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神秘の結晶〜世界最後の錬金術師〜  作者: 聖華
第0章~別れ~
10/37

滅亡

誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい


魔法は便利だ

こんな時になって練習しておいて良かったと思う


しばらく飛んでいると村が見えてきた

赤い炎が見える

火事にしては炎が大きすぎる

胸な奥がざわめく

嫌な予感しかしない

急いで村に向かった


「なに…これ………」


村に降りてすぐ目に入ったのは赤

視界を赤で埋め尽くされた

いま目の前に見えるのは……


赤い泉


池じゃない、湖でもない

泉だ

どんどん赤で埋め尽くされていく

そう、この赤は



燃え盛る村

地面にはたくさんの死体

その中にはばあややルーシーもいる

そう、村の人達だった


「と、父さんは?母さんはどこ…?」


そうだ、まだ両親は見つかってない

無我夢中で父さんと母さんを探した


「どこ…どこなの……」


探しても探しても見つからない

まだ生きてるのかな

少し希望を持てた


だが、すぐにそれは消え去っていった


ボクの屋敷

玄関前

そこには……


「と、おさ……かあ、さ…ん……?」


母さんを守るように父さんが覆いかぶさっている

ふらふらしながらも二人に近づいて手を握った

でも、反応しない

手も冷たくて息をしていない

死んでいるのは明らかだった


「っ……いや、やだよ…そ、んな…いやぁああぁぁあぁ」


なんで…なんで…!

ボクが何をしたっていうの…

ボクは…ボクは…


するとコロッと母さんの手からなにかがおちてきた

小さな鉱石だった


「これ、は?……ゔぁ…!?」


手にとってみると一気に頭の中に何かが流れ込んできた

濁流のように


⬜⬛⬜


『ここか?』

『そうだろ』

『村ごと潰してしまえ!!』


武装した人たちが村にどんどん侵入してくる


『あなた…』

『シアはゼギルと所だから大丈夫だろう』

『ええ、そうね』


抱き合う二人

そこらには迫る人間たち

魔法が強い村の人たちも次々と殺されていく

弱い子供まで

無慈悲に次々と殺していく人間


『いたぞ!村の人間だ!!』

『これで最後か?』


最後の生き残りである二人のもとに人間たちが迫ってかる

煌人族と知らないのだろうか

村の人達を人間と言った

二人は反抗するも相手が強すぎる

最後は反抗すらできなくなっていた


『あなた…死んでも一緒よ』

『ああ、一緒だ』


『『シャルティアの未来に栄光あれ!』』


二人は笑顔で息絶えた


⬜⬛⬜


これは、襲われた時の記憶か…

父さん…母さん…

ボク、どうすればいいの

知っていたの?

襲撃があることを

なんでボクだけ逃したの?

ねぇ、どうして…



「なんだ、生き残りか?」



誰!?

振り向くとそこに一人の男が立っていた

敵?敵なの…?

敵ならば………


殺さなきゃ


考えるよりも先に体が動いていた


「っ!」

「死ね」


錬金術で造った剣を相手に振り下ろすもかわされてしまった

何度も何度も

かわされる

だったら…


(鋼…錬金術で玉鋼を造ることはできないけど似たものは造る    ことができる

刀を(きた)えるように練って…練って…

あ、あの人鎧着てるな

でも隙間はある…鎧通しにしよう

反りはあまりつくらず、厚くして…

かの国宝、厚藤四郎(あつしとうしろう)みたいに)


思っていたものが形になる

ゼンが集まっていることがわかる

10秒もしないうちに無数の短刀ができた


「!?…これは」

「……村の仇」


浮遊魔法で勢いよく男に向けてはなった


















前回の問題の答え

・黒薔薇→増悪、恨み

・黒百合→呪い、復讐

・オレンジ色の百合→(英国で)憎しみ、憎悪

・睡蓮→滅亡

・トリカブト→人間嫌い、復讐


みんな、シアの未来を示しているようです

この先シアはどうなるのでしょうか…


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