おにのおひめさま
ブックマーク50件こえました!
ありがたくて倒れそうです!
これからもがんばるぜ!!
今なんて言ったこのおばちゃん...
姫様?誰が?
混乱する俺におばちゃんが駆け寄ってくる
「ああ...姫様、お目覚めになられて...本当にようございました..」
なにやら感激している様子だが俺は戸惑うばかりだ
「な、なあおばちゃん、ここどこだ?おばちゃんがたすけてくれたのか?」
「あたし一人じゃございません
村の皆が姫様をお助けするのだと協力したのですよ」
そうか、親切な人...じゃない鬼もいるもんだな
「ところでしろいとらが...」
どたどたどたどた!!
バンッ!と勢いよく扉が開き、転げる勢いで青い鬼が部屋に入ってきた
「おい!母ちゃん!姫様が目ぇ覚ましたって!?」
「このばかッ!うるさいよっ!!!!
姫様の怪我に響いたらどうすんだいッッッッ!!!!」
いやおばちゃん、あんたの方がうるせえ...
「うっ...悪い...」
「ったくこのアホ亭主は...」
「あ、あの〜...」
「!!すいません姫様!見苦しいとこをお見せしてしまって....」
「いや!いいんだ!きにしないでくれ!
ええと、おれといっしょにしろいとらがたおれてたとおもうんだけど、おばちゃんしらない?」
「ああ、森の王のことですかい」
森の王...?ああ、確かぱんつの称号に似たようなものがあったな
あいつそんな大層な呼び名ついてたのな
「そうそう、たぶんそれ」
「森の王は正直怪我が姫様よりもひどく、まだ目を覚ましてねえんです」
!!
その言葉を耳にした瞬間に俺は立ち上がり部屋の外へ向かおうとした
しかし身体は言うことをきかず布団の上にばふんと倒れてしまった
「「姫様!!?」」
俺はそれでも立ち上がろうとじだばたもがく
「うぐぐ、ぱんつのとこへいかなきゃ...」
「姫様!まだ動ける体ではないのですよ!どうか落ち着いて下さいませ!」
おばちゃんが俺を抱え上げる
「姫様....なぜ姫様は森の王と共に倒れてたんですかい?それにあの人間は....」
青鬼のおっちゃんが俺に問いかける
助けてもらってんのにこれ以上喚くのも申し訳なくなり
興奮も冷めてきた俺は
ぽつりぽつりと
いきなり見知らぬ森にいた事、ぱんつとの出会い、サミュエルとかいう人間の事を話し始めた
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「なんと!姫様は森の王と会話ができるのか!しかし森の王と姉妹...?」
「森の王をあそこまで痛めつける人間を相手によくぞご無事で...」
「あ、あの、いつのまにかもりにいたっていうのはつっこまないのか?」
一番怪しい点だと思うんだが...
「それは当たり前の事でさぁ
姫様は森の神が遣わされた我らの姫様ですから
一目御姿を拝見した時に確信しやした
なあ?母ちゃん」
「ええ、それはこの村全員が同じ事です」
ええ....一目見て姫様と確信って...
なんだそりゃ...
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【称号】
おにのおひめさま
オーガ族に対し親愛度補正【極】
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これかぁ....!!
まあ...なにか困る訳ではないし今のところはいいか...
騙してるみたいで気がひけるけど...
「とにかく!ぱんつにあわせてくれ」
「なりません!いくら姫様の願いとはいえそのお体で動くなど...」
「...《いたいのとんでけ》」
俺の体が光に包まれ怪我が再生していく
「!これは治癒魔法...」
「わかっただろ?おれはぱんつのところにいかなきゃだめなんだ」
青鬼のおっちゃんとおばちゃんは互いに顔を見合わせ少し悩むが
観念したのか首を縦に振った
ぱんつのところへ案内されるまでに会う鬼全てが「姫様、姫様」と集まってくるからその度におばちゃんが怒鳴ってうるさかった
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小屋に寝かされているぱんつはかなり弱っておりその呼吸は弱い
「ぱんつ...おれのためにごめんな...」
この状態から治癒魔法で全快させるとなると俺の魔力不足は容易に想像できる
なので魔力の泉の水を汲んできてもらい、治癒魔法をかけてはごぶごぶ飲んだ
オーガ達がひどく心配して休むように言ってくれたが俺はどうしてもと治癒魔法をつかい、ぱんつの治療は夜遅くまで続いた
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ぱんつの怪我はほぼ治り呼吸も落ち着きはじめた
「ふぅ...ふぅ...これでひとまずは..だいじょうぶ...か...」
安心した俺は
ばふ
意識を手放しぱんつへ倒れこんだ
「姫様っ!?」
「魔力枯渇状態だ!魔力の泉へいってもっと水を汲んでこい!」
「わかってる!急ぐぞ!」
「しかしなんと姫様の慈悲深くお優しいことか...」
「まったく、やはりあの方は間違いなく我らの姫様だ」
後で聞いた話では
オーガ達は朝まで看病してくれたらしく
流石に申し訳なくて謝ったらめちゃくちゃ慌ててた
やりづらい!!




