表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

(姫視点)やりたい時にやれるのが大事

ブカブカの服で部屋を歩き回る。廊下を歩き回る。


「凄いな、凄いな」


思わず口からこぼれる。壁や床以外のあらゆるオブジェクトが何らかの魔法によって動いている。人の手間をかけない、いわゆる自動化と言うのが行われている。


「素晴らしい...」


「これのことか?これはだな、洗濯機と言うものだ」


洗濯機と言うのが、内部が回転し、水が出て、洗剤が混ざり、泡立ちそれを水で流すというような工程を行っているのはわかった。

しかし、洗濯機を回す際、光っている字に触れ設定というのを行う。ここがわからない。なぜボタンも無い光った文字の選択肢を選ぶことによって洗濯機の挙動が変わるのかがわからなかった。


「家主よ、この洗濯機の光る字で操作できる原理について教えて欲しい」


「光る字?タッチパネルのことか?詳しくは知らないが、タッチパネル上に並べられてある電気に人の皮膚が触れると、パネル上の電気と皮膚の微細な電気が...」


なんか不安になったのか、板を取り出し何か指が忙しそうに見える。


再度タッチパネルという物の説明をしだしたが、その時には既に光る板の方に興味を持っていた


「その光る板はなんだ!!」


幻影魔法...?


理解できない、


「それはなんだ!」


「これはスマホだ、これもタッチパネルと似たような機能や他にも数多な機能がこれに入っている。これがどういう物なのか...使っていればわかる」


そう言って部屋に帰っていったと思ったら、すぐ出てきた


「これ使ってないやつ、と言っても一世代前のだ。ほぼ最新のようなもの、好きに使って良い」


また、部屋に戻っていった


紐と幻影魔法板のこの2つ


どう使う?


そうこう考えいるが、部屋が欲しい。たしか私の部屋は、、、好きに決めて良いとのことだが...


2階に登り、薄暗い廊下を進む。


一番奥にある部屋はかなり広かった、なのに何も使われてない


ほかの部屋も見た、


寒ッ!


部屋は冷え切っており、なんかワチャチャしているものがたくさんあった。それは箱のような?先ほど洗濯機の原理を教えられた際、マイコン、というようなものに近いものが数十個敷き詰められている。


触れてはいけない気がした。


自室に行き、スマホと言うなるものを触る。


サイドについているボタンを一クリック。


いきなり発光する。


「なるほどここを押すと光るのか」


細長い方を押すと光っている時にだけ、ゲージのようなものが出て操作できる。


まぁ、この2つのボタンに関してはひとまず置いておこう。


マイコンの絵を見せてくれた、あのやり方を知りたい。私が洗濯機の原理を聞き、そこから仕組みの土台であるマイコンについての絵と文を見せてくれた、要するに調べようと思えばすぐ調べられる。


ハハッ、趣深い。


発光したパネル?に触れると絵が動き、また新しい画面に行く


そこには数多な種類の〇の絵があった。下には名前?らしきモノがある。なんせ、聞いたことのない単語しかないからだ。この異世界に来たとは言え、言語がなぜかわかる。見たことのない字でも、読める。それでもこの名前らしきものの単語は一切記憶にない。


触る、触る


また絵が変わる


本当にどういうことなのだ?私がとある動作を行えばそれに従って発光の色が変わるというのだろうか?絵が変わる幻影魔法というのだろうか?


そこから数十時間掛かっただろう。


大体の操作は理解し、これについても、これ以外についても調べられるようになった。


絵が動くと思ったら本でもあるとは、、、これはたまげたな、


先ほどから画面に映るあらゆるものが絵かと思っていたが、実際には画像というものらしく、このスマホのデータというものになったほぼ絵のようなものらしい。この画像が一秒に何十枚も切り替わる事を、アニメーションや動画と言い、切替わった数をフレームレート、リフレッシュレートやfpsなんて言い方もあるらしい。


そこから数時間調べてた、これはスマホという。スマホは0と1で動いているらしい。それを2進数と言い、電気が流れているか、いないかで0か1を判断するとのこと。それらをわかりやすく命令通りに動かしたい場合は、プログラミングというものが必要。これは魔法生成式の下位互換のようなものだった。


そして、スマホに似た機械があるとのこと。


PC、家庭用ゲーム機、スーパーコンピュータ、サーバー。面白い、これらにも触れたいものだ、、、先ほどの部屋にサーバーらしき物があった気がした...?


そこから動画というものを見つけた。


色々解説してくれており、人が画面に閉じ込められたのかと一瞬驚いた


だが、先ほど言った通り、動画というのは時間を飛ばしたり止めたりできる。つまり、データとして保存されてあると言うこと


気が付けば昼から夜を過ぎ、朝になっていた。


暗闇が三色のグラデーションに変わる。青、オレンジ、黒。雲一つのない空をふと見る。


私は気になった、天がなぜ青なのか、夜になれば闇となるのか?


この凄い技術"スマホ"を作ってあるのならば、このような問題は簡単なのではなかろうか?


検索した、わかった。このスマホというものが私の現世にあれば戦争なんて圧勝だったという事が。


こんなもの、片手で持てる王宮書庫ではないか


王宮内でも歩く禁書と言われるような偉い者がいたが、この板より遥かに知識量、計算力が負けている。


その者からも色々教わったと思い出す。


これまでの人生において、武術、剣術、魔術、勉学、振る舞い、国のトップであるための重要なあらゆる全てを教育として叩き込められていた。


奴隷と何が違うのか?なんて考えることもあった。ただの国の飾りを作るための一環のようなものにしか見えない。


しかし、今は違う。戦時中でもなければ、働き動き、指揮し、あらゆる基礎を休み無く続けるような毎日はもう無い。家主の放任主義が、私のこれまでを報いるような。


今、私は神を信じる事はできる。


なんせ、これほどつまらないと思っていた勉学が、今までなかった、興味、好奇心、探究心が滝のように頭に流れ、知識を吸収していく。


空→月と太陽と地球の関係→衛星、惑星、恒星→自転と公転→重力→ニュートン→物理と、調べた内容に関連した物を次々と記憶する。


こうして、私の本当の人生が始まったのだと、そう確信している。

ぐへへ、ww

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