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ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

作者:若松だんご
 「今日から、この子はお前の妹だ」

 背中に大きな翼を持つ鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。

 「人の子が、ボクの妹!?」

 「この子の世話は、お前にまかせた」

 父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。

 「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」

 それも、よりにもよって、人の子なんて!

 鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。
 そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。
 イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?

 「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」

 しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。
 鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。

 「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」

 少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。
 彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。
 メドリには、なにか秘密があるようで――!?

 はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。

 ※ この作品は、PIXIVさまと、アルファポリスさまにも掲載しています。
一、野分。 (のわき。夏の終わりの頃、雨とともに吹く暴風。台風)
(一)
2024/04/27 16:00
(二)
2024/04/28 16:00
(三)
2024/04/29 16:00
(四)
2024/04/30 16:00
(五)
2024/05/01 16:00
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2024/05/02 16:00
(七)
2024/05/03 16:00
二、明時。 (あかとき。夜が明けようとする時。夜明けの頃)
(一)
2024/05/04 16:00
(二)
2024/05/05 16:00
(三)
2024/05/06 16:00
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(七)
2024/05/10 16:00
三、陽炎。 (かぎろひ。明け方、東方に見える光)
(一)
2024/05/11 16:00
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2024/05/12 16:00
(三)
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2024/05/14 16:00
(五)
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(六)
2024/05/16 16:00
(七)
2024/05/17 16:00
四、風巻。 (しまき。激しく吹き荒れる風。雨や雪を混じえて吹く風)
(一)
2024/05/18 16:00
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2024/05/19 16:00
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2024/05/24 16:00
五、真秀。 (まほら。すぐれて良い所。素晴らしい場所)
(一)
2024/05/25 16:00
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2024/05/26 16:00
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2024/05/31 16:00
六、風早。 (かざはや。風が強く吹くこと。風の激しい土地)
(一)
2024/06/01 16:00
(二)
2024/06/02 16:00
(三)
2024/06/03 16:00
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(六)
2024/06/06 16:00
(七)
2024/06/07 16:00
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