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病む原因

 私はたまに、悩むのは良いけど病むのは効率的ではない、といいます。

 悪いとは言わないです。悪いとは。ただ、病んでる間は創作が楽しくなかったり、いいもの書けなくなったり、周りに心配かけたり、しんどくって、辛い方が多いかな?と。

 私が今から話すことは、今楽しく書いている人にはあまり意味が無いかもしれません。

 

 創作仲間との交流が増えると、周りにはいろんなレベルの人がいました。

 ただひたすらに好きなものを磨き上げて楽しく書いてる人とか、自信と技量が足りなくて伸び悩む人、技術はあるけど持て余し、使いこなせなくて思うように読者が増えない人、既に書籍化してる人、書籍化してもおかしくない人などなど。

 

 え? 私? うーん、どこだろう……

 多分好きなもの書いて楽しんでもらうために工夫し続ける側なので……とりあえず技術が足りないなら書いてりゃ、読んでりゃ伸びるだろうという楽観さも。

 

 私のことはともかく。

 そんなふうにいろんなレベルの人がごっちゃごちゃにいるのがなろうの界隈でした。

 活動報告、Twitterで何かしらいい事があれば報告したり、悩めば愚痴をこぼしたり、そういう場所にいろんなレベルの人がいると何が起こるかと言えば――病む。

 

 たとえばある何人かが同時に新作書き始めて、一番伸びてる人が「ポイントのびた!」「ランキングだ!」と言い続けたり、逆に「のびない」「増えない」と愚痴ると周りも「くそ、同じ時期に書き始めたのに」「俺の方が伸びてねえのにうるせえな」とか思うかもしれません。こちらは、評価を気にする人の話ですね。

 ポイントを気にしてなかった人は「私は好きなもの書いてて満足してるけど、あの人はポイント欲しいんだな」って眺めてる。しかし眺め続けているとだんだん、それが「もしかして上昇志向足りないのかな……?」とか考え出したり。

 

 とまあ、ここで誰が病んでるかといえば全員なんですけどね(オイコラ)

 

 とまあ随分具体的に書いたけど、実話とは全く関係ないんだからねっ!(すみません嘘です。見られてたら俺らの黒歴史掘り返すなって怒られるかもしれません。あああ……)

 

 私は裏で「いや、他の人いるとこで言うのやめときなよ……ポイントに対する愚痴は」とか「あやつは騒ぎすぎた……でも好きなもの書いてるなら楽しもう。ポイント気にしないんでしょ?」とか、「大丈夫大丈夫、もっと長期的に見ていいよ。私の前作の連載中より評価伸びてるから」とか励まし慰めに回ってました、はい。

 

 実に私は面倒くさい子ですね、ええ。

 ほっとけよ、んなもん。と言われそうな気は。

 


 とまあ、病むって色々あるのですけれど。

 まずは原因として多いものから。

 

 一、技術が足りないと思うこと。

 

 これは自分には書きたいものがあるけれど、それを書ききるだけの技術が足りないと嘆いてしまうことですね。これには実際に技術が足りてない場合と、あるけど使えてない場合とが多い気がします。

 もしくは技術ではない部分の時もしばしば。自分が必要だと思ってる技術と、書きたいものに必要な技術が違うと大変です。

 

 さて、これで病むの大変だなぁというのは、病んでも技術上がらなさそうだなぁと。

 たとえば、文章力が足りないなら、文章のうまい人、信用できる人に相談して読んでもらい、欠点を改善していけばとりあえず「正確で読みやすい文章」にはなるかなぁと。そこでさらに「心をうつ文章」とかを目指すならそういう方面の人にアドバイスもらったり。言葉選びが悪いなら本読むなり、辞書引くなりありますし。

 孤独に書く人はひたすら鍛錬鍛錬。ある意味気が楽です。

 とまあ、何かしらの技術が足りないだけなら病む必要はないよねと。

 既にある人は、使い方工夫するだけですし。

 

 

 

 

 二、自作品が面白くないと思うこと。


 これがおそらく。一番病みやすくて、辛い。

 書く意義そのものですからね。

 

 大体の作品に面白さはあると思います、とは。ただそれでも面白くない作品はあります。

 さて、本当に面白くないのか。そこからになります。一番わかりやすいのはブックマーク、レビュー、感想、読了ツイート。何も数字で価値は決まりませんが、これが多いなら大丈夫!と自信もっておいたほうがいい気はします。ここで問題なのはジャンル。それが異世界ものなのか、悪役令嬢なのか、はたまたSFロボットものやコメディー、ヒューマンドラマなのか。

 どのジャンルでも面白ければある程度までは伸びる可能性はあるのですが。

 私が知ってる周りだと、ファンタジーと書きながら現代世界で子どもの苦悩を描いた短編でポイント4桁だったかな……ただ、伸びやすいとか、ある壁を突破しやすい人気題材があるのは多分皆様ご存知かなと。

 というわけで、比べる時は同系統の題材で検索かけて、短編なら短編のみなど絞り込んだ上で比べた方がいいですね。

 

 また、作品数が異なるため、上位何パーセントにいるかで見た方がわかりやすいかもしれません。


 もしくは平均評価点。こちらはマイページ、投稿済み小説、小説情報でとべるあれです。あれが4点以上ならまずまずいい評価もらってるかなと私は思ってます。人によるけど。

 

