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ミネットの解説編第二弾!これでもっと最強勇者、魔法を1から学ぶの世界観を理解できる筈……。
第二十.五話 エテルニテ暦について解説
……ここは、誰も到達できない場所。魔族も、人間もここには来ることができない。ただ、読者だけがたまに迷い込む、そんな空間だ。その空間は部屋のようなものを模しており、一匹の白い猫が腹を上に向けてくつろいでいた。以前見たときよりもボロボロなのは気のせいだろうか。
「やれやれ……ヴァイヤン・シリルめ。私を何だと思っているのだ。この空間にあいつが入って来れないのが唯一の救いだな」
……何やら呟いている。そしてその猫はこちらに気づいた。
「あぁ……何だ、また君か。また分からなかったことがあったのか?」
少しの沈黙の後、ミネットは再び口を開いた。
「なるほど……君たちは日付のことについて知りたいのか。確かに作者は日付についてあまり詳しく語っていなかったからね。説明していくよ」
まず、さいゆうまがくの世界では、「エテルニテ暦」というものが使われている。ほとんど太陽暦と違わないが、少しだけ違う。
<エテルニテ暦とは>
・1分60秒、1時間60分、1日24時間、1ヶ月30日(31日の日はない)、1年12ヶ月
・1〜3月が春、4〜6月が夏、7〜9月が秋、10〜12月が冬。日本の旧暦みたいな感じ
・1月1日に新年度(前期)がスタート→5月30日まで
6月1日から長期休業(学校も仕事も全て)→7月20日まで
7月21日から後期がスタート→12月20日まで
12月21日から準備休業→12月31日まで
・年末とか年始とかあんまりそういう年中行事の概念はない感じ
・祝日は存在しない
・金曜日は存在しない
・月曜日→ルンディ
火曜日→マルディ
水曜日→マルクレディ
木曜日→ジュディ
土曜日→サムディ
日曜日→ディマンチェ
と一般的には呼ぶが、みんな面倒くさいので正式な場所(例えばスピーチとか)では使い、日常生活ではふつうに月曜日とか言っている
・もちろん、土曜日と日曜日は休み(じゃなかったら鬼畜の所業)
・なので、一ヶ月は五週間で、きれいに収まる。
・1月:Germinal ジェルミナール(芽月)
2月:Floréal フロレアール(花月)
3月:Prairial プレリアール(牧月)
4月:Messidor メスィドール(収穫月)
5月:Thermidor テルミドール(熱月)
6月:Fructidor フリュクティドール(実月)
7月:Vendémiaire ヴァンデミエール(葡萄月)
8月:Brumaire ブリュメール(霧月)
9月:Frimaire フリメール(霜月)
10月:Nivôse ニヴォーズ(雪月)
11月:Pluviôse プリュヴィオーズ(雨月)
12月:Ventôse ヴァントーズ(風月)
曜日と同じように(以下略)
という感じである。名前にもあるように、本格的に作ったのはエテルニテであるが、ただまとめただけみたいなものだった。昔からこういうのが謎に根付いていた。
「……おわかりいただけたかな?少し難しいかもしれないけれど、これから本編で本格的に使っていくのでよろしく頼むね」
白い猫はそう言って、ため息をついた。しかし、それも束の間、白い猫の頭上にエメラルドグリーンの魔法陣が浮かび上がった。それに気づいた猫は青ざめる。
「……一体何の用なんだ、シリル?」
猫は怒りを含んだ口調で言ったが、心の中では胸騒ぎがしていた。
……何か、嫌な予感がする。
それはミネットだけしかわからない未来だった。




