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オオエドの雪にも似たり男たち  作者: 笹吉 栄一
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第一章 五月(柏餅)

一応、喧嘩の理由はあるんです。かなりつまらない小さなことですがw

第三幕  ~兄弟と喧嘩と思惑~


《 兄弟と喧嘩 》

「お前は何を馬鹿な事言ってんだ!?」

そう言って、兄貴は俺の方を向いて、物凄い勢いで俺の鼻先を人差し指で押し込んだ。

…俺、アナタにそんなに怒られるような事、言ってますっけ???

………解せぬ。


兄貴の指が鼻先から離れた。

俺は鼻に皺を寄せ、ぐっと堪える。

それでも、収まらぬものは収まらぬ。

ふぅぅぅ……。

細く長い息が、鼻から抜けた。

やっぱり心の底から解せぬし、納得いかぬし、歯をむき出しにしたい気分だ。


兄貴は「こんな下らんことで、往来で大声出すなんぞ、お家の恥だ。」

と、早々に怒りを引っ込めた…ふりをした。

俺は知ってる。兄貴はこんな時にそんなおさめ方をして、納得させるような男じゃない。

何より本人が納得しているはずがない。

兄貴も俺も、学のある方ではないので、何と言えばいいか分かってないだけだ。

だから、お家を理由に俺を黙らせ、自分も黙った。

俺は、大股で先を歩く兄貴の背中を、思い切り睨みつけた。


「もしもしお兄さん?視線で人を射殺す気ですかぃ?」


突然隣から子供の声が聞こえた。

俺は驚いて横を振り向く。

見れば、元服したてであろう、月代の剃りもまだ初々しい、男児が一人。

――いつの間―に―?――

知らず俺は、刀に手をかけていた。

が、少年は俺の手をピシリと叩いて…

「物騒なまねをしないでください。大人げない。」と、辛辣に言い放った。

な!なんなんだ!このガキはっ!?

「大人げなさが、また顔に出てますよ。子供相手にそんなに殺気立たない。」

そう言ってこのガ…少年は、まるで俺より年上であるかのように笑った。

上等だ!その喧嘩買ってやる!!


「だから、少し落ち着いて。お兄さんにまた怒られますよ。」

痛い所を突かれた俺が黙る。少年は、眉毛を軽く上げて俺を見た。

「そうですよね。お兄さんの事、嫌いじゃないですもんね。」

「?!」

「でも、だからこそ、理由が分からなくて戸惑っている。」

少年は淡々としゃべっている。が、


【いつから俺達の会話を聞いていた??】


彼がいた気配は、無かったはず。


「少し、私と話しませんか?おにぃさん。」


…得体のしれぬ彼と、俺が?

「初対面の君と?いったい何の話を?」

「そう、アナタの義兄(ぎけい)さんの話なんですけどね?」

全身が総毛立った。何と言った?

――彼は蓮(オレ)と大介兄さんが、義兄弟だと、知っている――???

