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神秘の結晶〜世界最後の錬金術師〜  作者: 聖華
第1章〜出会い〜
20/37

皇子様

誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい


ここに来て4日目

朝早く起きて身支度して朝食食べて

昨日と同じように庭園に向かった

…昨日行った庭園の反対に位置するところに

フィリーシャさんに今日は何をするかと聞かれて、また庭園に行きたいな、なんて思ってたら思い出した

昨日の出来事を…

だから反対に位置する庭園に行くことにした

皇子様と出会いたくないから…


「ここは東に位置する庭園でして、魔力を含む花々を管理しています。他にも城の敷地内には様々な庭園がございますので気になるところがあれば案内いたします。この私が!」

「ありがとう…ござい、ます」


魔力を含む花か〜

確かにゼンの気配がする

奥に行けば行くほど魔力が強くなっていった


「ここにある花は多くの魔力を含み、周りに影響を及ぼさないものです。影響を及ぼす花は別の場所で管理されています。向かいますか?」

「はい…」


少し気になる

ボクはフィリーシャさんに案内してもらった

ついた先は大きな温室のようなところ

中は暑くなく寒くもなく丁度いい温度

そして魔力濃度が高い

普通の人じゃ耐えられないぐらい

え、この中に入れるってフィリーシャさん…

殺す気?

本当はボクのこと嫌い?

いや別にいいけど

でもよかった

魔力制御と魔力操作の練習をがんばってて


「大丈夫ですか?」

「うん…だいじょ、ぶ」


分かっててやったな

でも心配は本気だった

フィリーシャさんの心が読めない

ま、自分が大丈夫ならいいか

フィリーシャさんのことは置いといて、ボクは魔力花(仮)を見て回った


氷の花、炎の花、虹がかかっている花

たくさんの花があった

でも周りに影響を及ぼすってなんだろう?と疑問に思っていたがすぐに分かった

氷の花は近づくものを凍らせる

炎の花は氷の花と同じような感じで近づくものを燃やす

この2つは予想通りだ

でな虹がかかっている花は何だろう…

虹がかかっている花は近づくものを回復させる花だった

他にも結界を張る花や悪夢を見せる花などもあった


しばらくして満足した頃


「やぁシャルティア殿」

「え・・・?」


な、なぜ、おお、お、皇子、様?!??

いや…え?

なぜいる…?

皇子様って大体8歳ぐらいでしょ?

無理でしょ、ここに入れないでしょ

これはもう逃げるしかない!

フィリーシャさんを連れて急いで逃げた

さすがに今日は追いかけてこなかった

よかった

フィリーシャさんには心配されたが…


◇◆◇


ここに来て5日目

人見知りだが好奇心に負け城内を見学した

フィリーシャさんに頼んで人気が少ないところを

この建築方法は興味がある

でもやっぱり人の目線がつらい

少し気になりながらも見学を続けた


「ここは図書室です。ない本はないと言われるほど本が揃っています。利用する人は多いのですが大体の人は本をここで読まず別の部屋で読んでいますのでここにいる人の人数は少ないんです」

「別の部屋…?」

「はい。隣を見てください」


言われた通り見ると中ぐらいの扉があった


「あの部屋は本を読むためだけの部屋でして読み物や軽食なども備えておりあの部屋で読む人がほとんどなんです。それに多くの貴族が利用するので隠れた社交の場としても使われています。ですので図書室で読む人はほとんどいません」

「へぇ…」


隠れた社交の場…

人間がいっぱいなんだろうなぁ

絶対に近寄らないでおこう

図書室は明日利用しようかな

人がいないなら

それにない本はないと言われるほどなら錬金術師についてもなにかあるかもしれない


他にも騎士団本部や魔導師団本部

城内にある聖堂など

しばらく歩いていると人影が…


「ここにいたのか」


うっっっそでしょ

皇子様?!??

なぜいる…

いや、ここは城

いるのは当然……だが

3日連続はないでしょ!


「フィリーシャさん!」

「え、はい!」


本気で逃げました

フィリーシャさんを連れて

当然フィリーシャさんに心配された



◇◆◇


ここに来て6日目

今日は図書室に向かった

皇子様を警戒しながら

フィリーシャさん情報だと皇子様は公務が忙しいそうなので警戒しなくてもいいのだが

念には念を、だ


図書室のなかは快適だった 

椅子もあるし本を置く机もある

なにより読みたい本は魔法で自動的にボクのもとに来てくれる

取りに行かなくていいから楽だ

しかし一つ、不満がある


錬金術師についての本が少ない!

 

ない本はないと言ってたから期待してたのに…

数少ない錬金術師の本の内容も知っているものばかり

知らないものはといえば錬金術師は人間族内で幻のような存在だということだ

物語でしか知らないらしい

だからあの反応だったのか


錬金術師関連の本は諦めて他の本を探した


(この国のこと、あんまり知らないな)


そう思いリステリア帝国関連の本を探した……のだが


「また会ったね」


・・・はぁ

いやね、予想はしてた

だから警戒してたというのに…

忙しいんじゃないの?


もちろん本気で逃げました

今回はフィリーシャさんがいないので転移で逃げた




皇子様って怖い

……いろいろな意味で













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