 とまあ、ここで数字による評価を得たわけですが。

 次に感想、レビュー。これがたくさん、もしくは長いのとか、好意的なのがあれば面白いと思わせる部分あるかなと。なぜ好意的なものだけでなく、数と長いのかと言えば、批判的な感想には二種類、「人気でたくさんの人が読むから合わない人も読んだ」のと「冷静に読み込んだ結果、改善点が出てくるぐらいには読めた」がある思っていいと思います。


 で、人気はともかく、ほんとに面白くない、酷い作品はまず読めません。あるいは読んでも欠点が多すぎて「どこからなおしていいかわからん」ってなります。他には「欠点があるわけじゃないけど特に面白くもない」とか。

 なので「批判的な感想がきた! だから面白くない!」は結構早計じゃないかなぁ、と思うのですよ。


 さあ、ここまできてなお面白くない。つまり連載して何10話もあるのに、感想はない、レビューはもちろん、ブクマもないとなってからは「それは単に読まれてないだけでは?」を疑うのです。

 読まれてない=タイトル、あらすじに作品の面白いところきちんと書いた? です。読めば面白い、では読んでもらえない。読む前から面白さが想像できるようにしないとというのがWeb小説ではないでしょうか。

 買った本は最後まで読む、と言う人はいても、まず買われてない状態。そりゃそうです。面白くないのもあるなかで、なるべく面白そうなのを手に取るのですから。

 

 これら全部終わって「面白くなかったんだ」と絶望した人はまだ死ぬのは早いです。

 面白いかどうかわからない人は多分、計算して書いてないのです。ただ思いついたストーリーをそのまま書いたり、好きな題材、シチュ、キャラを書こうとしてる。もしくは書きたいテーマのために、書いてたり。

 とにもかくにも、「面白さとは何か」を自分のなかで固めていったら、まだなんとかなるかなと。


 書きたいものがない、何が面白くて読んでるのかわからないという方はインプットに戻るとか。


 面白さがない、ということは滅多になくて、書きたくて書いたのならば何かしら面白さはあるはずかなと。ただ、それに技術が追いついていないか、そもそもその面白さがコンテンツとして確立されていない新しい面白さであったり、もしくはマイナー、マニア向けの面白さであるとか。


 

 

 三、周りと比べてしまうこと。

 

 私のすぐ近く、書籍化さんやリアルは商業で書いてる人、カクヨム1次突破、書籍化予定、わしゃわしゃいるんだぁ……

 はい、死にそうです。

 という冗談はさておき、そもそも方向性が違う人とは着地点が違うので気にしても仕方ない!

 としか言いようがないですね……

 こればかりはね。

 と、ざくりとまとめてしまうのは、比べる相手と比べているご自身のスペックや立ち位置によっては意味合いが大きく異なるからではあります。つまり人によって千差万別。分類不能ということにほかならないのです。 

 

 

 四、伸び悩む

 

 自己評価とポイントに差異がある。

 単純に分析力不足だよバーカ!などと言ってはいけません。運もあります。本来伸びてもおかしくないものがゴロゴロ埋もれてます。スコ速やチラ裏でぐんと伸びたりします、はい。

 

 それはともかくとして、運があるから伸びないことを悩むな、というのはちょっと辛すぎるのはありますが。

 こちらも有意義な助言や、実際に伸びることで一時的な解消はします。

 でも根本的な解決としては、安定して伸びるものが書けるようになるか、実績を積み上げて確実に伸ばすか、そもそも伸びるまで書くか、伸びなくても病まないか、あたりです。

 書籍化作家さんでさえブクマ剥がし嫌ぁぁぁ!とか叫んでらっしゃるから、相性次第では逃れられぬものなのかもしれませんね(笑)

 


 

 

 五、リアルのこと

 

 あなたは寝ましょう、休みましょう。

 それは創作に関係ありません。表に出しても治りません。「バイト辛たん」まあ慰めたり励ましたりはできます。問題があるならアドバイスしてくれる人がいるかもしれません。寝てもなおらないことはリアルで頑張るしかないです。辛いことは決して悪くないです。創作界隈での対処はあなたのコミュ力と、交友関係次第です。お身体のことならばお大事に。そして人間関係や仕事、勉強のことであればお疲れ様です……

 

 

 

 六、酷い人、合わない人、嫌な人がいる

 

 感想欄、匿名コメント欄、掲示板、はたまたTwitter。どこにでも合わない人がいる可能性はあります。

 私の感想欄は素敵なものですが、周りの作者さんで「えっと……」となってる人も見かけます。2ちゃんで発言取り上げられてボコボコにされてる人もいます。まあ色々です。私? 私は2ちゃんで話題になるほど知名度ないですし。作品名だって片手の指で足りるほどしか名前見たことないです。

 これについて詳しく述べると、誰々と誰々が仲悪い!みたいな誤解を招くと困るので、さらっと流しておきます。


 ただ、対応策として言えることには、ブロックという機能があります。ただ、感情的、もしくはネガティブな時に批判やちょっと分かりにくいこと言われたらそれを、攻撃と勘違いしてしまうことも。少し時間を置いたり、冷静な人に見せて「それは気にしすぎ」と言われたら一度考えてみるなどは必要かもしれませぬ。ブロックするほど嫌いか?と自問自答してみたり。

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