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魔国の日常  作者: 盗賊
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お正月!!

 季節企画ですね。

 え、戦争? なんですか?←

「新年」

「「「「『あけましておめでとうございます!!』」」」」

 おめでとうございます。


『とまぁ、こんな感じで始まっていく新年一発目なのですが……さぁ、どうしましょう!? 軽く方向性を見失っております!!』

 えんじぇる様? え、なんですそれ? おいしいんですか?

『作者! 頑張ってくださいよ!!』

「まぁおいといて、今日は正月っぽいことをしたらいんじゃね? んで、なんかやりたい奴いるかー?」

「正月っていったら、初詣だよねっ」

「……神社なんてここらへんないぞ? あっても教会とかだろ?」

「あー、ファンタジーだもんなー……」

「だったら、何で正月あんのよ、みたいな話になるんだけどね?」

「そこはツッコんじゃいけないぞ☆」

「……」

「あ、んじゃ、羽根つきとかどうだ? 正月っぽいだろ?」

「ナイッス勇者! んじゃ、やろやろ!!」


 勇者、青系の着物。

 盗賊、濃紺の着物に、黒っぽい袴。

 スナイパー、黒の着物ドレス。

 魔王、紋付き袴、的な?

「おい、俺だけ何その説明」

 紋無いですから、それっぽいの想像していただこうかな、と。

「……」

 意外とお似合いですよ、魔王。和顔って言いますかねぇ。

「どういう意味だ?」

 そのままですよ。あ、でも、ビィさんとかのゆかた姿も見てみた、げふんげふん!!

