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未来からの来訪

〜こちらはBルート〜


果たして、あなたの選択は、、、?



─第8話─B


何1つ迷う事なく、リンへと駆け寄った!


『リン!大丈夫か!?』


駆け寄るなり、その場に落ちていたリンのカバンを渡すと、倒れて来た家の壁の外へと、リンを突き飛ばす。


『あんたこそ、大丈夫なの??』


悲痛な叫びが聞こえるが、お前が無事ならそれで良いと、何一つ後悔もなかった。


自らの視界に入るリンの無事を確認するも、もう揺れによって倒壊した家が、迫っていた。


『マスターレン。危ない!!』


自分の上に乗っていた瓦礫を弾き飛ばすと、ウカは目にも止まらぬ速さで近付き、レンを抱える様に入れ替わると倒壊して来る家の壁を支え、自らが瓦礫を背中で受け止める形で、下敷きになる様にレンを守った。


ウカの目が衝撃で、青から黄色へと点滅している。


『ハヤく、逃げてください!』


ウカは、レンとリンへと声を掛ける。


だが─

倒れかけていた家の壁を背にしている為に、その重さに負けてウカ自身も、今にも潰れそうになっていた。


『お前は、ここから出られるんだよな?』


レンが、ウカに声を掛ける。


『もチ…ろ…』


そう言う背中から、倒れて来た壁の衝撃もあったのだろう、ショートを起こしたと思われる、バチバチと言う音が、聞こえる。


『レン!早く逃げるよ!』


レンの腕を取るなり、その壁の外へともう一度駆け出したリンに引きずられる様に連れて行かれながらも、必死にウカに手を伸ばし、声を掛け続ける。


『はぁ?コレが、過去のパパなの?ダッサ…』


明らかに見下した声で、大きなため息を吐きながら落胆している声が聞こえた。


辺りを見渡すと、刀を持った制服を着た女子高生がそこにはいた。


黒髪のポニーテールが特徴的な、赤いメガネを掛け左手には手袋を嵌め、膝上スカート姿のルーズソックスを履いた、いかにもThe・女子高生!!と、言う様な見た目の女の子が、レンとリンへと冷たい視線を投げかけていた。


『あ、あ、あんたは、だ、誰だよ!』


精一杯虚勢を張り、尻もちを付いたままその女子高生に問いかけるレン。


『アタシは、カナ。パパが危ないから助けておいでってママに言われて来たけど、こんなダッサいの助ける気も起きないよ。。』


深いため息を吐きながら、呆れ返っている。


パパとは誰なのだろうか?

不思議には思ったが、そんな事はまた後で聞けば良いだろう。


今はそれよりも、ウカの方が心配だった。


何とか助ける手段はないものかと考えていると…


パシィーン─!!


突然辺りに響く、乾いた音が聞こえたのでそちらを見やると、明らかに落胆した様子で肩を落としたカナの右頬を、リンが張っていた。


『あんたねぇ〜?アタシを助けてくれた、レンをバカにするのもいい加減にしなさいよ?』


リンの頬が明らかに紅潮し、烈火の如く怒りを表していた。


そんなリンの迫力に押されたのか、何も言えずにただボーッと見つめているカナ。



┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈



【カナの回想録】


『ねぇ〜?パパってどんな人?』


『アタシを守ってくれた素敵な人♪でも、ちょっと弱虫で、時にビビっちゃう様な感じだけどね。』


『はぁ〜?なにそれ、ダッサぁ〜www』


パシィーン!


『あたしを守ってくれた、パパをバカにしないの!』


【現代】


……………………!!



この強さ、この痛さ、このセリフ、間違いない!!ママだ─!


ハッと我に返ったカナは、レンへと声を掛けた。


『あのアンドロイドを、助ければ良いの?』

瓦礫の下敷きになりそうな、ウカと、突然現れた女子高生。


混乱をしながらも、ウカを助ける手段を必死で探す─


このまま、押し潰されてしまうのか!?


今後の展開を、お楽しみに─

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