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「残念だが…魔界にもこのアルケーミュスの下界にも彼等の居場所はないようでね」
「だから…殺すんですか?」
「彼等の存在は魔界の管理に疎かにしたせいだ…俺は魔界の主として責任とその罪を一人で背負わないといけない」
「それは責任を果たすと言えません!彼等は好きでそう生まれたわけでもないし…貴方に殺される為に生まれた訳でもない!」
僕はサタンの理不尽な決断に納得が出来ず怒りまで感じた。
「あちゃ…これは嫌われたな…いやだな…そんな怖い顔しないでよ」
「僕はそんな考え方を受け入れられないです」
「しかしだな、他に方法がないんだ…このままだといずれ神々に消される」
「方法ならあります」
「ハルトや…私はこの事でハルトがこれ以上は関って欲しくないんだ」
ナイア兄さんは僕の考えに気付いた様子だったが気が進まないような表情で反対した。




