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赤い魔石は火属性ですよね? いいえ、違います・・・  作者: MMLB
異世界は言葉が通じない 編
48/55

48話 行動には責任が伴います。結果を甘んじて受け入れましょう・・・


威流たけるはなかなか寝付けずにいた。

こげちゃんは満足そうな顔をして、ぐっすり眠っている。



「リリーにはもう会えないのかなぁ?」


今日あった事が刺激的過ぎたというのもあるが、

リリーの事がとても気になってしまっている。



異世界に来てからはろくでもない目にあってばかりだったけど、

リリーは異世界に来て初めて出来た友達って感じだったから。



ほんの数日の間だったけど楽しかったよな。

襲撃犯が襲って来たらリリーが危ないんじゃないかと、

どうしても心配になってしまう。



「親でも無いのに、なんでこんな事を考えているんだ・・・」


そうだよ、あんないい子なんだ。

きっと、良いご両親に育てられているんだろう。



なにかあってもAEDとか山賊僧侶が守ってくれるだろうし・・・

威流たけるはAEDとその仲間達を思い出していた。


「敵で出てくると鬱陶しいが、味方だとしたら頼もしいかもなAED・・・」


一応、明日も少し早い時間に集落に行ってみるか。

また会えるといいな・・・


そして、威流たけるは眠りについた。



翌朝



威流たけるは起床後の些事さじを適当に済ませ、

こげちゃんを肩に乗せ、集落の海岸へ向かう。



道中、殺戮坊主共に見つかると危険極まりないので、

見晴らしの良い海岸ではなく、森の中を進んで行く事にした。



集落近くまで辿り着いた威流たけるは慎重に歩を進め、

そろそろやぐらが見える頃合いまで来ると、そこには・・・



「えっ!!この時間に見張り!?」



やぐらには見張りが立っており、辺りを警戒している。

威流たけるは咄嗟に木の後ろに隠れ様子を見る。


見張りの男の手には弓が握られており、

不審者を攻撃する意思がはっきりと感じられる。



「見張りのる気がみなぎっているっ!!」



威流たけるは焦った。

集落の見張りなんぞ、敵を見つけたら鐘を鳴らす程度と軽く考えていた。


村人の扱いが、無双系ゲームの感覚だった。



やっぱり、昨日の一件が影響しているのか?


俺が朝に来て、殺戮坊主相手に暴れ散らかしたから、

「朝から監視しよう。見つけたら殺そうっ!!」という方向性になったのかな?



「くそっ、悔しいが、なんて適切な対応だ!!」


威流たけるの起こした行動の当然の結果だった。



それにしても、今まではずっと監視が居なかったは何故だ?

朝は警戒する必要が無かったって事は・・・


「もしかしたら、襲撃は夜限定だったのか?」


そうだとしたら、この時間に集落を監視をしても意味が無い。

襲撃犯に遭遇しなかったのも、時間帯が違ってたからかもしれない。



「こうなったら、夜の闇に紛れて近づくしかない」


リリーと遊んでたから朝に来てたけど、本来の目的は襲撃犯を見つける事だし。

けど、何かあったらリリーを助けに行きたい。



「一回出直すか・・・」


威流たけるは監視に見つからない様に、こっそりとその場を離れた。

それから池の広場に戻った威流たけるは日が暮れるまで時間を潰す。



辺りが闇に包まれ、数歩先すら見えない真っ暗な森の中を悠々と歩いていた。



「本当にこれ、凄い便利!!サンキュー、ファンタジーアニメよ!!」


威流たけるは黄色の魔石を使い、新たな魔法を生み出していた。

フワフワ浮かびながら辺りを照らす球体の光源を出す魔法。



色々なアニメや漫画で出てくる洞窟やダンジョン探索の必須魔法。

威流たけるはこれに更なるアレンジを加えていた。



光源の大きさや光の量を調整出来る様にしていた。


集落から遠い時は光源を大きく光を強くして、

集落付近では光源を小さくしながら光量を調節する。



その甲斐もあって、見つからずに集落付近に潜むことが出来た。



「LED照明の機能って普通に使ってたけど、案外凄いんだなぁ」


文明から離れた事で、文明の凄さを改めてしみじみと感じる威流たける



別れた彼女がいかに大事な存在だったかを後になってようやく気付く、

ドラマでよくある恋愛の疑似体験みたいな事になっていた。



ここから威流たけるにとってしんどい時間が始まる。

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