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抵抗するには
「お前、神山だろ」
見知らぬ男が声をかけてきた。
そして神山にわざわざ確認してきた。
つまり。普段、神山は黒木だと思われているのだろう。
「黒木だと思ったか」
返事がない。当たりだろう。
「どういう用事だ」
「あの会社のことだ」
あの会社とは、神山が所属していた会社のことだろう。
「抵抗するためのチームメンバーを集めている」
□
それから。
その抵抗チームがどうなったかと言うと。
一応、頑張って対抗を続けたらしい。
しかし結局、私利私欲の集まりになってしまってしばらくして仲違いをして分裂してしまったらしい。
組織の難しさを感じる。
そうすると、あの襲撃犯グループやら会社やら、何だかんだ続いているのは、どういうことだろう。
神山は既に会社から離れて、ほとんど本社へも行かず、支店でのらりくらりと生きていた。
今更、抵抗しても上手くいく確率は低い。
何故かというと、あの何でも屋のアングラ業種で、あれ以上いい会社が無い。
代替案になるには、覚悟が必要だった。




