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なろう世界の宅配業者は不在票が使えない
レイト「ここが魔女の家だね。」
アーリー「草原の魔女様にお届けものです。私達は商人からの依頼で来た冒険者です。」
レイト「返事が無い。鍵もかかってる。留守のようだね。」
アーリー「扉の前に荷物を置きっぱなしにするわけにはいかないから、不在票を入れておこうかしら。」
レイト「不在票を入れても、再配達の依頼をしてもらうための電話が無いよ。魔道具の通信機器が存在したとしても、僕たちは持ってない。それに再配達の日時を指定してもらおうにも、僕たちには正確な時刻がわからない。この世界で使用されてるのが、日時計か水時計かクォーツ時計か魔道具時計かさえ知らないからね。」




