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眠れる森の悪魔  作者: 鹿条シキ
第九章 最厄期

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24.コンラッドの違和感


 コンラッド・ガーランドは妙な心地で補佐官たちの会話を聞いていた。

 王都のガーランド別邸。会議室にはガーランドの補佐官に、先日のディルクとバージル。

 妻の姿はなかった。

 コンラッドの補佐官も冷静に向こうの狙いや本意を探ろうと会話を進めているし、今のところコンラッドの想定を裏付ける言葉しか出て来ない。

 だが、それがあまりに自然なので妙な違和感を抱いたのだ。


「奥様は一体どうされたのでしょう。若い男に入れ込み、このような請求をされるなんて」

「ひとつの出会いが人生を変えることもあるのでしょう」

「よくベリー侯爵や父君がお許しになりましたね。あれほど大事になさっていた奥様が道を外そうとしているのに…… あまつさえ補佐官まで使って金品を要求するなんて」

「どうでしょう。先立つ物が必要だとお考えになるのもまた親心なのではないでしょうか」


 義父は妻を溺愛している。だからこそ、このガーランドに嫁いでからはベリー家からガーランドに派閥の筆頭を移し、金銭的にも援助するようになった。

 当然、現ベリー侯爵は面白くないだろうが、隠居しても一家の長は義父である。義父が良しとすれば補佐官を与えて金品を回収するくらいはやるだろう。

 長年貴族派を纏めてきた義父がついに耄碌(もうろく)した、と納得することもできたが、それでも違和感はつきまとう。


「旦那様は奥様の身を案じ、こちらの額面とまではいきませんが当面の生活費を支払う用意があります。しかし、フェルミン様の籍だけはガーランドに残していただくようにと」

「ほう。ここで離縁に承諾していただければ違約金の請求はしないとしましたが、その違約金を一部払う代わりにフェルミン様をということですね」

「いえ、こちらに契約違反はありませんので、あくまで奥様を想っての餞別とお考えいただければ」

「なるほど」


 金はあとでベリアルドから回収すれば良い。しかし、フェルミンだけはいけない。

 ディルクは離縁に了承したことに気を良くしたのか、口元は薄っすら微笑んでいた。

 この微笑みが違和感の原因だろうか。

 そう考えて、ハッとする。この二人、ディルクとバージルは妻が悪様に言われても顔色ひとつ変えないのだ。一流の補佐官ならば感情を出さないのも当然だし、仮の補佐官でそこまで彼女に思い入れが無いのかもしれない。

 けれども、本来の主人の愛娘がそのように言われて少しも腹を立てないなどあり得るだろうか。

 その間もディルクはサッと隣のバージルに「奥様に確認を」と指示を出しているし、淡々と事を進めている。

 

「いま返答がありました。子どもたちだけは絶対に譲れない、と」

「困りましたね。私どもも主人の意向に背くことは本意ではありません。ですが、長期にわたり争うことは奥様にも大変な負担になりますから……」


 ディルクはやれやれと首を振り呆れ気味の溜息を落とした。

 ……考えすぎか。事が事なので擁護のしようがないと言うだけなのだろう。彼女の利益を守ろうとしているのは確かなようだ。


「コンラッド様……」


 補佐官が判断を仰ぐように視線を寄越す。

 妻は一刻も早く彼に想いを告げたくて焦れているはず。コンラッドとしても長い時間をかけて自然と目を覚まさせるより、幸福の絶頂とばかりに浮かれた妻が見事玉砕することを期待していた。

 秘めた想いを抱いたまま現実と折り合いを付ける虚しさは知っている。そうやって叶わぬ恋心に決着をつけられないまま自分の元に戻って来ても、彼女の瞳にはあの美麗な若者しか映らないだろう。

 好いた相手ではないにしても、自分が二番手に置かれることだけは我慢ならない。他の男に目移りし、妥協で自分の妻に落ち着くなど……

 意志の弱い妻のことだ。絶望したところで優しくしてやれば、そんな浮気心など簡単に塗り替えてやれる。

 ここで粘って恨みを向けられるより、あっさり送り出してやった方が——

 さっきまで気になっていた違和感はグレースに対する苛立ちや復讐心でかき消されていた。

 ここでコンラッドは初めて口を開く。


「しかしだね。私としてもまともな精神状態とは言えない妻を一人にするのは心配なのだよ。少しの間別居という形で距離を置き、改めて妻の気持ちを確かめたい」


 これはただの様子見。この最厄期にそれでも離縁を急かして来るならば、十中八九自分の予想は当たっているだろうと考えた。


「いえ、早期の解決を望んでおります」


 やはりだ。これほど急ぐということはただ結婚生活が嫌になったのではない。

 誰か他に好いた相手がいるということ。


「そうか。だがフェルミンは譲れぬ、ガーランドの大事な嫡男であるからな。息子と離れるのが嫌ならば城に戻れと伝えて欲しい」

「では…… こう致しましょう。先ほど、こちらの請求の一部をお支払いいただけるということでしたが、全額に少し色を付けてお納めいただけませんか。そうすれば、奥様もどれだけガーランド侯爵がフェルミン様やグレース様を想っているのかお分かりになるでしょう。どれだけ粘っても無理だとご自身で理解されることが大事なのです。それに、気が変わって離縁を取りやめるかもしれません。そうなればグレース様に渡った金銭はガーランド侯爵に戻りますから……」

