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魔国の日常  作者: 盗賊
87/130

さようなら、また今度

 殺・人・予・告!! ……まぁ、一応ですが。

 苦手な人はご注意を!!

 あ、でも最初はダルダルです☆

『気絶した盗賊は、助けに来た騎Cの部下の人に担がれて、魔王軍野営地に連れて帰られました』


 盗賊天幕

「盗賊……」

「いや、盗賊さんが男バージョンで助かったって。手当してるときにいろいろあれだから~的なこと話してたよぉ」

「……」

「勇者、あいつへらへら~っとギャグぶっこんできたのよ……まったく……」

「……

「……勇者、いい加減元気出してよぉ」

「こんな、ずたずたで……」

「急所は全部外れてるっていうから、そこまで危険じゃないと思うよ? 血がたりないだけらしいから……」

「ぐすっ」

「ちょ、泣かないでよ!? 勇者!?」

「私、私が弱いせいでぇ……」

「それはそうかもしれないけd((ryいった!!」ぽかっ

「何言ってんだお前は」

「なぐさめるのだったら止めさすようなこと言わないでください」

「サイッテー」

「ご、ごめんなさぁ~い……約一名声だけしか聞こえないけど……」

「それはあたしかぁ!!」

「わかってるぅ~」

「ちょっとぉ!?」

「勇者、お茶入れたぞっ。……あいつらは放っておいて、元気出せよ!!」

「……」

『盗賊さんは眠ったまま目を覚ましません。もう五日は過ぎたでしょうか』

「……」

「勇者、そろそろどっか行け」

「どっかとはなんだどっかとは……」

「戦場に戻るもよし。自分の天幕にかえってまったりするもよし。なんでもいい。ここに入るな」

「……」

「ずっとうじうじしても仕方ねぇだろ?」

「……よし、わかった。戦ってみる」

「そうか」


『数日後、日暮れです』

「と、いうわけでぇ、最近はキノコ兵も強くなってきましたぁ~」

「と、いうか、ミニキノコはあまり出現しなくなったな。妖精も出てくるようになったぞ」

「……ゲーム終盤位な感じか?」

「そうだな」

「勇者レベル上がってねぇのに、なぁ……っ!?」

「うるさいぞ! って、どうしたんだ?」

 ぽすっ

「やぁ、ユシャちゃん。元気してたぁ?」

「と、とうぞ……」

「ん~? どうかしたぁ?」

 勇者を後ろから抱きしめた、盗賊ストレートロングヘア男ver

「お、起きて……!?」

「んー? 眠いぃ……」

「盗賊!!」

「ウワっと!?」

 盗賊に抱き着く勇者。

「や、やぁ、ユシャちゃんから抱きついてきてくれるなんてぇ……?」

「よかった、よかったぁ!!」

「う、うーん、これは、抱き着いてきてくれたことに関して喜ぶべきなのか、心配かけたみたいでごめんね、なのか……」

「後者だろ、普通」ぼそっ

「ばか、盗賊バカ!!」

「ご、ごめーんね?」

「ホントだまったく!! いきなり現れて私を助けたと思ったら串刺しになったうえに仕事だといってたから安心してたのに実は捕まってたり帰ってきたときは血まみれで目を覚まさないとか!!」

