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Another Story4




6月19日──。



竜二くんと、プレゼント選びをする日。



よし、沙柚のために頑張ろ!



「竜二くん、行くよ」


「お、おう」



あたしは竜二くんを連れて、お店の女の子向けコーナーへと入った。



もちろんそこには可愛いものが目白押しで。



「きゃー!可愛い!

……じゃなくて」



本来の目的を忘れるところだった。



「…じゃあ竜二くん。

竜二くんが可愛いと思うものを持ってきて」


「え、俺が?」


「そう。

その中からあたしがいくつか選ぶから、竜二くんはさらにいいと思うものを選んで」


「は?」


「……わからなくてもいいから、とにかく可愛いもの選んできて!」


「わ、わかった…!」




あたしは、ちょっと回りくどい方法を取ることにした。



本当は、プレゼントは竜二くんが一人で選んであげるのが一番いいんだと思う。


でも竜二くんは、女の子へのプレゼントを選ぶセンスがないらしく、プレゼント選びに協力することになった。



でも、あたしが「これがいいんじゃないか」と選んだものを渡せば、それは竜二くんからのプレゼントとは言えない。


かといって、「あたしと竜二くんで選びました」なんて言っても、ちょっと変な感じになる。



どうすれば“竜二くんが選んだプレゼント”になるのか。






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