「………聞こう。」

ココで動揺を見せれば、より不利な方へ話が進む可能性がある。

何より、兄貴が彼に気付いた瞬間が恐ろしい。

俺は兄貴と喧嘩していた事を一時的に心の棚に置き、少年の話に耳を傾けた。


《 思惑:大人 》

大介の母は老舗菓子問屋の看板娘であった。

少し年の離れた兄と一緒に、早くから店を手伝っていたそうだ。

結婚適齢期から外れてしまう…と、親が焦り始めた頃、とある同心の屋敷から見合いの打診が届く。

聞けば、正妻がいるのだが子宝に恵まれぬ。よければ第二夫人として家に来てはくれまいか。と。

第二夫人、などと言えば聞こえも違うが、要は『妾』だ。

両親は考え込んだ。確かに年かさは多少いっている。

だが、まだ適齢期から外れていない。

なにより大事な愛娘だ。それを妾だなんて…

「おとっつぁん。おっかさん。私、ちょっと目黒家に行ってくる。」

件の愛娘は、そういうと、お店の和菓子を見繕い、止める間もなく風のように出て行った。。。


「でていったぁぁぁーーーーーーっっ?!?!?!?!?」

目黒は少年の語りに、驚いて大声を上げた。

少年はいたずらっぽく笑いながら、しーっ!と、人差し指を口に当てた。

「駄目でしょう、そんな大声出しちゃ。ご近所迷惑だ」

目黒は慌てて自分の口を両手で塞ぐ。


大介の母は、目黒家に到着して早々、裏戸を叩いて使用人を呼び出した。

そして、頼まれ物だと和菓子を見せ、取り次いでもらったのだ。

モチロン、誰も和菓子の取り寄せなど注文していない。だが、当時の当主は瞬時に気付いたらしい。

彼女を部屋に上げ、少し待つようにと願った。

しばらくして部屋にやって来たのは、当主だという初老の男と、若い男女だった。

そして、お互いに名乗りを上げ、何やら数刻話し合い…

「義兄殿の母君は目黒の家に入ったんですよ。」

「………お義母さん………」

俺は、義兄の母の記憶はほとんどない。

義兄の母は、流行り病で俺が五歳の時に儚くなってしまったのだ。

その後、俺の母は、俺達のどちらかを差別することなく、兄弟として同様に育ててくれた…と、思う。

「はい。蓮殿のご母堂は、本当に二人を分け隔てなく、平等に育てておられました。」

子供らしからぬ、表情と声音で、彼は静かに語った。


蓮の両親は、見合い結婚ではあったものの、大変仲睦まじい夫婦であった。

しかし、結婚して数年経っても子宝に恵まれず、親戚縁者から大層な非難を受けていたという。

いつだって無責任な発言を発するのは、当人達から離れた第三者である。

「目黒の若旦那様ご夫妻は、大変な気苦労をされている頃でした。」

そんな周囲の無遠慮で陰湿な発言に、二人だけでなく、皆の精神が削られていってる時、

「ご当主様は、大介様のお母上の噂をお聞きしたのでしょう。」

店の看板娘。男性と一緒に問屋を切り盛りしている。そして…適齢期ギリギリ。

それはつまり、明るく、機転が利き、そして周囲の噂に負けない、強い心を持っている。

そして、実際に会い、やはり目黒家に必要だと感じ、若夫婦も彼女の嫁入りを願った。

大介の母も、ここなら。と、第二夫人となる事に承諾を示した。

「……?あれ?兄貴のお義母さん、一人で…?」

少年は『そこだ!』と言わんがばかりに、指をさす。

「そぉ!!そうなんです!!あやつは親の事など一切!いっっっさい!!!頭になかった!!」

………………………

少年の過激なまでの熱の入りように、蓮は一歩、二歩引いた。

少年は、尚も大介の母が『いかに素っ頓狂な言動をもって、目黒家に入ったか』を力説していく。

【…………この少年…………】

蓮は少年に何かが引っかかったのだが、考えようとした間に話は進んでしまい、慌てて意識を戻した。


大介の母は、目黒家に入ってすぐ皆と親しくなり、そして早々に新しい命を授かった。

家は明るい彼女と嬉しい話題にわいた。

…だが、しかし…

大介の母は、大介を生んだあと、産後の肥立ちが思わしくなく、徐々に床に伏せる日が多くなっていった。

正妻は、そんな彼女を優しく看病し、彼女も正妻を本当の姉のように慕った。

二人の間に、そして目黒家の中に、争いなど起こりようもなかった。


けれど、当人達が争わぬならば、と、外から火種を投げ込むこともあるもので…

「…どんな時でも、他人の幸福を妬む輩はおります…」

周囲は、『子に恵まれぬ正妻』に対する当たりを強くしてきた。

同時に、『いけしゃあしゃあと屋敷に入り込んだ妾』を攻撃する。

いわく「生まれた赤子を引き取り、妾なぞサッサと家から追い出せ。」

またいわく「石女などいらぬ。妾を正妻とし、どんどん子を産ませろ。」


「…………酷い…事を………」

蓮は、知らず拳を握っていた。

「もちろん、お二人ともそんな外野の野次など、気にかけぬようにしておりましたし、

若旦那様・大旦那様も家の者達へ、重々に説明と注意をしておりました。」

そして、それから四年ほどの月日が流れ、ようやく正妻にも新しい命が宿った。

生まれたのは男児。誰もが誕生を喜んだ。

「そう。蓮様、あなたです。」

「……………」

確かに、誰もが喜んだであろう。

正式な―跡継ぎーとして。

しかし、同時に、誰もが心によぎらせたであろう。

あらたなー火種ーとして。


「そして、それから五年の後、大介様のご母堂は儚く世を去られました。」

少年の言葉が重く心に響く。

蓮にとっては、おぼろげな記憶の一枚だ。

母は義母に覆いかぶさるように泣いていた。父も多分、泣いていたように思う。


…………………兄は?

兄は泣いていただろうか?

いや、兄は―――


――――どこに、いたのだろうか――――?



