番外編? シンデレラ×ロミジュリ
シンデレラとロミオとジュリエット風にしてみました。
『本日はパロディーですよっ。シンデレラとロミオとジュリエットです。さぁさ、どんなことになるのやら……?』
『あるところに、継母と義姉にいじめられる女の子がおりました。彼女はいつも灰を被って汚れていたので、灰被り(シンデレラ)と呼ばれておりました……』
「ちょっとシンデレラ! 僕のお洋服がないんだけど! どこにやったのさ!?」
盗賊、腕にきらびやかな服をまとった女の子腕人形を二つつけている。黒子のつもりなのか、黒いワンピースに、黒いベール。
「盗賊、あんた一体何やってんのよ……」
ピンク頭が灰色気味になっているスナイパーシンデレラ。ぼろ服。
「人が少ないからね。ビィさんはこんなことにかまってられないってゆうしさ。モーブは裏方に徹します、魔王様のために!! って。だから足んない足んない。ってことでその辺ツッコまないでね」
「あ、ああ、そう……」
「そうそう。……で、シンデレラ! お姉さまになんて口のきき方なのさ!! もっと敬いなさいな!!」
「そうよそうよ!! お姉さまの言う通りよ!!」
右が緑色、左が赤っぽいドレス。左の方が姉らしい。
「ご、ごめんなさい……」
「それで? 僕の……あ、ちげぇか。あ、今更か? いやいや、私のお洋服何処やったの!?」
「時々素がはいんのヤメテ?」
「ごめんごめん。……違う! お姉さまのお洋服を一体どこに隠したの? お母様がご厚意で置いてくださっているのに、こんな使えないんじゃあ、お仕置きしなくちゃだわ!!」
「そうね、妹、どんなお仕置きがいいかしら?」
「崖の上から命綱なしのバンジージャーンプッ♪」
「それただの飛び降り!!」
「また、姉に向かってなんて言う口のきき方なのよ!!」
「そうよそうよ!!」
「いやこれだって……!!」
『んんっ!! シンデレラはしおらしく!!』
「あ、そ、そうだったわ……。ごめんなさいお姉さま。今すぐ探してみるわ。あたしが隠したわけじゃないんだもの。きっとどこかに隠れているのだわ」
「そんな言い訳が通用するとでも思っているの!?」
「思っているの!?」
「まあまあ、そこまでにしておきなさいお前たち……」
「お、お母様!?」
「お母様!?」
「お母様までそんな灰被りの味方するの!?」
魔王、いつもより豪華指向の服。……男服。
「女装なんかしてられっか!!」
「お母様!!」シー
「……ええ、そうね。悪い子にはお仕置きしなくてはいけないわよねぇ」
「お母様♪」
「そんな! あたしは何もしてません!!」
「お黙りシンデレラ!! だったら誰が犯人だと思うの? この子達? そんなはずないじゃない! 自作自演だとでも?」
『ええきっとそうですよ! とはシンデレラは口が裂けても言えなかった。もし言ったとしたら、平手では済まない……』
「わかりません」
「分からない? お前に決まってんだろ、あぁん!?」
『ちょ、魔王様、魔王出てます!!』
「お、わり。あんたに決まってるでしょ、この愚かな灰被り!!」
「そ、そんな……」
『シンデレラはこの理不尽になすすべもないのでした』
「シンデレラ、罰として、今日中にこの屋敷(魔王城)の掃除をしておきなさい」
「!? この屋敷全部ですか!? すごく広いのに、あたし一人で!?」
「当たり前でしょう? 他に誰が?」
「誰が誰が!」
「いると思ってんのさよ!!♪」
「ひ、酷い……ってか、魔王盗賊!! お前らどんだけノリノリなんだよ! 特に盗賊!!」
「気のせい気のせい♪ ほら、シンデレラ、さっさとしないと日が暮れちゃうよ?」
