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自分の能力について、敵にペラペラ話す自信過剰のバカばかりの能力バトル物
ラキ「出場する気があるなら、この参加申し込み書を渡しておくよ。大会のルールや参加受付の場所も書いてあるぜ。」
レイト「ありがとう。これ、少ないけど情報料。」
ラキ「毎度あり。」
アーリー「レイト、武術大会に出場する気なの?」
レイト「自分の実力を確認するために、試しに出場するのも悪くないと思って。」
アーリー「トーナメント戦は、バトル物のネタ切れの時によく書かれるんじゃなかったっけ。この作品もネタ切れかしら。」
レイト「ネタ切れを否定はしないけどね。トーナメント戦がよく使われるということは重宝する理由があるということさ。」
アーリー「例えば?」
レイト「まずは、実況役と解説役を登場させやすいことかな。大会なら実況席を設けてそこに専門の実況役達を座らせてもいいし、仲間に解説させてもいい。観客席の実力者や謎の情報通のおっさんに解説させるパターンもある。」
アーリー「確かに能力バトル物なんかだと、解説役がいない場合、読者に状況を説明するために自分の能力について敵にペラペラ話す自信過剰のバカばかり書くことになるものね。」




