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第二十六話拓巳編「完全千鳥主義」

みなさま、お疲れ様です。

那祢です。

長く書いたため言葉直しをしましたが・・・

うまくできませんでした!

今回も楽しんでもらえると嬉しいです。

「・・・・・・・・・・」


未歩ちゃんがあさっての方向のセリフを言ったことにより、千鳥ことちーちゃんが動揺して固まっている。

俺に惚れたなんて言う話が千鳥ちゃんに衝撃が強かったようだ。

多分『衝撃の⚪ルベルト』ぐらいかな。

固まっていた千鳥が動き話しかけてきた。


「ねえ未歩、本当にこの男が好きなんですの?」


えっ?『なんですの?』?

彼女のセリフがお嬢様みたいに変わった。

どうやら激情だった怒りが落ち着き一度切り替えたようだ。

そしてその問に対し、未歩はこう言った。


「はい。私は拓巳さんのことが大好きです。先に言っておきますけど恋愛感情としての意味で好きですよ。悩みやアドバイスなど的確に答えてくれるし。なにゆえとても優しいです!」


少しどや顔だ。


未歩の発言に千鳥ちゃんがこちらに向いた。

いや、向いたと言うか首だけ動かし睨まれている。


「た・く・み・さんと言いましたか。貴方は未歩のことをどう思っているのかしら?」


完全に怒っているのだろう。

冷静を保とうと笑顔を作っているがそれがとても怖い。

でも、聞かれたならこたえなければ。


「俺は未歩ちゃんに会ったのが今日でまだ二回目なのでどんな子かまだ全く知らない。だから付き合うとか付き合わないとかまだ考えれません。」


俺はしっかり答える。

大人のマニュアルにありそうな言葉を選んだ。

未歩は俺の言葉に少ししょんぼりしている。

なんだか泣きそうだった。

それに対して千鳥は笑顔で俺に近寄って来た。

そして襟首をつかみこう答えた。


「当たり前じゃないですか。会って二回で恋に落ちるなんて誰が信じられると思いで?」

「そ、そうですよね。まだまだ早いと思います。」

「じゃあ、それならいつ貴方は人と付き合えるの?誰となら恋愛感情になるの?大人なんだから答えてくれるのでしょう?」


いかついお兄さん方でも引きつる様な冷たい顔。

ドMならご褒美だが・・・

俺はここから逃げたい気持ちになった。

だが、確実に俺は逃げられないだろう。

そう思った俺は考えずに自分の気持ちでこう答えた。


「そう思ってくれるのは嬉しい。だけどまだ俺の気持ちがそれに答えられない。まず、お友達から。そして恋愛対象としてお願いしたいです。」


未歩は嬉しそうだ。

その言葉にドSな千鳥の瞳に光がそして笑顔に戻った。

そしてドS顔の頬を赤くしながら千鳥はこう言った。


「貴方、純粋で真っ直ぐで男らしい。私は嫌いじゃないわ。むしろ好き。」


-チュッ-


そして頬にキスをした。


「なっ!?なななな~っ!?」

「あっ!!ち~ちゃん!!!」


俺と未歩は動揺した!

俺は頬をさわる。

そして、仕事場のあるお方から言われた台詞を思い出した。


-女子高生からのキスは犯罪だぞ-

-学生とかの援交や不純異性行為はだめですよ!恋愛は大人の特権です。だから・・・-


ああ、犯罪者か・・・

俺はぐた~っとなった。

そんな俺の近くでは未歩は千鳥を揺らしながら怒っているようだ。


「なにやってるの!拓巳さんをこまらせないで!」

「みーちゃん、この人、諦めないかしら?私、とても気に入ったわ!今まであった男性の中で一番格好いいし、私の威圧に耐えれた人、初めてあったわ!」

「駄目!絶対に駄目!私が先に知り合ったの!それと先に告白したんだから!」

「告白の早いとか遅いとか関係ないわ。大切なのはお互い、好きな気持ちですよ。」

「その理屈おかしいよ!だって・・・」


未歩と言い争いしながらも千鳥はマイペースに自分の鞄から携帯を取りだした。

そして、俺にこう言った。


「すみませんが私とアドレス交換お願いしますわ。」

「ちーちゃん!!!(怒)」


いきなりの千鳥の発言にとうとう未歩が激情する。

それを気にしないで千鳥はこう答えた。


「未歩がいなくなったら一番に拓巳さんの所に居るんでしょ?ならば電話番号ぐらい知らないと困るんですけどね。」


仕方なく俺は千鳥とアドレス交換した。

そして、千鳥は氷の微笑みでこう言った。


「男らしい潔さと度胸。武士道に通じるものを感じるわね。私の道場で鍛えてあげましょうか?」


たぶんこの道場に入ってしまったら私はやめることはできないのだろう。

そして逃げられない。


「大丈夫です!」


すかさず答えた。

千鳥は気に入らないような顔をしていた。

未歩は俺の近くへ来て服をちょこんと掴み、こう言った。


「恋愛感情の友達はどうすればいいの?」


生まれたひよこみたいに俺に訪ねてきた。

そして俺は大きいため息をついた。


「・・・わからないな。」


-千鳥や未歩が納得するまで頑張る。-


俺はそう心に決めたのだった。



話をしていた千鳥は未歩と一緒に未歩の家に入っていく。

目標の未歩を送っていくを終了した俺は家に帰ろうとした。

すると後ろから声がする。


「ねぇ、なんで帰ろうとしているの?女性の家に来たのなら上がっていくのが当然でしょ。」


-逃げ出した!-

-しかし回り込まれた!-


声の主、千鳥に引っ張られ家にはいることになった。

内心、未歩の部屋に入ることにドキドキしている。


-女性の部屋はまさにロマンだよね!-


未歩の部屋にはいる実感する前に千鳥が俺に聞いてきた。


「今日一日二人が遊んでいたゲーム、見せてくれないかしら?二人がはまるなんて見てみたいですわ。」


千鳥は『チェインリングス』に興味を持ったらしい。

未歩に許可をもらいチェインリングスのゲームを遊ぶことにした。

最初は戦いや動きをみていた千鳥。

しばらくすると・・・


「ねぇ未歩。このゲーム私にもできるかしら」


やってみたくてウズウズしているようだ。

未歩と二人で考えた末、農作業や商売をさせてみた。


キャラクターを動かして遊ぶこと1時間。


千鳥は農作業をしている。

ちゃんとした畑が出来上がり大きい農園が出来た。

千鳥は畑を耕したりアイテムを作るこのゲームにはまったようだ。

さすがに遅い時間になったので帰ることにした。


「私、家に戻ったらこのゲームやるわ!このゲーム楽しいです!」


玄関で千鳥が俺に『チェインリングス』を遊ぶと告げて各家路にもどった。


追伸

-電信柱でだれかがみているぞ!あれは・・・-

気がつけば三百人もの方。

一週間でみていただけています。

嬉しいです。

うれしぬ!

次回は追伸で書きました人のストーリー入ります。

誰かは・・・教えれません。

次回もお願いします。

那祢でした。

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