もうそろ死ぬらしい
初めて書いた小説です!
改善点など教えていただければ幸いです!
中学2年夏休みもあと少し。遊びにに遊びまくった結果、俺(川井駿)は課題を目を真っ赤にしてほぼ泣き目のような状態でやっていた。
小学生の頃は宿題も頑張ればノンストップでできたが、今は時々休憩という名の男の時間が入る。当たり
前だが、その時間に比例して課題の進行状況も悪くなっていく。
「明後日か....始業式」
自分の勉強机の隣の窓には入道雲を突き破るように飛行機雲が飛んでいた。
昼からダラダラと課題を進めてみたものの夏のワークが終わっただけだった。
そのまま夜になり夕飯をすぐに食べた。
少し食べすぎたか、少し吐き気がする。まあ大丈夫だろう。
明日はダラダラするんだとすぐ自室がある二階に駆け上がった。
だが、その前に自分のブツを寝かしつけ落ち着いたところで、
次はしっかりシャーペンを握った。残るはポスターと読書感想文、俳句だ。
途中、携帯に通知が来たが逃げちゃだめだとあの某人気ロボットアニメの
主人公のような言葉をひとりつぶやいて、読書感想文と俳句を終わらせた。
気づけばもう九時半俺はもう限界を迎えた。
「もう.........明日......やればいいや......」
網戸越しのカエルの鳴き声と蒸し機の中のような部屋で
俺は服を全部脱ぎ捨て気絶するように寝た。
朝、朝日が目に当たり自然に目が覚めた。スマホを手に取り通知を見ると加藤から通知が来ていた。
10時間前。昨日から未読無視していたようだ。眠い目をこすりながら、
内容を見た。俺は加藤からの言葉を見て絶句した。
「明日って制服だよね?始業式」
「え?市牛シコって明日じゃなないんか?」
少し誤字ったが今はそれどころではない。今日が市牛シコなわけがない。
だとしたら市牛シコまであと10分...。暑いときに出る汗じゃない、
背中に出る冷や汗が背筋をなぞるように流れ出た。
元気だったブツもいつの間にかログアウトしていた。
もちろん、加藤からの返事は来ない。急いでカレンダーを見た。
俺は確信した。エイプリルフールではないと。当たり前だろ。
そんなこと言ってる場合じゃない。ただ羽織ったような制服を着てダッシュで、
家を出ようとした時頭が痛みだした。まるで厨二病の中学生みたいに頭を抱えた。
最近体の調子が著しく悪い。ただの寝不足だろう。そう思っていた。
途中、たちくらみを起こしたが、なんとか校門前までついた。
家が近かったのが不幸中の幸い、あと五分で始まるが間に合ったようだ。
ジンジンとした夏の熱い日だった。無性にムラムラしていた。
すぐ階段を駆け上り、教室のドアを思い切り引いた。
焦りすぎたか、まるで生徒指導の鬼教師が竹刀片手に生徒を呼びに来たときのようなドアの轟音がクラス中に響き渡った。始業式前のHRだろうか、ごっつい体の男の担任、安藤先生が睨んでるような
驚いているような目で、喋ってたままの口を開けたままこっちを見ていた。
終わった。全員がこっちを見ている。
だが、加藤とその周りの野球部俺の友達は、笑っている。
加藤に関しては、ほら見ろっといったような表情でこっちを見ている。
どうしようか。虚無になったこのクラスの中で5秒ほど沈黙が続いた。ついに安藤先生が口を開いた。
「なぁにやってんだ駿!!!はよう席つけ!」
クラスで真似されてるあの癖のある叱り方で喝をいれられた。
恥ずかしすぎて勃起しそうだ(?)。
俺は静かに席に腰を下ろした。机の木目しか見てられない。
まだ俺のことを見ているのだろう。
そんなことを思っていると体の内側から吹き出そうな
大量のゲロが細い食道を通り始めた。
吐き気が急にきた。今度こそあと一年ある中学生ライフがゲロによって崩壊する未来が見えた。
うんこマンでも、ちんこマンでもないゲロマン。そんなの絶対に嫌だ。
続いて頭痛もきた。その時、肩を叩かれた。途端に、口の安全装置が外れそうになった。
だが、この野球部の俺は練習で鍛えた、その気合でなんとかゲロを引っ込めた。
肩を叩いた犯人は加藤だった。その周りを取り囲うようにヒョロガリの小林、
デブの小野里、変態の高野が意地悪く笑っていた。HRが終わったようだ。
その時、あんなにうるさかったセミの鳴き声が、水の中に入ったかのように小さくなり、
詰まったような音に変わった。吐き気も、頭痛も、音もなくなっていく中、
視界も段々と外側から黒くなっていった。え。なにこれ。
「駿!?どうし....t」
朝起きたような感覚だ。夢だった......のか?
