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第六十一話拓巳編「敵」

那祢です。

一騎討ちストーリー後編。

拓巳はどんな結末を?

それは読んでのお楽しみで!

またあとがきで。

「隊長がやられた!」

「俺らには勝てないぜ!?」

「に、逃げろ!!!」

「ちょっとまてよ!」


彼らは一騎討ちをしたリーダーをおいて一目散に逃げ出した。


「どういうこと?何でナイフ系つかえるの?」

「私たちでもわかるように説明して!先輩!」


セフィロとトガリに攻められる。

あれ?

皆に伝えてなかったっけ?

入院している期間、暇なのでサブで使っている武器をとてつもなく使っていたのだ。

大剣や槍などではモーションで時間がかかるから前に使用していたすぐに使用できる片手剣の熟練度を最大まで上げていたのだ。

技も沢山あるし弓と連携して使える。

昔、使用していたと伝えていたんだけど・・・


「「「「「・・・・聞いていません。」」」」」


知らなかった様で皆さん怒っている。

俺は平謝りをした。


「私は知っていた。」


そう言うのはアバランのみ。

あー。

たしか一騎討ちみたいなことしたな。

その時の身のこなしでわかっていたようだ。

うーん。

一人でもいるととてもありがたい。


さて話を戻すが一騎討ち。

一対一で戦うだけではない。

勝者が敗者に対して決めることができるルールがある。

選択肢は三つ。


一つ目は「許す」

こちらは名前の通り相手を許します。

メリットは評価が上がり町でのアイテムが安く買えたりラックが増えてドロップ確率が増えたりします。

あと調合も成功確率増えます。

戦闘ではクリティカル率も増えるなどの要素が一週間続きます。

おすすめ!


二つ目は「金品を要求する。」

こちらも名前の通り相手から金品を要求できます。

山賊まがいですが一騎討ちを挑んできた相手なので容赦はいりません。

あとクリティカル率も一週間あがります。

まあ勝ったんだから何かしろくれ。

そんなルール。


三つ目は「止めを指す」

相手を介錯します。

やられたものは昔の俺みたいにリハビリ状態になる上、持っている装備やアイテムを全部相手に奪われてしまいます。

勝った者は悪評高いが上がりますが一騎討ちを挑んできた相手に

情けなどいらない方におすすめ。

ちなみに悪人を倒すと評価が上がります。


さて一騎討ちにもどります。

終わると個別チャットが始まるようになってる。

相手の弁解を聞くためだ。

相手の第一声は


「すみません。許してください!」


いきなり謝ってきた。

あんなに強気だったのに。

ただ俺は確信してないが思うことがあったのでぶつけてみることにした。


「お前、俺に会ったことがあるだろ?」

「えっ?何のことですか?お初ですよ?」


そんなはずがない。

俺は直感だけで聞いてみることにした。


「お前、俺をコンビニ前で殴った奴だろ?」

「はっ!?しらねぇっ。」


おっ!?

言い方変えた。


「じゃあなんで挑んできた?」

「弓矢もったおっさんが弱いと思ったから。」


おっ!

ひっかかった!

俺はこいつと会って長々会話をしたことがない。

その上、フードしている若者声のキャラ。

それを扱っているのがおっさんがと言うわけがない。

そう。


ー 会わないとおっさんとはわからないはずなのだ。 ー


「あと、お前。何でおっさんと知ってる?」

「えっ?」

「会話してないのに何でおっさんと知っているんだ?」

「そ、それは・・・・」


どもった。

たたみあげるか・・・


「そうか、お前、目標なく襲うなんてまったくガキだな。」

「はぁ!?」

「どうせ女をとられたとか思ったんだろ?」


どうやらそれで火がついたようだ。


「てめえ!ふざけんな!!!人の女に手を出して!しかも他の女といちゃつきやがって!!!」

「人の女?」

「そうだよ。市川未歩のことだよ!」

「彼女に彼氏はいないぞ?」

「当たり前だろ!てめえが邪魔してるからな!」


なーるほど。

そう言うわけね。

どこかで未歩と会ったのを見られたわけだ。

そして涼子や丑も一緒にいたから浮気と。

だから俺はあそこで殴られたわけか。

俺は矛盾しているこいつにイライラしていた。

それと一緒にしょうもない理由で病院送りになったのを知った

一応証言としてこの画面コピぺしておいた。


「なに黙ってるんだよ。」


沈黙が長かったのか聞いてきた。


「今、お前をどうやって炙り出すか考え中。」

「ははっ!無理っすよ。おっさん、俺に会ったことないし。」

「確かにな。だがな・・・・」

「だが?」

「方法はいっぱいある。」

「へぇ、どんな?」

「教えてあげようか。」

「へへっおっさんたのむよ。」


そう話している隙に俺は


「秘密だ。」


と打ち込み「止めを指す」を押した。

武器アクションで持っている武器で止めを指す。

俺は弓なので頭部目掛けて至近距離で弓を放つ!


「ギャー!」と絶命が。


ー 血液ドバーなっし~! ー


といいたくなるアクションだった。

みんなが絶句している。

その沈黙を破ったのは


「おい!おまえ!そんなに装備ほしかったのか!」


ゲイルだった。

でも、俺は答えない。


「せ、先輩何で殺したの?」


トガリが聞いてくる。

それでも俺は答えない。


「ねぇ?拓巳さん。教えて。」


セフィロが。


「黙ってないで答えて。」


アバラン。


「相棒・・・・」


ドラグが。


俺は振り替える。

みんなが俺を見ている。

俺は・・・

俺は・・・・・・・

長い沈黙の中、俺は答える。

震える手で。


「アイツが俺を病院送りにした奴だった。」

「「「「「えっ?!」」」」」


俺はタイプしながら涙を流し泣くのであった。

殺してしまったバイジャ。

しかも情けない理由で暴行。

それに耐えられなかった拓巳。

次回!

考え中!

またよろしくお願いします。

那祢でした。

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