も多いです。うん?あれは・・・ああ、ファントムアーマーの技術で作られたと思われる馬です。それが荷馬車を引いています。


面白いですね。ワクワクします。


途中の商店で色々と聞くとあの馬もどきはファントムホースと言うのだそうだ。商人なら初めに荷馬車と共に買うのだとか。


隣町から一度この街の倉庫に穀物類が運ばれて、ここから他の街へと運ばれて行くのだとか。なので商人が多く買い付けに来ている。


それでファントムホースに引かれた荷馬車が多いのですね。納得です。


商業ギルドの場所も聞いて向かいます。


おお、結構大きな建物です。


中に入ると受付が多く前にあります。そこの一つのブースへと向かい声をかけます。


「あのお伺いしたいのですが宜しいでしょうか?」


「はい、どのような事でしょうか」


「はい、このギルドカードはここで使えますか?」と商業ギルドのカードを渡す。すると何も疑問に思わずに受付の青年は何かの魔道具にカードを翳す。何か表示されて少し青年が目を見開くが直ぐに姿勢を正して、


「はい、使えます。コウ・アリモットゥ様ですね」


「はい、では少しお金を降ろしたいのですが」


と無事に金貨50枚と銀貨30枚を降ろすとギルドのオススメの宿に向かう。相変わらず商業ギルドのカードは謎だ。


取った宿は中の上といった小綺麗な宿で部屋も清潔で過度な装飾も無く落ち着いて泊まれる部屋です。


お金の目処も立ちましたし街でも散策でもしましょうか。


街を見て回ると穀物の値段は安いですね。パン屋などもあり豊富な種類のパンを置いていました。


おお、ファントムホースを置いている店があります。


ふむふむ、中型のファントムホースで金貨30枚。買いですね。荷馬車は何処かで作りましょうか。


買って使い方を習います。言葉で操作する様です。初めに私の声を登録すれば大丈夫です。


面白いです。早く分解してみたいですね。楽しみです。


この中型のファントムホースで2トンまでの荷馬車が引けるのだとか。小型で1トン、大型で4トンらしい。


ファントムホースを収納に入れて宿に戻ります。部屋に入るとベッドなどの家具を収納にしまいファントムホースを出します。


早速、ファントムホースを調べます。


ほう、鹵獲したファントムアーマーの魔法陣よりも洗練されていますね。これは私の作った魔法陣には劣りますが大分魔力効率が良いです。


付属の魔力供給用の魔石からすると7時間は連続稼働できそうですね。


声の登録や操作する魔法陣も面白い。なるほどなぁ。これは思い付かなかった。


確か帝国にファントムアーマーの技術が渡ったのが7年前だと聞いています。それからかなり進歩していますね。


大体の事は分かりました。魔法陣を弄り改良しましょう。 

お読みいただきありがとうございます。


今年最後の投稿となります。皆様、良いお年を。


少しでもおもしろいと思っていただけましたら、ブクマ、評価をお願いいたします!

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― 新着の感想 ―
[一言] だんだん文体が、雑に、一本調子になってつまらなくなって来たので、一旦読むのやめます。
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