 異様な滑舌の良さ……

「あー、うん、ごめん……」

「ほんとに、ほんとに……!!」

「わ、悪かったって……」

「うぅ……!!」

「勇者ぁ、泣かないでぇ?」

「泣いてなんかいない!!」

「えぇー……」

「バカ盗賊!!」

「えー」

「盗賊さぁん、よかったねぇ。勇者ずうっと盗賊さんのこと心配してたんだよぉ?」

「あぁ、見たらわかるわ……」

「えー」

「ついでに騎Cも結構……」

「へーかぁ、何言ってるんですぅ?」

「おっと寒気が……」

「あ、騎C、約束覚えてたりする?」

「約束?」

「賭け」

「……え」

「あとでちょっと、時間をちょうだい?」

「……」

「それからぁ、勇者、少し、痛いかなぁ……」

「あ、ご、ごめん!」

「ふぅ……やっぱり僕は、後ろから抱き着いてる方が好みかな」ぽすっ

「……」

「あ、魔王、これが一応魔方陣の配置図」

「お、たすかる」

「でもさ、バタバタしちゃったからかわってるかもしれない」

「いや、無いよりましだろ」

「よかった」

「盗賊、体だいじょうぶなのか?」

「うーん、どうかなぁ? あぁ、勇者にプレゼントぉ」

「プレゼント?」

「はい、これあげるぅ」

「なんだ、これは?」

 水色と赤が混ざった玉飾り。

「んー、剣とかにつけるものなんだけどぉ、勇者の剣はそういうのじゃないからぁ、ブレスレットにしてみましたぁ」

「ハ?」

「お守り。持っていて?」

「わ、わかった……?」

「僕がいなくなったらぁ、ビィさんに見せるといいかも」

「いなくなったら!? ビィに見せる!?」

「ビィさんはぁ、物知りだからぁ」

「?」

「いなくなった時って、どういうことだ?」

「僕は動けないしさぁ、どっかで療養しようと思ったり?」

「な、なんだ、そういうことか……」

「あー、それには反対しねェけど、いてくれても構わねぇよ? 戦略とかの参考にもなるしな」

「きゃっ、僕のこと頭いいって? 照れちゃうなぁ~」

「誰もそこまで言ってねぇよ」

「ぶー」

「ま、お前の好きにしたらいい」

「マオマオってぇ、ほんといいヒトだよねぇ」

「なんだよ、褒めてもなんもでねぇぞ」

「エェ~?」

「……なんか貰う気でいたのか……」

「違うけどぉ。少しくらい、ほめてほめてぇ?」

「よしよし、トウゾクハアタマイーナァー」

「あはっ、棒読みかなしぃ~」

「盗賊、少し騎Cはいってないか?」

「そうだそうだ」

「え、やだぁ!! てか勇者ホントモブぅ!!」

「うるさいぞ!!」

「えへへぇ~、楽しぃねぇ♪」

「そうか?」

「あ、僕水があるとこ行きたいのぉ。いってもいいぃ~?」

 ゆるふわロングヘア、黒ワンピース+ズボン。女ver盗賊。

「何言ってるんだ!」

「お前まだフラフラじゃねぇか!」

「襲われたらどうするつもりだ!?」

「えぇ~、じゃーぁ、騎C借りるぅ~」

「「……」」

「え、なんでそこで二人だまるのぉ?」

「こ、これはあれか……?」

「あ、あれなんじゃないか……?」

「じゃぁ、俺たちは……」

「私たちは?」

「後はお若いお二人でどうぞ、な感じで……」

「生暖かい目で見守るべきなのか……?」

「何その会話ぁ?」

「騎C、じゃぁ、頼むぞ」

「やです」

「え」

「騎C?」

「やです」

「なんでだ?」

「……」

「騎C、約束はまもってほしぃかなぁ?」

「……ヤダよ……」

「約束!」

「……だって、約束、あれでしょ? だって、今、必要ないじゃん」

「あるから言ってんのぉ」

「……」

「……」

「なんの話だ?」ひそひそ

「さぁ、分からん……」ひそひそ

「……約束破りは最低だよぉ」

「……分かったよ」

「それでいい。じゃぁ、いってくるねぇ~」

「失礼します」

「お、おう……」

「い、いてら……」


 森の中の泉。

「うん、きれいな水だね。広いし。ここならよさそう」ぴちゃぴちゃ

「盗賊さん……」

「よし、賭けで勝った、私のお願い。約束したよね? 私を殺して」

 泉を背にして、縁に立つ。

「……ホントに必要なの?」

「じゃないと言わない。僕だって痛いものは痛いのだからぁ」

「……っ」ぎゅっ

 騎C、勢いよく剣を抜き放つ。

「ちょっと! なんで薙ぐの!?」

 盗賊、ナイフで受け止める。

「……ほら、元気じゃん……」

「だからってこれはない!! 言ったよね!? 首切り死体とかそういうの勘弁!!」

「元気なら、いいじゃん……」

「……もう魔力ほとんどないの。目も見えづらくなってる。たぶんもう少しで歩くのも困難になる。体ガタガタなの。今だって騙し騙し。そんなのただの足手まとい。そんなの、そんなの、僕は嫌だ」

「……なんでよ、もうじ……」

「約束したの。守ってよ。往生際が悪いよ?」

「……わかった。いい?」

「そっちこそ」

「いくよ……」

 ずぶ……っ

「っ……」

 騎Cにもたれかかる盗賊。

「けふっ」

「だ、大丈夫? ……っていうのもおかしいんだけど……ごめんね」

「なんで君が謝るの? 悪いのはあたし。あなたは悪くないでしょ?」

 ……

「泣いてるの?」

「え? 泣いてなんかないよぉ? ちゃんと笑えて……」

「君は道化みたいだね」

「え?」

「顔で笑って心で泣いて。って。私のせいなのにね、何言ってんだろうね? ごめん、ごめんね、大丈夫、大丈夫だよ?」

「……なんで、何で笑うの?」

「え?」

「なんで笑ってんの? 剣刺さってんだよ? 痛いでしょ? 今から死ぬんだよ? 怖くないの!?」

「ん~、痛いけど、そりゃ覚悟してるしねぇ。怖くはないかな」

「何でなんで、そんなに普通にしゃべってんの? なんで、なんでなんでなんで……」

「騎C、ごめんね。ありがとう」

「なんで、自分が死ぬときに、殺されるのに、なんで、そんな笑ってお礼なんていうの!! ……皆、みんなおかしいよ……あいつも……っ!!」

 ――――――ごめん、ごめんね。ありがとう。

「私がお願いしたことだから。私はいいんだよ。でもね、ごめんね。騎Cがこんなに傷つくとは思ってなかった。本当にごめん」

「傷つく? 傷ついてるのは盗賊さんじゃん……俺は加害者……」

 ――――――泣かないで。僕が言ったんだから。―-のせいじゃないよ? 悲しい顔しないで?

「加害者なんて言わないで? 僕が一番悪いから、僕のせいにして? 無理に笑わなくていいよ? 泣いてる泣いてる、あなたの涙。隠さなくたっていいんだから」

「……」

「ごめんごめん、ごめんね騎C。前にも何かあったのね? 許してなんて言わないけど、繰り返しちゃってごめんなさい。やり直しはできるかな? いつか絶対、埋め合わせするよ」

 ――――――僕のことは忘れて、幸せにね。僕の分まで、楽しくね? ありがとう。さようなら。また会えるといいね。また、来世も、--と一緒に、なれるといいね。

「でもね、ごめん、もう時間みたい」

「え?」

「さようなら。また、次の生で会いましょう?」

 とんっ……

「まっ……!!」

 さばんっ

「……盗賊、さん……」

『水に消えた盗賊。たたずむ騎C。辺りは闇に沈んでいく……』

 騎Cの過去に一体何があったのか!? ……書きたいなぁとは思ってますが、やる気も元気もない私デス☆

 だったら前振りみたいなのすんなよ。とお思いのあなた! 今回は作者が暴走しただけです!! いや、いつも暴走してますが!!←

 まぁ、そのうち皆さんの過去やりたいなと思ってます。

 はい、さようならー。……え、盗賊さん? ……またねっ☆←

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