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「そうか……まあ、あの神は自分の名を何故か表に出さず隠している…それに自分が関わった事を消すために必死になっていたが…神界消滅以後は…」
ペラペラ喋ってるオロバスをおかしいと思った。
なんの得にならければ絶対何か教えたり助けたりしないのが悪魔の性質だが…オロバスは親切に過去の真相を教えてくれようとした。
それがなんか引っかかって僕は話を切った。
「ちょっと待った!」
「うん?」
「何故聞いてもない事を教えてくれるの?」
「ん?決まってるだろ?この事を知ればお前も奴に狙われる…つまり我々の仲間になるざる負えない!ベリアルが抜けて空席があるから何か格好悪くてな…」
止めなかったら正体知らない神に狙われて危うく悪魔の一員になるところだった。
「こ、この人でなし!」
「人ではないが…」
「くっ…この悪魔!信じられない!」
「悪魔ですが?何か?」
「……うぅぅ」
確かに悪魔が罪悪感などあるはずもなく…まともに話し合えるはずがないと思ってそれ以上関わることはやめた。




