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Another Story3




「それは、誰だって喜ばないよ…」


「え?俺は嬉しいけどなぁ…」



うん。


あなたはね。



「いい?

沙柚はね、サバサバしてるように見えるけど、実は可愛いものが大好きなの!

ぬいぐるみとか最強よ!」



あたしの言葉に、あっ!と声を出して納得したような竜二くん。



やっとわかって…



「そうか!

恐竜のぬいぐるみをあげればいいのか!」



……ませんでした。



「…わかった。

もういい。

竜二くん、一緒にプレゼント選ぼう」


「え?いいよ、俺一人で…」


「ダメ。

あたしが沙柚の悲しい顔を見ることになるから」


「……はい」



遠慮する竜二くんに、買い物に付き合うことを強要した。


そうして、買い物をする日にちと時間を決めて、その日は終わった。




あたし…何でこんなに偉そうに話せるんだろ。



疑問に思ったけど、きっとそれは、沙柚の彼氏で、彼がとても親しみやすい人柄だからだろうと、一人で納得して考えることを止めた。






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