「うむ。たしかに交渉が長引く要因は相手が希望を捨てきれないからだ。理解させるという意味では良い案であるな。もう私の言葉は届かないようだから……」


 狂ってしまった妻を思い、悲しみに暮れる夫の顔をした。哀愁を漂わせながら、妻の今後を思い遣り、離縁に際して多額の金まで持たせてやる。

 この懐の深い夫を誰が責めることができようか。グレースはこれから社交界でも爪弾きに合うだろう。

 イザベラの縁談に響かなければ良いが……

 上等の紙を用意したバージルが二人の会話を聞きながらサラサラと文字を書き連ねていた。すでに署名や印の入っている紙に後から条文を書き付けているのだ。

 ディルクはそれを受け取ると、パッと目を通して何度か頷き、ニコ、と笑ってそれを差し出した。


「ではこちらが正式な離縁状になります。グレース様の署名、その他宣誓はいただいておりますので、ご署名いただければこの場で離縁が成立することになります」

「ずいぶんと用意が良いな。フェルミンのことは良いのか」

「グレース様には後ほど私どもからご説明致しましょう」


 補佐官たちと細部まで誓約書に目を通す。おかしなところがないか、知らない条文が付け加えられていないか確認し、コンラッドは魔力を込めたインクで署名した。

 違約金の文言は餞別に、フェルミンの籍はガーランドに、と修正されている。

 それから自身の印章を取り出す。公的な書に付与する透かし印である。

 これは自身の魔力で判を押すため、判を盗もうとも偽証は不可能。印は少しすれば紙に馴染み見えなくなるが、魔力を通せば薄っすら浮き上る。

 これを押すことでコンラッド本人が離縁に同意したと証明することになるというわけだ。

 ジッと手元に魔力を込め、見慣れた印を真ん中に付与した。

 ディルクがサッと魔力を通し、署名、印章、透かし印を確認すると、「たしかに」と言って書を仕舞い込んだ。


「では、これでお二人は赤の他人となりました。正式には離縁の儀が必要ですが、祭司様が手配できましたらまたご連絡差し上げます」

「うむ。妻をよろしく頼む」

「はい、心得ております」


 両者席を立ちガシと握手を交わす。

 あっさり終わってしまった。これでベリー家からの援助は切れるがベリアルドの事業を担うことでこれまで以上の資金が得られるだろう。

 コンラッドは男としての怒りを下腹の奥の方へと押しやって、今後の流れに目を向ける。

 これで終わりではない、ここから始まるのだから。




 コンラッドは王都に来たついでに、派閥に関係なく上位の集まるお茶会に出席していた。

 夜会ほど堅苦しくなく、しかし政治色が強くほとんどが夫婦で参加している。ベリアルドの発明が発表され、新たな通信の魔導具が行き渡ってからというもの、こうして頻繁に社交の場が設けられるようになっていた。

 誰も彼も情報がほしくて仕方ないのだ。すでに各地では疫病が発生し、国や領主から降りてくる情報だけでは不安なのだろう。


「あら、ガーランド侯爵、奥様はどうなさったのです?」

「それが……」


 コンラッドが顔を曇らせれば、周囲の者たちは「アッ……」と悪い報せに身構えた。

 もう貴族にまで病が広がっているのか、と悲痛な面持ちのコンラッドに労わりの視線を向けるのである。

 それにコンラッドは弱々しく笑って「床に伏せっているわけではないのですが……」と肩を落としてハァ、と大きな溜息で言葉を切った。


「どうなさったのです? 先日のお茶会ではお元気そうでしたのに」

「グレース様はあまり出歩かないご婦人だと思っていたのですが。コンラッド卿、我々で良ければ力になりますよ」


 心配の声はそこらへんに広がった。コンラッドは少し声を詰まらせて「それが……」と一度周りを見渡す。


「いえ、病と言えば病なのですが…… 妻が、若い男に熱を上げまして…… いやお恥ずかしい」

「なんと……!」


 周囲は騒然とした。本来ならこのように恥を晒すことなどしないが、いまは最厄期。察しの良い者が必ず——


「もしや穢れに狂われたか!」


 ザワ、と波立つ困惑に対し、コンラッドは気丈に振る舞って見せる。


「私にはどうすることも出来ませんでした…… 娘の縁談のことで、ディディエ様とお会いする機会がありまして。それで…… 彼は魅力的な青年ですから。ええ……」


 ベリアルドの名を出せば、もう周りは呆れと同情、諦めの空気に満ちる。コンラッドは妻の名誉を守るためと「平常時であればこのような事にはならなかった筈なのです。私は最厄が憎い……」と拳を握り締めた。

