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全ての兵をヒューデンに戻して僕とフィリア姉さんとマリーヌ…そしてイズリが城壁の上に上がった。
3万の捨てられた民達は亜人と似た姿であったが…彼らからは魔物に近い邪気を感じた。
「あれじゃ…これだけの軍では防御すら難しいね」
「そうですか…ハルト様はどうなさるおつもりですか?」
「一応…説得してみるけど…難しいだろうね」
捨てられた民達はヒューデンの前に止まって攻城の準備を始めるとイズリは弓兵に発射準備の命令をしたが僕はそれを止めた。
「陛下…」
「イズリ…ここはハルト様に任せておきましょう」
「ハルト様?もしかして…あのハルト様ですか?」
「ええ…訳があって子供のお姿になっていますが…」
僕は捨てられた民達を説得しようとしたが…戦局が有利な彼らが素直に受け入れてくれるはずがない。
話し合いができる為には彼らと同等の力かそれ以上の力を見せるしかない。