「もちろん、あんたのために使う蝋燭なんてこの家にはないんだから♪ ね、お母様?」
「そうそう。もちろん。わかったら、さっさとやりなさい。暗くなっても目を凝らして、チリ一つ落としてはいけないんだからな? わかったか?」
「な、なんて無茶ぶりを……」
「あ、そうそう。言い忘れた。俺ら今日舞踏会だから、夜かえんねぇかんな、だからっつって? 手ぇ抜いたら承知しねぇぞ、こら」
「魔王が全面だけどもう気にしない! 私たち、素敵な王子様見つけて玉の輿に乗るんだから!!」
「だからだから!!」
「以上だ。せいぜい頑張れ灰被り……w」
「最後笑うな!!」
「wwwwww」
「あははっ」
「きゃははっ」
「いや、ここは継母っぽく」ちらっ
「おーほっほっほ?」応える魔王
「ありえねー」
「ひでぇよー」フェードアウト
『継母と義姉たちは不気味な笑いを置いて、舞踏会の準備のために引き上げていきました』
「あたしだって、あたしだって、舞踏会行きたいな……」
『一方その頃、ロミオとジュリエットはと言えば……』
シンデレラの一日前。
「おお、ロミオ、あなたは一体どうしてロミオなのん?」
「もっと感情込めやがれ! もう一回!!」
「おお、ロミオ……って、このくだりどうでもいくない? あ、ってか、違うわ。魔王だったね」
「そこロミオのままでもいいだろ! 今日はパロディーだっての!!」
「あ、そっか、ロミオ。えとね、明日どっかの王子様の舞踏会行けっておとー様に言われた」
「ハぁ!?」
「なんかね、ロミオと会うのはもうよしなさい! あいつは何チャラ家の何とかなんだから!! ってさ」
「そんなことどうでもいいだろ! 俺らは会いたいときに会って、話したいときに話そうぜ!」
「でも、見つかったら大ごとだしさ? とりあえず、明日は行くことになってるし、報告だけ」
「あ、ちょ、オイ! ジュリエット!?」
「今日はもう寝るわー。遠いから明日は朝から出るんだってさー、めんどいよねぇ~」
「お前なぁ! もうちょっとジュリエット感をだなぁ!!」
「おやすみロミオ! 会いたくて会いたくて苦しかったけど、あえたらすっきりしたわ! てことでおやすー」
「ちょっとジュリエットの愛が見え隠れ……って、ほとんど隠れてたよ!? あ、待て! 寝るな!!」
「……すぴー」
「うおぅい!!」
『いや、これ、ほとんど盗賊さんと魔王様じゃないですか! もうロミジュリ感まったくなしですよ!?』
「えー、ダメ―? 大体ロミジュリあんま知らないシー、しかもー、盗賊さん、ねむーい……」
「オイ寝るな!! この辺くらいちゃんとやってやれ!!」
「すぴー」
「寝るなって!! ナレーさん困ってるから!!」
『え、え~、次行きます~』
舞踏会当日、舞踏会より少し前。
シンデレラ。
「ああ、あたしも行きたかったな、舞踏会……。きっときれいなドレスで着飾ったキラキラした人たちがいっぱいいるんだろうな……」
きれいにライトアップされた城を見て、ため息。
「シンデレラ……」
謎のしわがれ声。
「だ、誰よ!?」
「シンデレラ」
「誰だってば!」
「わしじゃ」
「だ……え、勇者? どっから声出してんの!?」
目の前にうっすら発光している青の魔導師服勇者。
「ほっほっほ。そんなこと気にするな」
「え、えぇー……」
「それよりも、舞踏会に行きたいんじゃな?」
「え、ええ。そりゃまあ……」
「その願い聞き届けたり……」
「絶対妖精さんそんなキャラじゃないと思う!!」
「細かいことは気にしちゃいかん……」
「……」
「では、いいか、びびでぃばびでぃどぅー」棒読み