《 思惑:兄 》

大介はその日、あてどなく歩いていた。

母が亡くなった。

家の中では、父と正妻が泣いている。

家の大人が皆、泣いている。

蓮はまだ幼く、家の者と一緒に、部屋で遊んでいたように思う。

自分は………自分の居て良い場所が分からない。

十歳の少年は、まだ幼いその心にそぐわぬ、大きな悲しみと疑問を抱いたまま、

あてどなく町の中をさまよい歩いていた。


目の前に大きな川の流れが見える。

大介は川原に着いた。川面は静かに光っていた。

その光は徐々に滲み、大介の瞳は、川面に沈んだように涙があふれ流れて落ちていった。

ぬぐっても拭っても、目をつむっても開いても、止まらない。

少年は、膝を抱え込むように座り込んだ。小さな嗚咽だけが、河原に落ちていった。


―――――すりっ―――――


静かに膝を抱え、泣いている少年の横を、温かいモノがかすっていった。

驚いた大介が顔を上げる。

「にゃぁ。」

少年の横に、茶色い縞猫がいた。

鼻をすすりながら猫を見る大介に向かい、猫はもう一度短く鳴いた。

それはまるで………

「ねこ………俺な………」

猫は黙って横にいる。

「俺…俺の母上な…」

言葉が続かない。

「死んじゃった……。」

涙があふれ、息ができない。

大介は、フッ、フッ、と懸命に息をした。

歯を食いしばり、懸命に息を吐きだし………

「にゃあ。」

我慢の糸が切れた。

まだ幼い少年は、大きな声で母を呼びながら、激しく泣きじゃくった。

猫は隣に座っていた。


どれだけ泣いただろう。目は真っ赤に泣きはらし、鼻をすすり続けながらも、

大介は何とか泣くのを止められるようになった。

「ねこ、ありがとうな。」

そう言って、猫を撫でようと手を伸ばす。

猫は、前足で大介の手を払い、背中を向けた。

ショックを受け、落ち込む大介の視線ギリギリで、パタン…パタン…と、細い物が揺れる。

「ねこ………。」

見ると、『仕方ない』でも言いたげに、猫が尾を上下に揺らしていた。

まるで………

「さわって、いいのか?」

大介の問いかけに、仕方なさげに「にゃ。」と一言。

大介は、ゆっくりと猫の尾を撫で、猫に礼を言った。

猫はやっぱり仕方なさそうに、じっとしていた。


ふぅ。

大介は深呼吸を一つして、ゆっくり立ち上がり、尻をポンポン、と叩いて土を落とした。

「ねこ。ありがとう。俺、帰るよ。」

瞼は重いし、鼻はまだぐずってる。着物はべしゃべしゃだし、体はガチガチ。

色々考えて、頭は何度もパンクした。

それでも、決めた事も沢山ある。

これからは、目黒家の為だけではなく、弟の…『蓮』の為に、自分の出来る事を。

亡き母が最期に、俺に言い残した言葉を忘れない様に。

何より、俺が、自分で決めた覚悟に恥じぬように。

「またな。」

「にゃ。」

そして、大介と猫は互いに背中を向け、まっすぐ歩いて行った。


《 思惑:弟 》

「大介様は、数刻オオエドを歩いて、ご自分の悲しみや気持ちを整えてこられたようでした。」

「……………。」

目の前の少年の気配は、その姿かたちにそぐわぬ、老成したものに変わりつつある。

それも、以前より自分も見知っている、覚えのある気配に。

蓮の疑問に気付いたのだろうか。少年の目と口の端が今までとは僅かに違う角度をみせた。

「その後は、貴方様もご存じのように、お母様の平等な教育の元、数年が経ちます。」

もちろん、その間も周囲からの干渉・誹謗中傷・これ見よがしの非難・悪態等々。

「全く、飽きもせず凝りもせず。」

ある意味平和なオツムで何よりですがな。と言って、少年は冷たく笑った。

その頃には、目黒家の人間も、大介も、それぞれに思うところや覚悟があり、

外野の騒音に惑わされる事なく過ごしていた。

「ですが、目の前や耳元で煩くされる事は、やはり邪魔であることに変わりないのですよ。」

特に、お兄様にとって、その羽虫の羽ばたき達は、大変な耳障りであり―――――

「まぁ。堪忍袋の緒が切れる前に、何とかなったのですがね。」

そう言って少年は、人の悪そうな顔で、クックックと笑った。


「覚えていらっしゃいますか?ご自分の元服のお話が出た時の事を。」

蓮は、突然、自分に向けて矢が放たれた気がした。

たしか…あの時は………

「父上から、元服の儀を執り行う日取りを言いつかって、その後すぐに……」

蓮の元服が決まったその直後に、大介は―――兄貴は家を出た。

両親は驚いていなかった。そればかりか…

「俺の元服の儀が終わってすぐ、父上も母上と一緒に隠居した。」

「蓮様にはお寂しい思いをさせてしまいましたが、皆様がそれぞれに考え、話し合い…」

大介は目黒家で元服をしなかった。

そして、蓮――弟の元服を待って、家を出た。

