表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/84

After Story1




「わぁっ…、綺麗…!」



あたしは、車の窓から見える海を眺めていた。



「それ言うの何回目だよ」



隣で運転しながら笑う隼斗さんは、ちょっぴり焼けている。



「何回見ても綺麗なのっ」




8月25日。


松浦波瑠、本日19歳になりました。



「波瑠の方が綺麗だよ」


「……最近そういう冗談よく言うよね」


「冗談じゃないよ」



クスクス笑う隼斗さんは、今日もカッコいい。


…じゃなくて。



「ねぇ、何で誕生日のデートが海なの?

あたし遊園地とか行きたかった」



隼斗さんと同じ大学になって約5ヶ月。


大学生活はゆったりしてるけど、最初は慣れるので精一杯だった。


夏休みになってやっと遊べるようになったのに、隼斗さんは3年だから忙しくなった。



もうあまり遊ぶ時間がないというのに、選んだのは海だった。



「いいじゃん。

俺海好きだし。

俺たちの始まりなんだし」



隼斗さんにそう言われると、変に納得してしまう。



ここの海に来て、お互いが気持ちを伝えて、付き合うことになった。


言わば、あたしたちの交際の始まり。



誕生日が始まりの場所。


うん、いいかも。なんて。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