「適当!?」
「そんなはずないじゃろ」
「キャッ! なにこれかわいい!!」
ピンクのふりっふりキラッキラびらっびらぶりっぶりドレス。リボンふんだん。頭にもピンクリボン。髪は巻いて、ゴージャス。
「いいか、よく聞けよ……」
「あ、ガラスの靴だ! ん? これもピンクっぽい! ガラスの靴って透明じゃないの?」
「き、きけ……」
「そういえばドレスも白っぽいのか水色だと思ってた!」
「聞けって言ってるだろうスナイパー!!」普通声
「わっ!?」
「まったく、せっかく屋敷の掃除もしてやったというのに! それなのに人の話を聞かんとは、まったく、これだから最近の若者は……」しわ声
「ごめんって勇者」
「妖精さんじゃ」
「よ、妖精さん……ごめんなさい」
「ふむ、いいだろう。それで、いいか、十二時の鐘が鳴るまでに帰るのじゃぞ? 鐘が鳴り終わると魔法がすべて解けてしまうからな」
「はい。わかりました。……あれ? 勇者魔法使えたっけ?」
「今は妖精さんだから使えるんじゃ」
「そ、そう……?」
「外にかぼちゃの馬車も用意してやったぞ。ありがたく思って使うがよい」
「わ、分かりました……」
「十二時の鐘だぞ、忘れることなかれ、じゃ」
「ありがとうございます、妖精さん!!」
「では達者でなー」
舞踏会始まってすぐ。
「今日は私の妃を決めるための舞踏会。……まったく、母様も厄介なものをお考えになる……憂鬱だ」アンニュイ
勇者王子。似合いすぎ。
「ぶふっ!! ユシャちゃんはまりすぎ!! なにそれ!? 王子様的キラキラ効果が見えるよ!?wwwww」
「……盗賊? 何やってんだ?」眉間にしわ
「王子様がそんな怖い顔してはいけませんわよ?」
「……」イラァ
「おっと、王子様? 今回の舞踏会はあなたの将来のお相手を決める大事な会だと聞きましたわ。そんな怖いお顔では、普通の女性は逃げ出してしまいますわよ」
「そうだな。失礼した。確か、ジュリエット?」
「ええ。そうですの。お会いできて光栄ですわ王子様」
優雅にお辞儀。
「そうか。では、一曲踊っていただけますか?」
「お仕事ですわね。本当に」
「それはあなたもでしょう?」
「事実ですから否定できませんわねぇ。ああ、でも、それなら好都合では? お互いに。仮面夫婦?」
「いやいや。そうはいかないだろう? お互い?」
「そうですか。まあ、ざんねーんっ♪ ですわ~」
「……なんでもですわ~とかつけときゃいいわけじゃないからな?」
「ん、そうなんだけどね、台本にいちゃつけって……」
「それがいちゃつくなのか? ってか、台本って? てかほとんど盗賊だったぞ!?」
「ツッコミ多い~。気にしないで王子様。……世の中には知らない方が幸せな物事がありましてよ?」目が笑ってない
「王子を脅す姫がどこにいる!!」
「では王子様、もっと楽しいお話しましょ?」
それを陰で見つめるシンデレラ。
「お、王子様! ああ、あんな女と楽しそうに……せっかく妖精さんに魔法かけてもらった……って、うん、両方勇者だよねっ!?」
『いちいち気にしてたら話が進まないんですったら!』
「い、言ってみただけじゃない……。で、えーと、妖精さんに魔法かけてもらったけど、しょせんあたしは姫じゃないもの。王子様と踊る資格なんてないわ!!」
逃げ出すシンデレラ。
「え、本当にこれでいいの!?」
『いいんですっ』
「だってこのままじゃ……って、ギャッ!!」
階段でかっくん
『もっと色気のある悲鳴をお願いしますよシンデレラ……』
「いやぁぁぁぁぁ!!」
どこかの役者もびっくりの階段落ち!!