 そして、一部の人間はコンラッドが織り込んだ“イザベラの縁談”に反応を見せる。

 ディディエか、もしくはベリアルドと懇意にしているユリウス第一王子。けれど一番の可能性は、いまだ新たな婚約者の居ない、アルフォンス王太子殿下……

 王太子妃の父親になるならばコンラッドに無礼はできない。肩を並べる大領地の領主も、その他名家の貴族たちもそろそろコンラッドに寄り添って優しく肩を叩いたり、慰めの声をかけた。


「心中お察し致します」

「最厄期はやはり進行していたのですな。あのグレース様が男に狂われるなど……」

「けれど上位のご婦人がみっともないことですよ。ディディエ様は誰にでも甘い言葉を囁くと有名ではありませんか」

「そうです。それを真に受けるだなんて、最厄期だと言ってもねぇ?」


 やはり男性限定のクラブではなく、貴婦人も集まるお茶会を選んで正解だった。窘める夫の隣でグレースを責める言葉が次々と噴き出してくる。

 それには「コンラッド様のせいではありませんからね」とか「あまり気に病まないでくださいまし」とか、コンラッドを気遣う言葉が含まれた。


「ありがとう、少し気が楽になりました。今は彼女の好きにさせてやろうと思います。そのうち、最厄期が終われば目も覚めるでしょうから」

「ということは離縁を?」

「ええ。ですが当面の生活は私が保証するつもりでいます。アレでも子どもたちの母で私の妻ですからね」

「なんてお優しいのかしら。グレース様もこんな良い旦那様から目移りするだなんて」

「ではコンラッド様はまたグレース様をお迎えになるおつもりで?」

「ええ、もちろん。愛する妻をそのままにしておけませんよ」


 感嘆の溜息と啜り泣く水音でコンラッドは一定の満足を得た。通信の魔導具の普及によってこの話はすぐに主要貴族に行き渡るだろう。

 これは妻への意趣返しというより、今後の流れを決める大事な一手であった。

 狂いの原因がベリアルドにあるという空気になれば、ディディエもどこかでケジメを付けなければならない。

 それに、イザベラの縁談を匂わせることでコンラッドはその立場を領主から王太子妃の父へと引き上げたのだ。

 なかにはディディエやユリウスと見当を付ける者もいるようだが、それはそれでグレースの噂は面白おかしく伝わることになるはず。


娘の婚約者(ディディエ)に懸想して離縁を申し出たバカな女』

『娘にはベリアルドの姫君から(ユリウス)を奪わせ、自分は彼女の(ディディエ)を狙う浅ましい女』

『この程度の穢れに狂う弱い女』


 と、まあこんなものだろう。

 上手くいけばベリー家から慰謝料を取れるし、この苦難を乗り越えベリアルドの事業を引き継げば女たちはどんな高価な衣装だってこぞって仕立てに来る。

 派閥も領地も関係なく、権威のおこぼれを狙ってガーランドの機嫌を取りにくる。

 これはコンラッドの理想には少し及ばないが、幸先の良い流れではあった。



 コンラッドの思惑通り、王都からはガーランド夫人が男に狂ったと瞬く間に噂が広がることなる。

 学院の教職員塔ではグレースに付いていたディルクとバージルが本来の主人の元へと戻っていた。


「やー、そっちかぁ。もう少しゴネると思ってたのに、用意してたもの無駄になっちゃったね」

「ディディエ様はただコンラッド様を虐めたいだけでしょう」

「そうだけど? で、グレース様はどうしてる?」

「問題ありません。まだ噂は耳に入っていないようです。いまは…… 庭を走られていますね」

「なに? どういうこと?」

「上位のご婦人ですので基本的な体力が無いとかで、ディオール様が言い付けられたようですよ。ヨーガに走り込み、空いた時間はシェリエル様が用意した資料が待っているので、毎日気絶するように眠っているそうです」

「そ、ならいいか。御子息のことはまだ伝えてないんだよね」

「はい。その方が良いかと」

「そうだね。ここで変に欲を出されたら困るし。一生会えないわけでもないのに大袈裟だよね」

「ではディディエ様はシェリエル様がどこかに嫁がれても構わないと?」

「ダメに決まってるだろ。他家に嫁ぐってことはベリアルドから切り離されるってことだ。いくら血が繋がってても存在が別ものになる。シェリエルはベリアルドじゃないとダメなの!」