「……」


『さぁ、始まりました、新年・羽根つき大ばとるぅ~!!』

「あ、僕棄権で」

『最初っからダメなやつキタ―!!』

「え、なんでだよ盗賊!」

「やらないのか!?」

「負けるのが怖いんでしょー!!」

「はいはい。なんでもいいけど、僕ちょぉっと、あれだから」

「「「ハ?」」」

「ま、何でもいいから。三人でやっといてちょうだいなっとさ」

 赤い布の敷かれた和風ベンチに座って湯呑片手に手を振る盗賊。

『と、いうことは、勇者不戦勝!!』

「なっ、対戦表あったのか!?」

「ツッコミどころはそこだったか……」

「?」

『えーっと、あれですね。パーティーメンバー同士で争ってみよう的な対戦表でした。てことで、魔王VSスナイパー』

 ……

「うえーん!!」

 スナイパー、パンダ。額には、肉、と書かれている。

『瞬殺☆』

「ははん。俺様に勝とうなんて片腹痛いわ!」

『魔王がこんなところで魔王フェイスになっております……』

「んじゃ、最後にこれも追加っと」

「もういいじゃなーい!!」

 ほっぺにぐるぐるマーク。

「勇者ー!!」

「まぁ、しょうがないよな。ルールだし……」

「いっつも味方の勇者がー!!」

「負けた人はこっちおいでー」

 ベンチの隣をたたいて呼ぶ盗賊。

「悔し~~!!」

「あらあら。こんなに汚されて……」ぱしゃっ

「写真撮ってんじゃなーい!! 今すぐ消せ!!」

「つ、つい……って、わっ、ちょっと!? 汚れた手近づけないでよ!?」

「うるさーい!!」

「キャー!?」

『さっ、次の対戦行きましょう!!』

 魔王VS勇者

「ふっ、ついにこの時が来てしまったな、勇者……」

「そうだな、魔王。……このくだりを一回やった気がするがきっと気のせいだろう……」

「そうだ。きっとそうだ」

「さぁ、決着をつけようじゃないか。昔の私だと思うなよ……」

「望むところだ、さぁ、来い!!」

「行くぞ!!」

 カカカカカカカカっ

『もう羽根つきの音じゃないですね……』

「どうした、そんなもんか、勇者ぁ!!」

「まだまだぁ!!」

「ちゃんとやれぇ!!」

『えー、っと……』

「ナレーさん、もう諦めなよぉ。ああなったらもうおしまいだからさぁ」

「そうよ。何言っても聞こえないんだからぁ」

 きれいに復活スナイパー。

『それもそうですねぇ……まぁ、この展開は固定ですもんねぇ』

「そうそう」

「盗賊ー、餅焼いたぞ。食うかー?」

「たべるたべる!!」

「え、何、お餅!?」

「お汁粉ってのも作ってみたんだが……」

「さっすがモブモブ! でも僕あんこ食べれないからきな粉餅がいい!! 甘いやつ!」

「ほら、これだろ?」

「分かってるぅ!!」

「昨日あんだけせがまれればさすがに覚えてるっての……」

「えへへっ」

「魔王様……は、なんか頑張っていらっしゃるな! 邪魔しちゃいけねえ!!」

「……たぶん魔王、声かけずにおやつ先に食べてたら怒るわよねぇ?」

「でもま、仕方ないでしょ? 熱中してるし、ってか、まだ一回も落ちてないんだけど……」

「え、マジ? それすごすぎない?」

「スナイパーは、しょうゆだったよな?」

「あ、そうそう! さっすがモーブ、わかってる!!」

「昨日あんだけ言われればな? お汁粉も食うか?」

「たべるー!!」

「俺はお雑煮食べたーい」

「「「!?」」」

「角餅で白だしがいいなぁ。具は野菜いらなーい」

「え、甘いのと醤油の餅しか作ってねぇんだけど……」

「んじゃ、お汁粉チョーダイ」

「わかった。ちょっとまってろ」ぱたぱた

「いや、何なじんでんだ騎C!?」

「いきなり現れて普通に注文してんじゃないわよ!? ビビったわ!!」

「えぇー? なんか声が聞こえるけど姿が見えないなー? あ、小さいから見えないだけか」

「座ってるから盗賊とあんまり変わんないわよ!!」

「確かにねー……」

「俺も座らせて盗賊さんっ」

 ちなみに服装説明。

「え、ここで!?」

 モーブ、いつも通り。

 騎C、かすれたような藍色の着流し。

「意外と似合うな、和服……」

「あ、ホント? 盗賊さんに褒められたっ」

「……なんかテンション高くない?」

「うーん、さっきまで早朝訓練だったからねー」

「ふーん?」

「てかさ、俺の座る場所、開けて?」

「断る」

「……」

「……」

「……えー」

「……時間差?」

「ぶーぶー」

「ここはメインの人が座る場所です」

「ちびいんじゃん」

「あたしだってメインだっつうの!!」

「あ?」

「盗賊ー、騎Cがガンつけてくる―」

「はいはい」

 かんっ

「あ、やっと羽落ちたっぽい?」

 ぜぇはぁぜぇぜぇぜぇ……

「だいじょぶかあいつら? 勇者、着くずれ半端ない……」

「あんなんで息切れなんて、勇者鍛え方たりねぇなぁ」

 諦めてしゃがみこむ騎C。

「後で持って帰って鍛えてやって」

「そうだねー、久しぶりにもんでやるか」

 ぞくぞくぞくっ

「!?」

 きょろきょろ!!

「あ、悪寒はしってるっぽい」

「勇者ドンマイ……」

「あははっ♪」

「ほら、お汁粉もってきたぞ」

「「お汁粉!!」」

「あ、魔王様も食べますか? 勇者も?」

「あ、俺やっぱ磯部!!」

「私はお汁粉!!」

「わかりました。少し待っててください!!」

『もう、勇者と魔王の決着はつかない、ということで終了』

「ぷはっ、うめぇ……」

「温かさがしみるな……」

「勇者、ほらちょっと! 帯なおすからあっち向いて!」

「あ、ああ、すまない……」

「まったく、何で着物であんなハッスルするのよ……」

「ホントだよ! バカなの!?」

「……すまん」

「あははっ、勇者怒られてる~」

「……なんで騎Cがいるんだ?」

 着物が似合いそうだったんで。ビィさんは、なんです? そんなことにかまってる余裕はありません。仕事がありますので失礼します。って言われそうだったんで……

「そんな理由!?」

「なんでもいいじゃねぇか。餅がうまいならそれで……」

「いや、関係ねぇ!!」

「お汁粉もおいしいぞ!」

「いや、関係ないって、聞いてる?」

「喜んでいただけたのなら、うれしすぎますぅううううううう!!」

「も、いいや……。はい、終わり」

「助かった盗賊」

「きな粉餅うまうま」

「磯部うまし」

「お汁粉うまいぞ」

「しょうゆ餅もお汁粉もおいしー」

「お雑煮おいし」

「なっ、いつの間に?」

「コックさんに頼んでみたら、簡単に作ってもらえた」

「そうか、よかったな……」少しプライドを傷つけられたモーブ。

「うん~。お汁粉もおいしいけど、やっぱり訓練終わりはお菓子じゃないよねぇ」

「……」しゅんっ

『まぁ、こうしてまったり終わらせるとしましょう』

 いつも通りグダグダですけどね……

「それはしかたないよっ。てなわけで、みーなさーん! せーのっ」

「「「「「「『今年もよろしくお願いします!!』」」」」」」

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