だとしたら今日はな何日?タイムスリップしたような...朝二回目みたいな....。
現実と夢が曖昧になっているときの朝に似ている。でも、ここは部屋じゃない....な。
あたりを見渡すと、保健室にあるカーテン見たいのがあって....。
誰かが入ってきた。あれは保険の先生ではないことだけはわかった。
意外と可愛かった。
(お、おぉぅう。しかも、大きいおっp.....)
「あ、起きましたか。今先生呼んできますから。」
なんか無愛想だな。目線バレたか。俺はベッド上に横たわっていた。
やっと気づいた。窓からの景色は曇っていた。なんとなく、雨の香りがした気がする。
白衣を着た大柄の医師が来た。
「どこか、痛いところとかは?」
低い声で尋ねてきた。
「い..いやまあ特に。強いて言うなら、頭が痛いっていうか。」
「ああ、まあ、単刀直入に言いますと気を失ったんです。10時ごろかな。」
時計を見ると11時。あまり時間は経っていないようだ。すると、医師は続けて口を開いた。
「その後、学校の先生が電話してくれて救急車で運ばれてきたんだよ。
まだ詳しい検査はしていないけどね。お母さんも出張だったらしいけどそろそろ来ると思うよ。」
正直あまり重いものだとは思っていなかった。ただ、なんか気を失うってなんかかっこいいな。
天井を見上げながらニヤついた。
曇った景色を写した窓はかすかにカタカタと風で振動していた。
分厚い雲だった。
あのあと少し検診をして、結果は後で報告しますとのこと。
母が帰ってきて車の中で、家まで帰り、普通に過ごした。
加藤たちからは、エロ画とともにこれ見て元気出せとメッセージが来た。
元気になるのは俺の子だけだっての。
リビングのテレビで、天気予報が流れた。
『明日は雷雨になるでしょう』
なんとなく、嫌な感じがする。
朝学校に行く準備をしていると、病院から電話が母に来た。
「至急病院へ」
と。俺は傘を片手にもう家を出るときだった。
両親で来てとのことで、父の運転で大きめの病院に向かった。
あたりは大きめのビルが立っていて、そこら中スーツを着た、大人が出社していた。
病院につくとすぐ呼ばれた。すぐ終わるのはいいが、一限目はあの鬼教師、里山の授業だから少し、長引いてくれないかなとのんきなことを考えていた。この病院には、野球で骨折した時一回行ったことがあるが、その時とはまた違った異様な雰囲気を放った。静かな部屋へ入った。その部屋は窓が一つあり、雨がポツポツと降り始めていた。
ひげをはやした、少しダンディな医者は静かに椅子に腰を下ろして、
2,3枚の紙を持ちながら口を開いた。内心、怖がっていた。心臓を掴まれている感じだった。
「脳に.......腫瘍が見つかりました........。」
「え?」
思わず声がこぼれた。続けて医師は、
「もって........一年ほどでしょう。」
全く理解ができなかった。親も無言だ。雨足は徐々に増していった。




