表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
みんなあああーーッ!!ありがとうー!!大好きー!!あいしてるー!!いいよ!もう何でもいいよ!どうでもイイ!全部イイ!全部OK!無限の無限のすべてよ!ありがとうー!!大好きー!!あいしてるーーー!!!笑  作者: 大好き!愛してる!
第1章 グラウンドの謎の影(平岡大志)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/169

もう何も考えなかった。

平岡(ひらおか)ああああああ!! お前も手伝ええええええええええ!!!」

 叫んだのは古川(ふるかわ)ヨシオだった。


 ヒツジにはバレーボールのネットが引っかかっていて、変な鳴き声を発しながら走りまわっていて、ネットの端っこを掴んでいるヨシオがズルズルズルと地面を引きずられていた。


「やるじゃねえかヨシオ!!」

「見てないで早く手伝えくそがああああ!!」

「今行くっ!」


 オレは真正面からヒツジに向かって行った。

 ヨシオの重みでヒツジの勢いが遅くなっている。


 今なら止められる!


 そう思ったのに。


 ヨシオはネットから手を離してしまった。


 勢いを取り戻したヒツジが、オレの股間めがけて猛突進。

 ドゴッという鈍い衝撃とともに、オレは声も出せずに後ろへ吹っ飛ばされた。


 これまでに感じた事のないほどの痛みが全身を襲った。



 本当に痛い時って声も出ないんだな……。


 オレは目をつぶって痛みに震えながら、ただ地面にうずくまる事しか出来なかった。


 真っ暗闇の中、ヨシオと鈴木と羊がワーワーキャーキャーメ゛エ゛エ゛エ゛エ゛と騒いでいる声だけが聞こえていた。


 2分くらい経っただろうか、痛みは少し引いてきてなんとか目を開けることが出来た。

 

 目の前に鈴木がボロ雑巾のようになって転がっていた。


 クソっ……。


「平岡あああああああ!!!! 起きろおおおおおお!!!」


 ヨシオだ!


 声のしたほうを見たら、ヒツジに引っかかっているバレーのネットをヨシオがまた掴んでいて、また引きずられていた。 


 顔面あざだらけで目の上も唇も腫れてまるで別人のようになっていたがたぶんヨシオで間違いない。

 近くには耳川も倒れていて羊に踏んづけられたらあぶない。

 はやく止めないと。


 もう何も考えなかった。

 考えると自分に負けそうになるからだ。


 オレは震える体に鞭を打って立ち上がり、ヒツジめがけてただまっすぐに走った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