閑話:お正月にて
明けましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願い致します!
この閑話の前に《20.剣の稽古をした》も投稿しましたので、そちらも是非お読みください!
ーー新しい一年が訪れましたね。
マル:「そうだね。去年はこの世界では悪くない一年だったけど……地球の状況が心配だよ」
ーーコロナのせいで嫌なことがたくさん起こりまたもんね。
マル:「うん…皆、無事だといいんだが……私にできることは祈るぐらいだから、皆はちゃんとお体に気をつけてね。それじゃあ私はお餅を作ってくるから、また後で」
*冒険者ギルドで*
ーーミシェルさんはマルちゃんとルークくんについてどう思いますか?
ミシェル:「そうね、マルちゃんは不思議な子だったわ。かわいい顔してるのに男装したり、ちっちゃくてか弱く見えるのに、ありえない程強かったり。ここだけの話だけど、実はあたし、マルちゃんの実力を理解したまではちょっとだけ馬鹿にしてたのよ。でも結局馬鹿だったのはあたしの方だったわ。今じゃかわいいかわいい妹だと思ってるのよ」
ーーなるほど。確かに、マルちゃんの見た目では全然強そうには見えませんね。では、ルークくんの方はいかがでしょう?
ミシェル:「ルークくんはちょっと…いえ、かなりつれない子だったけど、真面目でいい子だと思うわ。ギルドに泊まってあげる代わりにこき使ってやると言ったのだけれど、全く働かせるつもりはなかったのよ。でもルークくんが毎日、何か仕事ないかってあたしに聞きに来て、仕方なく冒険者になってもらったの」
ーールークくんがつれない……イメージがつきませんね。優しくてかわいい子だってマルちゃんがよく言っていますので。
ミシェル:「優しくてかわいい子のルークくんはマルちゃんの前限定よ。ルークくんは普段基本無口で無表情だけれど、マルちゃんの前だと人が変わったかのように、よく笑ってよく喋るのよ。初めて見たときは自分の目を疑ったわ…」
ルーク:「何勝手に人の話を」
ーーあ、ルークくん。如何でしょう?マルちゃんの前だと人が変わるといわれまして。
ルーク:「……別に」
ーーな、なるほど。これがミシェルさん曰く、つれなくて無口無表情なルークくんですね。
ルーク:「……」
ーーあは、あははは……ではルークくんはマルちゃんについてどう思いますか?
ルーク:「そ、それは……その……俺は、マルを初めて見た瞬間…」
マル:「あけましておめでとうございまーす!!」
ルーク:「マル?!お、おめでとう」
マル:「ふぅ……危ない危ない、ルークがうっかりネタばらしちゃうところだった。ネタバレ禁止だよ?ルーク」
ルーク:「ご、ごめん、わかった。……ところで、その白いのは何?」
マル:「お餅です!今作ったの。美味しいよ!ほら食べてみて!あーん」
ルーク:「自分で食べ…うぐっ……甘くて美味い!」
マル:「でしょ!じゃあこれも……あーん」
ルーク:「だから自分で…うぐっ……これはしょっぱいけど美味い!」
マル:「最後にこれ!」
ルーク:「これは…?」
マル:「ブクマと☆星☆だよ☆」
ルーク:「えっ、そんな貴重なものを持っているのか?!」
マル:「欲しい?」
ルーク:「欲しい!お願いだ、なんでもするからそれをくれ!」
マル:「ふーん?じゃあ女装して」
ルーク:「……えっ(顔真っ赤で涙目」)




