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最終問題児 ー神山シリーズ短編集ー  作者: タッセル


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19/19

軽量化する嘘

「これは、何の試み何ですか」


どうも会社は黒木が神山のふりをしているのに、ついにうっとおしく思い始めたらしい。


それで、どうしたって。


黒木を完全に神山と扱うことに決めたらしい。


何というか...。


もうどうしようもないんだろうな、と思って神山(旧)は、家に帰った。





それから、どうしたって。


それが不思議なことに、急に黒木(新神山)はモテなくなったらしい。


なぜか。


黒木の中身をむしろ強烈に認識できるようになって、今までかっこいいと騙されてた女性が、冷め始めたらしい。


なぜだ。


神山(旧)は、世の中の不思議を実感した。


嘘が純化すると、人がクリアに見えてしまうんだ。


へえ。


で、それから黒木(新神山)は、どうしたかって。


最近、会社に行ってないらしい。


居場所がないとか、ぶつぶつ言っていたのを社員が聞いたらしい。


それでも、また別の問題起こすんだろうな、それでも、解決白気がしなかった黒木は。


神山は、全く解決した気がしなかった。

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