蛇足。
キャラの設定など、本編で深掘りしなかった要素をここに記しておきます。人によっては蛇足。
『アルマファンタジア』
胸糞曇らせイベントばかりのやべぇゲーム。
実は道中でティオちゃんの仲間になるキャラも複数存在していたが、どんな選択をしてもだいたいみんな死ぬ。
転生者であるエスペランサくんは、仲間加入イベントなども全て無視して魔神王討伐RTAを敢行したのである。
『ティオ・ペペリア』
アルマファンタジアの主人公。
本来のシナリオではエスペランサを殺めた魔神王への復讐の鬼と化していた。
こちらの物語では復讐の道にこそ走らなかったものの、人類の醜悪さを目の当たりにして闇堕ちに等しい精神状態となってしまっていた。
人間が殺したいほど大嫌い。しかし、エスペランサなら殺さないだろうなという外付けの善性が踏み留まらせていた。
『エスペランサ・ファム・ルークス』
本来のシナリオでは、村を襲撃した魔神王の攻撃からティオを庇って死亡していた。
アルマファンタジアのエスペランサもこちらのエスペランサも、同じ魂を持っている同一人物。前世の記憶を思い出せたかどうかが運命の分かれ道となった。
『ペミディア・ペペリア』
ティオの実兄。
後述のペペリア家の長子であったが、物心つく前に家が滅亡し、使用人によって外へ連れ出された。
親代わりとなるはずだった使用人はほどなくして病死。
ペミディアは幼くして独りで生きる事を強いられた。幸い幼いペミディアを憐れに思った村人が衣食住を提供したため、野垂れ死ぬことは無かったが、親からの承認を受けられなかったペミディアはそれに執着するようになった。
『ペペリア家』
王国の侯爵家。
貴族間の謀略に敗れ、あらぬ罪を着せられて一族郎党斬首にさせられた。
しかし秘密裏に赤子だったティオとペミディアだけは逃れることができた。
ティオは魔神王を倒した英雄となった際に自らの出自を知っている。
『梨月ちゃん』
地方から進学のために幼なじみと共に上京してきた女の子。幼なじみは恋人でもあり、同棲している。
高校生の頃に地元の奇祭で命を落としかけるも、不可解な現象によって救われた。奇祭の関係者は変死している。
『久敏くん』
ものすごいイケメン。
それ故にとてもモテるのだが、本人には心に決めた人がいるので困っている。
〝超歳上の彼女〟とは恋人関係を演じているだけで、実際は恋仲ではない。後に偽装結婚もする。
『鵺』
平安時代、京都を震撼させた大妖怪。
猿の頭に複数の獣の特徴を併せ持つ異形の獣と伝えられるが、獅子を見たことがない者ならばその顔を猿と思っても不思議はない。
似たような怪物の伝承は世界各地に点在しており、それらは恐らく同一の存在。
彼女はきっと、何千年も探して回っていたのだろう。
『脚本家気取りの神』
〝偶像〟を冠する名も持つ上位次元精神生命体。
アルマファンタジア世界の創世神であり、自身の理想の舞台を作り上げて理想のバッドエンドを延々と繰り返し悦に入っていた。
その理由は後述の〝ステンドグラスの神〟の気を引くためである。
『ステンドグラスの神』
〝死兆星〟を冠する名も持つ上位次元精神生命体。
脚本家気取りの神に匹敵するか上回る力を持つ強大な神格だが、自ら世界を産み出すことはせず様々な世界を渡り歩いている。
人間の機微や心理を深く理解しており、慈悲を見せる事も少なくない。だが善神ではない。
世界を渡り歩く理由は定かではないが、何かを輪廻を越えて見守っているのではないかと言われている。
最近の悩みは脚本家気取りの神というストーカーができたこと。
『勇者/魔神王』
脚本家気取りの神が定めた、劇の主人公と敵役。
勇者と魔神王は必ず相討ちとなる因果で定められており、物理法則のように本来逃れる術は無いはずだった。
エスペランサの【運命】によって因果は破壊され、ステンドグラスの神の介入により脚本家気取りの神は二度とこの世界に干渉できなくなった。
『戦争の魔女』
嘗てとある世界に破滅を齎そうとした、黙示録の四騎士の名を冠する【魔女】の一角。
彼女はその中で唯一、神の意思に叛き人間に味方した英雄である。
しかしその本質は大切な人と笑い合っていたいとささやかに願う、普通の女の子。
人類と世界を救うべく、そして未来を守るために【支配】と戦い、全てを守り抜いて消えていった。