「おいおいっ!! 大丈夫か!?」
「あ、あなたは……?」
落ちた先で拾われる。
「俺は、……ろ、露美男っていうんだ!」
「それはまた、あの、暴走族みたいなお名前で……」
「う、うるせ!」
「あるぇ~? ロミオじゃん、どしたの!?」
「って、階段落ちたのか!? 大丈夫か!?」
ジュリエットが階段の上から遠くを見るように手をかざして、王子は階段落ちで脱げた靴を拾ってシンデレラの下に。ジュリエットも続く。
「ば、バカ! べ、別にお前が心配できたとかじゃねぇし!?」
「……魔王様にツンデレ属性はないよ?」
「知ってるよ! ツンデレ属性はモーブだろ!!」
「分かってるならいいんだけど……では、どうしてここに? ロミオ?」
「……!!」
『そこも突っ込まないでくれると助かります! 魔王様のキャラじゃないことは確かです!!』
「大人のジジョー。あんど、魔王のキャラ彷徨い中。オケ了解」
「キャラ彷徨いっておい!!」
『ってか、この間にシンデレラ帰って!!』
「え、い、いきなり!? え、えっと、帰ります!! さようなら!!」
「ちょっとまって!! まだ名前さえ教えてもらっていない!!」
『この後にすぐつなげられる勇者に役者根性が見え隠れ!?』
「ナレーターが率先して乱すなボケェ!!」
「靴を忘れてますよ!?」
シンデレラ、ダッシュで退場。
「グダグダ感が半端ねぇな」
「それツッコんじゃだーめよ」
『いやぁ、もっとちゃんとしてるはずだったんですが、脱線しまくりまして……あ、十二時の鐘のことすっかり忘れてた……』
「それっ、ちょ、一番大事なキーポイントじゃなかったっけ!?」
「いい加減にしろよナレーター!!」
「お前ら? リアルが丸出しだぞ? 今はロミオとジュリエットとナレーターだろう?」
『私はまんまなんですよねぇ』
「仕方ないだろう?」
「まあ、確かにね。さて、ぐだぐだも一掃して、いい感じにこの場面を終わらせよう!」
「ジュリエット? どうすんだ?」
「こうする!!」
暗転
「マジか!?」
ジュリエットとロミオ退場。その後、いわゆるシンデレラの話と同じように進展。
「雑!!」
『舞踏会から数日。王子はあの時あったピンクの女性を探す。と御触れを出した。手がかりは靴だけ(ということになっている)なので、まずは国中の女性たちにその靴を履いてもらって、それで見つけ出すのだそうだ』
「王子様! 今度はうちの娘たちの番ですのね!?」
イジワル継母魔王。パペット義姉盗賊。
「やっとですのね!?」
「ですのねですのね!?」
「……あ、ああ……」
若干王子引き気味。
「この家には女性は二人だけ?」
「いいえ、あたしもいますわ!!」
シンデレラ、ぼろ服バージョン登場。
「うるさいな! お前みたいな薄ぎたねぇ小娘が、王子様の探しているお方なわけねぇだろ!?」
魔王ノリノリ。
「ねぇだろねぇだろ!!」
「だってあんたみたいな灰被りが、ねぇ?」
「ねぇ?」
「そんな、酷いわ。お義姉様方!!」
「お黙り! あんたは風呂掃除と、ごみ出しと、えっと、あと何がある!?」
「あたしのドレスの手入れと!」
「あたしたちの部屋の掃除と!」
「俺の部屋の家具に艶出しと!」
「午後のお茶にはバターたっぷりのスコーンと!」
「とっても手間のかかるマカロンが食べたいわ!」
「えと、えと……チーズケーキ!!」シンデレラはチーズケーキ嫌い。
「それから、アクセサリーもきれいに磨いておいてね!!」
「ついでに、ワイングラスを曇りなく磨いておいとけ!!」
「さらに、僕のナイフもピッカピカに磨いておいてよ!!」
「最後おかしいだろぉ!! 盗賊ぅ!!」
「あ、ばれた?」
「ばれるだろうふつぅ!!」
「てへっ☆」
「どたまぶち抜くぞこのやろぉー!!」
「キャッ! お母様、シンちゃんが怖いのぉ~」
「怖いのぉ~」
「よしよし、大丈夫?」
「ちょっと! 悪いのはそっちの二人じゃないの!!」
「娘たちが悪いわけねぇだろ、あ?」
『そうですよ! それにシンデレラが強気じゃいけません!!」
「ひ、酷いわ!!」弱気になってみた。
「ハンっ! わかったらとっとと今行ったことすべて午前中のうちにやってこい! つっても、後二時間きってるけどな」
「ひ、ひどすぎるわ~」
「え、えーと、お話は済んだか?」
王子、引き気味に会話に入ってくる。おかげで口調がすこしおかしい。