―――目黒家の跡取りは蓮である―――

両親は目黒家の跡を蓮――次男に任せ、隣国に隠居した。

―――目黒家を蓮に継がせる―――

家にいた者たちは、両親について隣国へ行った。

―――目黒家は蓮が好きに人をいれればよい―――

「俺…俺だけ…分かってませんでした…………。」

「そうですね。寂しい思いをさせてしまったと、思うております。」

「はい…やっぱり…寂しかったです………。」

「貴方様は、お怒りになって良いのです。」

蓮様。と、少年は慈愛に満ちた目で語り続ける。

「貴方様だけは、大人達の理不尽な決定に大声を上げて良いのです。」

少年は、蓮の顔をまっすぐ見ている。

蓮の頬を水滴がひとつ、流れ落ちて行った。

それはそれは美しい、透明なひとしずく。


「………俺は、今更怒りません。」

水滴が顎から地面に落ちた頃、蓮は静かにそう言った。

その言葉に、少年は驚いたような表情を見せる。

但し、その口元は薄く弧をひいていた。

「あの頃の俺が寂しかったのは本当です。でも、この年にもなれば、気付くことも沢山ある。」

蓮の表情も、少し歪んではいるが笑っていた。

「今の俺は、あの頃の俺を慰めてやれるだけのモノを持ってると思います。」

少年は、腕を組んで目をつむり、うんうん。と頷いた。

「それに、あの時の皆の決断で、俺は今、兄貴と一緒に暮らせてる。」

そう言って、少し離れた位置で時々振り返って自分を見る、義兄の姿に笑みを深めた。

「だから…………」

蓮の表情に薄ら黒い色が差し込んできた。

少年も片眉を上げ、黙って観察する。

「仕返しは、少しずつ、満遍なく、全員に返していこうと思います。」

少年が思い切り吹き出し、膝を叩いて大口を開けた。



大介は、先程から角に向かって話しかけている弟を、数十歩離れた場所でチラ見していた。

どうやら、角の向こうに誰かいるらしい。

最初は険しい顔をしていた。

途中で痛々しいほどの表情に変わり

先程なぞ、涙を流していた。

思わず駆け寄りそうになったのだが、何故か足が動かせなかった。

兄貴の矜持か、喧嘩の意地か………。

そして、今――――

「…何だよ。泣いたカラスがもう笑ってんのかよ。」

心配した自分が損したようで、我知らず頬をふくらませ、むくれていた。


「…なんだよ。」

兄の表情は、先程の言い争いより、何だか拗ねの比率が増えている気がする。


少年との話が一段落ついたと同時に、俺を呼ぶ声が聞こえた。

呼ばれた方に顔を向けたその時、

「貴方様がお気付きくだされば、またすぐにでもお会いできましょう。」

と、聞こえ、振り返るとそこには、誰もいなかった。

俺にはそれが、俺の仕返しを手伝ってくれる味方。であると同時に、

彼の元に義兄を連れてきてほしい…いや、連れてこい。

と、言われているような気がして。

「……なんだよ。」

俺は、兄貴と同じ言葉を、兄貴と違う表情で呟いた。


俺はわざとゆっくり、兄貴の方へ向かった。

さっきの言い争いの理由も、なんとなくわかった。

でも、理解できたからと言って、従うとは限らない。

俺は、小さな仕返しを試みる。

「大介君。今日も沢山動いたし、甘い物でも買って帰ろう。」

兄貴は首をちょっとだけコチラに向け、わざとらしくそっぽを向く。

まだ機嫌が直っていないアピールなのだろう。彼女か。

笑いたくなるのをこらえ、次の弾を放つ。

「折角だし美味しいのが良いな。『佐久間堂』の柏餅なんていいよね。」

店名が聞こえた瞬間、兄貴は大きな目を見開いて「げっ!!」と返してきた。

「じじいのとこまでなんぞいけるかっっ!!」

俺は、悩むふりをして少し横を向き、ついでに見えない様に舌を出した。

佐久間堂の大旦那様は、孫を溺愛しており、その様子は目黒家の人々をはじめ、周囲の人々に大変よく知られている。

それはもう、聞けば皆がわらっ…笑んでくれるほどに。

そして、孫本人は祖父の過剰なまでのスキンシップを大の苦手としているのだ。

それは、褒められたり可愛がられたりする事に慣れていない、思春期の少年の様な…

「違うっっ!!おりゃあもう三十四の大人だ!大人の男だ!!!」

おっと。口に出していたようだ。

俺は兄貴をにやついた目で見ながら、歩を進める。

もちろん、行先は佐久間堂だ。

あの店の菓子は本当においしい。だから買いに行くのだ。

「往来でそんな大声を出したりしては、恥ずかしいですよ?兄上。」


…爺上様にも、会いに来い。連れてこい。と、言われたことだしな。


過剰なスキンシップって、やるには楽しいけどやられるのはキツイよねw

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