「はぁ…… それでどうしてグレース様の親心が理解できないのですかね」

「理解はしてるよ。どうでも良いだけ」

「そういうところですよ」

「は? 文句ある?」


 ディディエは片眉をグイと寄せてディルクを黙らせる。

 ディルクはディルクでこのどうしようもない主人の圧に負けて口を閉じたわけではなく、「グレース様が独立されたらそちらで雇ってもらおうかな……」と良識のあるグレースを思い浮かべていた。

 しかし、仮の主人を騙すような離縁状を仕上げたことに胸を痛めるわけでもなし。

 ベリアルドが他領の貴族に対してここまで労力を費やしているのだ。その程度のことは飲み込んで貰わねば、と思っている。


「ディディエ様ー! 失礼しますッ!」


 大した意味の無い沈黙を明るいモーゼスの声が破る。ハフハフ息をしながらピンク色の頬でやって来て、数枚の書をディディエの机に並べた。


「シェリエルから? 直接渡してくれれば良いのに」

「これも補佐官の仕事ですから!」


 ディディエは軽く舌打ちして書に目を通す。グレースに任せる菓子の店についてだった。


「名義をグレース様とイザベラ様の共同名義にするそうです。例の噂でガーランド侯爵がイザベラ様の縁談を匂わせているようなので、離縁だけでは反目したという印象が弱いだろうと」

「そうだね。明言はしてないようだけど、もうイザベラ君が王太子妃にって話は回ってるから。イザベラ君がどちらに付いているのかハッキリさせるためにもその方が良いと思う」

「ディディエ様はどうされますか? 噂の沈静化を何かお考えでしょうか」

「いいや? ま、僕に惚れ込んだのが最厄期のせいだって言われるのは癪だけど、困るようなことは何も無いよね」

「無いのですか……?」


 モーゼスはキョトンと首を傾げてそのまま視線を横に移し、ディルクに救いを求めた。すでに成人済みのディルクは少し怖いが、アロンが尊敬する補佐官なのでよく分からないことは素直に聞くのである。


「こういうお人だから気にしなくて良いんだよ。ベリアルド御一族の皆様は自分のせいで誰かが狂うことを当然のことだと思い込んでいらっしゃるからね」

「おい、それだと僕たちがとんだ勘違い野郎みたいじゃないか。当たり前のことを当たり前だと受け取って何が悪いって言うんだよ」

「ね? モーゼス、君たちは学院に常識を学びに来ている。領内にいては御一族が正しいと思ってしまうだろう? でもね、常に主人は異常者だと思っておいて。それをどうにか常識の範囲内に収めることが補佐官の仕事だよ」

「なんだよ異常者って! 天才と言え天才と!」


 モーゼスは困ったようにキュッと顔を萎ませて「で、ではシェリエル様も……?」と上目遣いで声を細めた。


「シェリエル様もだよ。どんなに素晴らしいお考えだと思っても、一度は疑う癖を付けなさい。君たち兄弟は少しシェリエル様に傾倒しすぎているからね。しっかり学院で外の常識を学ぶんだ。基準が分かっていなければどう調整して良いか分からないから。いいね?」

「はい!」


 ピカピカの笑顔で返事をしたモーゼスにディディエは「次代の領主に敬意が足りないなー…… モーゼスー、覚えてろよ〜」と大人げない脅しをかけていた。

 ビクッと叱られた犬のように震え上がったモーゼスはその後早口で残りの報告を済ませると逃げるように部屋を後にする。


「小さな子どもを虐めて楽しいですか?」

「楽しいに決まってるだろ? 大人にはない純粋な恐怖と希望が詰まってるからね。僕、子ども好きだよ」

「……そうですか」

「他人の子どもっていいよね。僕、領主より教師の方が向いてるんじゃないかと思い始めたんだけど、どう思う?」

「勘違いです。それ、思い込みが酷くなる前に改心してくださいね」

「お前さぁ……」


 それからディディエの文句がひたすら続き、ディルクはそれをすべて無視して自分の仕事に取り掛かった。

 現当主セルジオは執務をさせることに苦労するが、次期当主ディディエは余計なことをするので苦労する。

 机の上にはディディエが軽い気持ちで手を出した案件がチラホラ見えていた。

 

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[良い点]  ガーランド侯爵。グレースさんの噂を流したお茶会の、なぐさめの言葉が全部侯爵につき刺さってるなと思いました。誰にでも甘い言葉を囁くと有名なディディエさんに本気になって、高価な流行りもののド…
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