「終わりましたわ」
「ましたわ~」
「では、シンデレラもここにいてほしい」
「そんな! 王子様、シンデレラはあなたが探しているようなかわいらしい娘でじゃねぇよ!?」
「そうですよそうですよ!」
「ですよですよ!!」
「それでも、です。国中の未婚の女性はすべて調べますので」
『こういってしまえば二人は何も言えなかった』
「ここで悲しいお知らせです」
「私たち、靴がはけない体なのです!」
「何故なら!」
「人形だから!!」
「な、なんてことぉ……!?」魔王棒読み
「じゃあ、あたしの番ねっ」
ぴったり
「やった、じゃああたしが……」
「おおよかった見つかった! あなたに言いたいことがあったんです!」
「はいっ」
「あなたのあの時の階段落ちは素晴らしかった!! 監視カメラで見たのですが、ちょうど生は見れなくて! もう一度やってはもらえないでしょうか!!」
「は……ぃ、え、エェ!?」
『そうなのです。王子がシンデレラを探していた理由、それは、階段落ちを見たかったから、でした~。残念でしたねシンデレラ~』
「マジで!? 恋の予感位は……?」
「まったくないな。悪いがあなたは全く好みじゃない。全身ピンクとかないわー」
『いっそすがすがしいほどに振りました!!』
「あたしの心を弄んだなぁ!!」
「なんのことだ?」
『さっぱりです』
「お前らぁ!!」
『さ、そうして一方、現在より一日前、ジュリエット側』
「スルーしないでよぉ!!」
「よっ、と!!」
「大丈夫か? 無茶すんなよ?」
「だいじょーぶぅ♪」
あのバルコニーから荷物を持った盗賊、そう、盗賊が登場。飛び降り。
「お前、本当にあの家捨ててきたのか?」
「もち♪ あんな家にこれ以上いられないわ! それに、ロミオが一緒なら百人力だしねっ」
『……そういえば、この二人が組めば、勇者なんか余裕で敵じゃないですね……トアル国も潰せるんじゃないですか?』
「そこにリアルを持ってこなーい」
「そうだぞー」
「それで、これからあそこいかない?」
「あそこ?」
「王子様のいるところ♪」
「あー、あいつな。結構いいやつだったし、いくか」
『シンデレラが帰った後で、三人は友好を深めていたのでした』
「レッツゴー♪」
『現在に戻り』
「王子様! なんて素敵な振りっぷり!!w」
「見てたのか? そんなにか?www」
「俺あんときのシンデレラの顔思わず撮っちまったぜ!!www」
「僕もだよ! あれで一週間は笑えるね!www」
「そうか? もうちょっといけね?wwwww」
「それすげえやっ♪ さっすがロミオ♪www」
「あ、あんたたち……」
「あ、やべみっかった……」
「逃げるよロミオ、王子様!!」
「もちろん!」
「城に立てこもるか?」
「そしたら追ってきたら捕まっちゃうよぉ? さすがにそれはかわいそうじゃなーいwww」
「とか言って笑ってんなし!!w」
「だってさぁ!!www」
「お、お前たち、笑いすぎだぞ、かわいそうじゃないかwww」
「笑ってちゃ真剣さがたりなぁい!」
「お前だって楽しんでるじゃねぇかよ!」
「だ、だってだなぁ……」
「待て―!!」
だだだだだっ
「え、ちょ、マジで!? マシンガンぶっ放してきたぞあいつ!!」
「ちょ、こっちレベル三!!」
「ユシャちゃん絶対当たんないでよ!? 復活できないからね!?」
「勇者もっとこっち来い! 俺の防御域に入れ!!」
「絶対防御壁! 魔王スキルだね! 名前通りで分かりやすい!」
「どこまでだ!?」
「前走れ! バドで鍛えてんだろ!?」
「わ、分かった!!」
「ぼくもいれてー」
「お前は一人で余裕だろう!」
「来んな来んな!!」
「ひ、ヒデェよぅ!!」
「待てって言ってるでしょうが!!」
「待てと言われて」
「まつやつなんてぇー」
「いるわきゃねぇだろ!!」
勇者、盗賊、魔王でセリフ分割。
だだだだだだだだだだだだだだだだッッッ!!
シンデレラ、怒りのマシンガン二刀流。
「「「こわっ!!」」」
『こうしてこの話は終わっていきますが、どうやらシンデレラ、もとい、スナイパーの怒りは終わりそうにありません。と、いうわけで、頑張ってくださいお三方!! 終わりますよ? せーのっ』
「「「『まったねー!!』」」」
「待ちなさいってばー!!」フェードアウト




